゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

不妊治療「受精卵移植1個が6割」

2010-05-29 18:13:53 | 出産・育児

08年調査 多胎妊娠は大幅減

不妊治療で双子以上を妊娠する多胎妊娠を防ぐため、体外受精で子宮に移植する受精卵を1個にとどめる方法が2008年は全体の60%を超え、07年よりも13ポイント増えたとの調査結果を、国立成育医療センタ-の斉藤英和医長がまとめた。

100_7561_2 妊娠率は、体外受精後いったん凍結した受精卵の場合、移植個数が1個の方が複数個よりも少し高いなど、移植個数による差はほとんどないと判明。多胎妊娠は、08年6~7%と、07年より大幅に減少しており、1個の移植でも十分妊娠が可能だ。09年以降はさらに割合が増えているだろう。患者に多胎のリスクをより理解してもらうことも大切だ」と話している。多胎妊娠は妊婦にも胎児にも危険が大きいとして、日本産科婦人科学会は08年4月、移植する受精卵は原則1個と決めた。斉藤医長は、学会に登録された全国約600の不妊治療施設の治療動向を調査した。体外受精した受精卵を凍結せずすぐに移植する方法は07年は約6万例、凍結受精卵の移植は約4万例。凍結しない方法では、移植する受精卵が1個の割合は07年は47%だったが08年は60%に、凍結受精卵では55%から68%に上昇した。妊娠率は、凍結受精卵では07年は1個の場合は33%、複数個は31%、08年はそれぞれ34%、29%と1個の方が高く、差が拡大した。質の良い受精卵を選び、自然に近い女性のホルモン周期で移植できるためとみられる。凍結しない方法では07年は1個は21%、複数個は27%、08年はそれぞれ22%と23%だった。

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糖尿病診断1回で

2010-05-29 17:11:38 | 健康・病気

7月から新基準 学会が正式決定

日本糖尿病学会は27日、岡山市で総会を開き、日をあらためて2回の検査が必要だった糖尿病の診断を、1回の検査でてきるように改定した診断基準を正式決定した。7月1日から施行する。記者会見した理事長の門脇孝東京大教授は「診断の間口を広げ、早期発見につなげたい」と話した。これまでの診断基準は、空腹時やブドウ糖摂取後などの血糖値3項目に基準値を設定。1項目で数値が高いと再検査し、再び基準値を超えると糖尿病と診断していた。新基準は、血中の糖と結合する性質があり、過去1~2ヵ月の血統状態の指標となる「ヘモグロビン(Hb)A1c」を主な検査項目に採用。HbA1c値と血糖値の同日検査を推奨している。血糖値が高く、同時にHbA1cの数値が日本で使われている「JDS値」で6・1%以上なら、1回の検査で糖尿病と診断する。JDS値について同学会は世界で標準的な「NGSP値」に補正した表記に、1、2年後をめどに変更することも明らかにした。同じ検体でもNGSP値の方が約0・4ポイント高くなる。

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ひと月近い後れが、逆に初めて良い思い出に!?

2010-05-29 16:09:02 | まち歩き

水芭蕉を楽しく拝見・・

例年4月はじめに見ごろの時期を迎える当地、肌寒さというより冷え込み感でイマイチでした。ところが、今年は大きく遅れ5月上旬の日曜日、その上陽気も最適で初めて楽しい思いをしました。

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桜前線最終章

2010-05-29 15:37:18 | まち歩き

今年の花の時期、当地は土日に意外と楽しんでいます・・

今週初め、最北の地、稚内での桜の開花の便りが届きました。ここ当地での公園も、三種類の桜を毎年楽しんでいます。4月中旬に早咲きのエゾヤマザクラ、ソメイヨシノ、最後は八重桜の紅エゾヤマザクラです。平日は雨模様の上、寒さも厳しいのが土日は過ごしやすい日にめぐり合い、先日の日曜日は紅ざくらが満開でした。

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心と身体にやさしいダイエット!?

2010-05-26 17:38:49 | ダイエット

カロリ-意識の落とし穴

食べるという最大の喜びを封印して、摂り合えずインスタント食品などで体重の増減を極力抑制する。その上で栄養のバランスをサプリメントで徹底的に補充するなどの新人類もいらっしゃるようです。人夫々の生活観を決して否定するつもりはありません。でも、多くの人は食事を楽しみ、その結果として体重過多に悩んでいるのが現況と思われます。そのことは、意識調査でも顕著です。ダイエット情報が氾濫しています。その中で最も説得力ある、常識的な回答に摂取カロリ-を消費カロリ-より減らせばよいとの当たり前な言及です。だが、日常的に欲している食事量を簡単に減らすなどは容易なことではありません。そこで、ついつい食べて減らす情報に敏感に反応します。その上、摂取量のト-タルで少しでも減らそうと勝手にイメ-ジして、貴重な栄養素を減らすおろかしい行為を履行しているようです。

  • 5代栄養素の役割を再認識する。
  1. たんぱく質(動物・植物性)は体の部品を生成する元。
  2. 脂肪は細胞を形成する。またホルモンの材料。
  3. 炭水化物(ごはん・パン・うどん類・イモ類などのでんぷん質)はブドウ糖に変換して主にカロリ-源となる。
  4. ビタミン・ミネラル(野菜・海藻類)は補酵素・補因子とて還元剤を担う。

※それぞれ貴重な役割を担っているにもかかわらず、イメ-ジとして肉類を高カロリ-と決め付け、筋肉の材料となるタンパク質(変換してアミノ酸)の摂取を控えてしまう。結果、脂肪過多のフタフタとした体系になる。

  • 但し、3日も連続で焼肉バイキングなどを食すと糖尿病と類似た脂肪過多体質になる。

※主としてエネルギ-源のブドウ糖に変換しやすい、糖分は砂糖類・果物などの単糖類やでんぷん質(ごはん・パン・めん類など)などの多糖類を食すと即血糖値が上がります。体内でエネルギ-が分配されるメカニズムが働きます。

  • 急激にアップする血糖値を正常化するために、膵臓から分泌されるインスリンの働きで変換作用が働き、肝臓を経由して体内に脂肪として蓄積されます。肥満の原因。

※そこで、ダイエットを多方面から考察してきた結果、如何にインスリンの分泌を抑えるかがキ-ポイントであることが認識されました。

  1. おいしいおかずは“ごはん”を食すためのものではなく、それぞれが、必要不可欠な主力品である。
  2. 食べる順番を重点化する。始めに食物繊維類(葉野菜・海藻類など)を重点的に食すと血糖値の上がりを押さえられる。その後、根菜類・汁物・魚肉や肉類などと進み最後にごはんまたは玄米食などを食す。仕上げに、果物(リンゴ・バナナなど適宜好みを二分の一カット)・固めの焼き菓子など少々。歯応えは脳を活性化する。
  3. 最後は、好みの飲み物で食事の満足感や胃に血流の集中を緩和する。(但しコ-ヒは体を冷やすため、極力さける。紅茶・ジャスミン茶などの発酵食品を常食する)
  4. 食後は即行動。後片付けをする。散歩に出かける。(インスリンの抑制)
  5. 間食習慣の是正(脳が習慣化を促進)、この時間帯に買い物に出かけるなどの欲求を他に気をそらす。

※キャベツダイエットの成功は、始めの食物繊維を大量に摂取することで、血糖値の上昇を抑えることで可能となります。まるかんダイエットで成功したパタ-ンは食の好き嫌いや食す習慣が希薄な食物繊維を飽きさずに手軽に食す代替品として活用した方々です。食事の始めに、食物繊維の代替品としてスリムドカンびっくりスタイルを利用することで気軽に簡単に可能となります。でも、あくまでも上記の食事方法が基本となることをくれぐれもお忘れなく。

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和食好き うつ少なく

2010-05-26 12:53:32 | 健康・病気

医療研発表 症状の頻度半分以下

100_7668 野菜や大豆食品、果物、階層などをよく取る「健康的な日本食パタ-ン」の人は、うつ症状の頻度が半分以下だった-。こうした傾向を国立国際医療研究センタ-の南里明子研究か員や溝上哲也部長らが見つけ、論文を19日付けの欧州臨床栄養学雑誌電子版に発表した。食事のパタ-ンに分けて解析した研究は欧州に2例あるが、日本では初めてという。南里さんは「自殺者が1998年以来年間3万人を超え、うつ症状も増えているが、食事も視野に入れ、日本食の価値を見直したらどうか」と提言している。研究グル-プは2006年、福岡県の勤労者(21~67歳)521人に、1ヵ月間に食べたものを質問票で尋ね、それを基に食事のパタ-ンを調べた。同時に、世界的に広く使われている質問票でうつ症状を聞いた。統計手法で「健康日本食」「肉などが多い動物性食」「パンなどの洋風朝食」の3種類について、各人の食事パタ-ンを強、中、弱に3分類、うつ症状との関連を見た。健康日本食パタ-ンの傾向が強い人は、その傾向が弱い人に比べ、うつ症状の頻度が44%と低かった。動物性食と洋風朝食のパタ-ンでは、うつ症状との明白な関連は見られなかった。

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生きた細菌 合成ゲノムで

2010-05-25 12:51:22 | ニュース

米研究チ-ム 世界初、人工生命へ前進

100_7669 [ワシントン共同]人の工的に合成した細菌のゲノム(全遺伝子情報)を別の細菌の細胞に組み込み、生きた細菌を作ることに成功したと、米国のクレイグ・ベンタ-博士が率いる研究チ-ムが20日付けの米科学誌サイエンス(電子版)に発表した。ウイルスを人工的に作った例はあるが、ゲノムがより複雑な細菌での成功は世界初という。細胞膜や細胞内の物質は人工合成していないため完全な「人工生命」ではないが、その実現に近づく画期的な技術と言える。チ-ムは今後、バイオ燃料を製造したり、有害物質を分解したりする有用な微生物作製を試みたいとしている。一方、人工的な生物を環境中で利用した場合、ほかの生物や自然環境にどのような影響を与えるのか未解明な点が多い。生物兵器開発に利用される恐れも指摘され、規制を求める声も強まりそうだ。作製したのは、「遺伝情報として約100万個の塩基対を持つ「マイコプラズマ・ミコイデム」という細菌とほぼ同じゲノムを持つ細胞。チ-ムは、ミコイデスのゲノムの設計図を基に千塩基対程度の短い情報を持ったDNAの断片を化学的に合成。さらに、DNA断片を大腸菌や酵母菌に組込んでつなぎ合わせ、完全なゲノムを合成した。次に「マイコプラズマ・カプリコルム」という別の細菌を特殊な液体に入れて本来のゲノムを失わせ、そこに合成ゲノムを移籍。すると、カプリコルムの細胞内で合成ゲノムが働き始め、細胞の自己複製が始まった。また、この細菌の外見は正常なミコイデスに似ていたほか、ミコイデスと同じタンパク質しか生成しなかったという。

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ピロリ菌が作る発がんタンパク質

2010-05-22 17:17:36 | 健康・病気

細胞侵入 仕組み解明

東大大学院医学系研究科の畠山昌則教授(微生物学、前北大教授)らが、胃がんの原因となるヘリコバクタ-・ピロリ菌が自ら作る発がんタンパク質CagA(キャグエ-)を胃の細胞の中に送り込むメカニズムを、初めて解明した。今後、CagAの侵入を阻止できるようになれば、ピロリ菌除菌とは別の新たな胃がんの予防法につながる成果と期待される。

畠山東大教授ら 胃がん予防に期待

20日発行の米科学誌セル・ポスト・アンド・マイクロ-プで発表した。北大在職時の2007年、畠山教授らは、ピロリ菌が胃がんを起こすメカニズムを分子レベルで解明した。だか゛ピロリ菌がCagAをどのように細胞に入れるかは未解明だった。今回は、ヒトの胃の上皮細胞による試験管内の実験で、この仕組みを突き止めた。畠山教授によると①ピロリ菌が胃の細胞に触れると、細胞表面を覆う細胞膜の表と裏が一時的に入れ替わる②本来は細胞膜の裏側だけに存在する特殊なリン脂質が細胞の表に現れ、CagAと結合③両者の相互作用でCagAが細胞内へと移る-という。胃がんの死者は国内で年間5万人。畠山教授は「発がんタンパク質の侵入を抑える手法は、抗生剤が効かす除菌できない耐性ピロリ菌感染者に対して、胃がん予防の有効な手段になり得る」と話している。

ヘリコバクタ-・ピロリ菌と胃がん:ピロリ筋はらせん状(ヘリコ)の細菌(バクタ-)。口から感染するとされ胃などの粘膜にすみつく。胃炎、胃や十二指腸の潰瘍、胃がんの原因。感染率は中高年ほど高く若年者は低い。国内感染者は6千万人。抗生剤の服用で除菌できる聞かない耐性菌も増えている。畠山教授らが既に解明した、ピロリ菌が胃がんを起こすメカニズムは次の通り。ます゛、胃に感染した菌が発がんタンパク質CagAを胃の上皮細胞に送り込む。次に、CagAが細胞内の別の2種のタンパク質と結合。細胞同士の結合が壊され、異常な細胞増殖が始まり、がん発症に至る。

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マウス細胞で「人の指」形成

2010-05-20 16:36:07 | 健康・病気

東大チ-ム

100_7623 培養したマウスの皮膚細胞で人の指の形=写真、竹内昌治・東京大准教授提供=を作ることに成功したと、東京大生産研究所のチ-ムが先月30日、発表した。ゼリ-状のコラ-ゲンで作った直径約0・1㍉のビ-ズに細胞を付着させ、長さ約3㌢の指をかたどった鋳型に約1千万個を詰め込んだ。約24時間後に取り出したところ、細胞同士がくっついて指の形に一体化していたという。骨や血管、筋肉などの内部構造はまだないが、再生医療への応用が期待される。チ-ムは昨年、同様のビ-ズ約10万個を使い、身長約5㍉の人形を作るひーことに成功していた。竹内昌治准教授は「いろいろな種類の細胞を適材適所に配置して、よりリアルな組織づくりに取り組みたい」と話している。

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うまさ追い30年 結実「道産米の挑戦」

2010-05-20 16:10:18 | ほっかいどう関連情報

栽培・管理の技術も向上                                                      北大大学院農学研究院准教授 川村周三さん

今や道産米は日本で一番おいしくなりました。「根拠を示せ」とよく言われます。私が1991年に全国各地のコメを集め初めて食味試験をした時は「きらら397」が6位に入る程度。ところが、2004年に再び試験をした時には「ほしのゆめ」など道産米が上位を独占しました。1回の試験では信頼性が足りないため、その後3年続けましたが、やはり同じ傾向でした。全国各地の「コシヒカリ」の多くは道産米よりも低い評価でした。ブランド力は絶大でも、特に暖かい地域で作られたコシヒカリは食味に劣るなど、品質のばらつきが大きいのが実情です。道産米の転機となったのは、きららの開発でした。耐冷性を確保したまま、コシヒカリの血統を入れることに成功したのです。また、コメは含まれるタンパクが多いと、硬くて粘りが少なくなってしまいますが、このタンパクを抑えるため、道内の農業試験場が90年代から、肥料を少なくする栽培技術を農家に広めてきたことも奏功しました。道内の農試や大学、農業団体でつくる組織を中心に、収穫後の管理技術の開発に力を入れてきたことも大きい。96年に上川管内鷹栖町にコメを乾燥・貯蔵する大型のカントリ-エレベタ-ができました。そこでは、トラック1台ごとに荷台のコメをタンパク値などで自動選別する装置や、脱穀した玄米を色で自動選別する装置など道内独自の技術を実用化しました。加えて、モミのまま選別・保管したり、冬の外気を使って超低温で貯蔵する独自技術もあり、多くは2002年ごろまでに道内約30ヵ所で順次完成したカントリ-エレベ-タ-に導入されました。味に敏感なコメ卸しの方々から「道産米はおいしくなった」と言われるようになったのはこのころからです。今では北海道を手本に、道外でもこれらの技術を入れる動きが出ています。品種改良に加え、栽培技術、収穫後の管理技術の3本柱があったからこそ、高い評価を勝ち得たと言えます。

かわむら・しゅうそう 83年北大大学院農学研究科博士課程修了後、同年4月から同大助手。97年助教授(07年から准教授)。専門は収穫したコメの管理技術など食品加工工学。広島市出身。56歳

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農業は変わったようです「灯油使わず温室栽培」

2010-05-18 17:43:34 | 環境問題

価格高騰 エコにも貢献 ビニ-ル二重 地熱の研究着々

100_7624 原油価格か゛高止まりする中、道内の農家で灯油や重油など化石燃料を使わない栽培方法が広がっている。ビニ-ルハウスを二重にして太陽光の暖かさだけで栽培する方法などがあり、成育は若干遅くなるが野菜に甘みが増すと好評だ。建材メ-カ-は灯油を使わず地熱を利用した栽培方法の開発も進めており、「地球にも、農家の財布にもやさしい」と実用化を期待する声か大きい。

ハウス13棟でホウレンソウやカリフラワ-などを栽培する伊達市農協野菜生産部会の副会長大滝貢さん(46)。「周りでも、暖房を使わない野菜栽培が増えてます」と話す。3月下旬、外気が氷点下1~同4度でも、ビニ-ルを二重にかけたハウス内は、暖房がなくても3~4度、1日平均で10度を保てる。大滝さんは、寒さに弱いトマトを栽培する3棟では専用の灯油スト-ブを使っており、栽培を始める3月中旬から2ヵ月間、室内を14度ほどに保つ1棟あたり2千㍑の灯油が必要になる。燃料費(1㍑73円換算)は1棟で約15万円に上るが、ホウレンソウなどの無加温栽培では灯油代がかからない。道立花・野菜技術センタ-(滝川市)によると、無加温栽培は8年ほど前から道内で始まった。12月上旬に種まきし翌春に出荷する「縮みホウレンソウ」にも導入され、近年、渡島管内や噴火湾周辺に広がっている。胆振管内むかわ町ではレタスにも導入している。ただ、ビニ-ルを二重にするなどの作業に手間がかかる上、厳寒地での栽培はまだ、難しい面もある。一方、建材メ-カ-積水化学北海道(岩見沢)は道内の大学などと化石燃料を使わない農業用の暖房器具を共同研究している。ポリ塩化ビニ-ル管を地中に埋め、管に取り込んだ外気を地熱で暖めてハウスに送る方法だ。道東で行った試験では、氷点下30度の外気が0・8度に上昇。逆に夏季の外気32度を19度に冷やした実績もあり、実用化に期待が高まっている。管の埋設など初期工事に数百万円かかり、コスト削減が課題だ。石油情報センタ-によると、道内の3月の灯油価格は1㍑79円と前年同月比で11円高い。今後も長期的には高止まりする見通しで、農家の間に無加温栽培がさらに広がるとみられる。

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関節炎防ぐ分子発見

2010-05-17 14:04:53 | 健康・病気

成育医療研 軟骨分解酵素を抑制

100_7646 老化や免疫異常により関節の軟骨が破壊され、痛みや運動障害の症状が出る関節炎を防ぐのに重要な役割を果たす小さな分子を見つけたと、国立成育医療研究センタ-の浅原弘嗣システム発生・再生医学研究部長らが12日付け米科学誌電子版に発表した。マウスの実験で、この分子を増やすと関節炎になせにくいことを確かめた。浅原部長らは、人間やマウスの軟骨細胞に、マイクロRNAという分子の一種「mir140」が多く含まれることに注目。遺伝子操作でこの分子をほとんど持たないマウスを作り、人為的に関節炎を発症させると通常のマウスに比べて軟骨が大きく損傷した。この分子を増やすよう遺伝子操作したマウスでは、軟骨の状態が良好だった。関節炎は、軟骨を構成するタンパク質が「ADAMTS5」という酵素によって分解されるのが主な原因だが、mir140は、この酵素の働きを抑えていた。この分子をほとんど持たないマウスは、手足や尾が短くなり、動物が誕生する「発生期」の骨格形成に重要な役割を果たすことも判明した。RNAは通常、DNAの情報を写し取りタンパク質の合成を担う。だがマイクロRNAからタンパク質は合成されず、従来は「がらくた」と考えられていたが、別の働きをすることが分かってきている。

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緑のちから花のちから “ガ-デンだより”

2010-05-12 15:18:45 | ガ-デニング

キッチンガ-デン「野菜栽培 美をプラス」

100_7625 ガ-デニングの先輩国・英国で「キッチンガ-デン」が流行の最先端を走っている。庭に野菜を取り入れる際、実用一点張りではなく、美しさを加味する、という考え方、それが「キッチンガ-デン」だ。5月はキッチンガ-デンでも野菜の植え付けの月。今年のように野菜が高騰すると、少しでも早く種をまいて、と生活防衛策を練っている人もいるのではないだろうか。野菜作りファンは確実に増えている。私たちの周りでも、最近、自宅の花の庭を野菜の庭へとシフトする人が多い。もちろん「ガ-デン」というからには、デザインを工夫し、野菜だけでなく花も植える。エディフラワ-(食べることのできる花)やハ-ブが、野菜と一緒に植えるのに相性がよい。スイセンなど毒性の植物は避けたほうがいい。また、1度の収穫で食べてしまう野菜だと、それでおわりで、場所の有効利用ができない。狭いところには、日々収穫ができるものを植えるのが鉄則。△トマトやナス、シシトウなど、収穫してこそ次が育つもの△非結球レタスなど外側の葉からかき取り、食べていくことができる野菜△パセリ、チャイブ、パジル、シソなど、使う分だけを摘み取るもの-が、狭い庭やコンテナ栽培のキッチンガ-デンにお薦めだ。品種選びも重要。2年前くらいから大手種苗メ-カ-も一斉にトマトを中心とした野菜販売に力を入れている。一般的な大玉トマトは、北海道の露地で育てるのは難しく、寒い夏だと多収は期待できない。それに比べ、ミニ系トマトは確実に収穫できる品種が多く、ベランダのコンテナでも簡単に作ることができる。かく言う私も、10年以上前から個性的なトマトに首ったけ。トマト熱にうなされ、毎年50品種前後のトマトを試している。

100_7626 個性的な野菜と出会うのはとても楽しい。育てて味わうことができる上、とても造形的。色も形にも花にはない魅力がある。育てる時には園芸家冥利、料理する時は主婦冥利、観賞する時にはア-ティスト冥利にも尽きる。そう感じているのは私だけじゃないと思う。(梅木あゆみ・ガ-デナ-)

                                                                                                                                       トピックス トマトは地温が十分上がってから植えつける。実は一定の方向に付くので、花の付いた方を収穫する側にする。考えないで植えると、実が収穫しにくくなる。乾燥気味で育てたほうが甘くなる。

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iPS治療に指針案

2010-05-06 17:20:58 | 健康・病気

医療機関と国が二重審査

さまざまな細胞になることができる万能細胞「iPS細胞」や「胚性幹細胞(ES細胞)」を人間の治療に使う臨床研究の際に、医療機関の倫理審査委員会と国による審査というダブルチェックを受けるなどの手続きを盛り込んだ指針案を厚生労働省が30日、公表した。指針案によると、iPS細胞は当面、提供した本人への使用に限定する。厚労省は人間の胚の利用に関する基準をつくる予定で、ES細胞はそれまでは使えない。厚労省は、大人の体にもある「体性幹細胞」を治療に使う場合について「ヒト幹細胞を用いる臨床研究に関する指針」を定めているが、この指針にiPS細胞やES細胞などに関する規定を新に盛り込む。対象は体性幹細胞、iPS細胞、ES細胞のほか、これらから作製した幹細胞や体細胞。分化した体細胞からiPS細胞を経由せずに直接作製した別の体細胞や幹細胞を含む。最近、マウスの尾の細胞から神経細胞を作製した例や皮膚細胞から軟骨のような細胞を作った例が報告されている。治療は、病気やけがで失われた臓器や組織の再生が目的で、初めて人間に使う幹細胞の場合は、生命を脅かす重い病気などに限定。ほかの治療と比べ効果が優れていると予測されることなどを条件にし、腫瘍ができないかどうかなど安全性に特に配慮をするよう求めた。

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においと味の不思議「混ぜることがおいしさの秘密」[25]

2010-05-06 16:45:19 | うんちく・小ネタ

グルメな生活 細胞のおかけ゜

甘味、うま味、塩味などの味は、体に摂取すべき食べ物であることを伝え、苦味や酸味は食べてはいけないことを伝えるシグナルである。一方で、われわれの味覚は、あそこの店はおいしい、あそこの店はさほどおいしくないと判断できる。この時、うま味のシグナルであるグルタミン酸の含まれている量の多さで判断しているわけではない。そうだとしたら、うま味調味料を多く使っている店がおいしい店となってしまう。味覚は、不思議な感覚である。味細胞には、五つの基本味をそれぞれ厳密に区別して受け取るタンパク質が存在している。しかし、一つの味細胞は、それらのうちの一種類だけを持っていて特定の基本味だけに応答する、というわけではない。それに加えて、味細胞の中には、自らは味物質そのものを受容するのではなく、複数の味情報を混ぜ合わせるのを役割とするものも存在することがわかってきた。これは、生物が生きていく戦略から考えると大変重要である。酸っぱければ食べないという単純な判断をしていると、栄養はあるか゛少し腐っているものについて、食べる機会を逃し、生きる機会を逃すことにつながる。野生動物にとっては生死に関するぎりぎりの判断を下すための味の情報処理機構が、われわれについては、店ごとの味の違いを楽しむようなグルメな生活を可能としている。このコラムも2年が過ぎ、今回が最終回となる。まだまだ、味とにおいについて面白いことがたくさんあり、どこかでまた、話題を提供できる機会を楽しみに筆を置きたい。(柏柳 誠=旭川医大医学部教授)

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