街から見渡たせる連山に、残雪が消える六月、北国でもようやく 過ごしやすい季節です。そんなほんのつかの間の夏の訪れを告 げる風物詩、YOSAKOIソ-ラン祭りが当地サッポロで開催され ました。今年は節目の十五回目、地元メディアも盛んに特集を組 み、色々な角度から視点をあてた記事が取り上げられたことに、 より興味と最終ファイナルには例年以上に感動を共有できました。 まず第一にアンケ-トで、祭りそのものの賛否を質問していました が、これが僅差でのほとんど五分という結果だったとの事です。 これは運営方法や形態方法、参加の出費、出演者のホンノ一部 の人たちのマナ-の悪さ、桟敷席の入場料の徴収など等・・・でも 批判があるぶんだけ、非常に関心が高いといえます。 何事も取り行うときは経費がかかる。このことをクリアする為に、 十五年前協賛金集めからスタ-トしたと聞いています。参加条件 を厳しくしたのも、観賞にたえらりるチ-ム編成にした。目標を設定 することによって、個々のアイデンティを引き出す。その練り上げた 技術とチ-ムワ-クに素人集団でも感動を与えることが出来る。 そのことを実践してどんどん輪が拡がって、出場チ-ムの半数 以上がすでに道外とのことで、これには驚かされました。
他府県の参加状況が表示され、不参加は四国の愛媛県と中国 地方の鳥取県だけとのことです。逆に道内の地方の過疎化によ る、人数確保の難しさから、永年連続参加も今年が最後との地 域も紹介され、話題になった年でもあったようです。 よく祭りで言われる『踊る阿呆に、見る阿呆、同じ阿呆ならおどら にゃソンソン!?』と関西の方では言われるようですが、祭り好きに とって、一度参加した経験は何物にも変えがたく、賞を目指すチ -ムには厳しい規律が存在し、諸々の事情で離れざるを得なかっ た人たちが、集まって楽しく参加している。そんなチ-ムの紹介や JRチ-ムとして、旅をして祭りに参加のイベントにホテルの一室で、 短時間特訓をして祭りを満喫していました。その中にマラソン競技 の解説でお馴染みの、益田明美さんがご主人と昨年に引き続き、 参加されていたのは印象的でした。過疎化対策に主催者側として 何が出来るか、そのためのテコ入れに動いたり。他の地域への 普及活動のために東京に出先機関を設置。あのリオノカ-ニバル で有名な、ブラジル在住の日系人が、何年か前に来道。この祭り に感動し、ただ今普及中とか。そんな彼が近ずく移民百周年に、 本場のチ-ムを招待し記念を盛り上げたいなどとの二ュ-スに、 他のパリ祭などの有名ブランドに匹敵する要素を秘めている。 祭りのファイナルでの感動は、しばしの間人々の口に上り、祭りを 盛り上げてくれた、参加者に「楽しませてくれて、有難う」の感謝の 言葉は多数の人たちの思いのようです。