゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

受動喫煙で年6800人死亡

2010-09-29 16:29:39 | 健康・病気

厚労省研究班推計 女性の被害大

受動喫煙が原因で肺がんや心臓病で死亡する成人は、国内で毎年約6800人に上るとの推計値を厚労省研究班が28日、発表した。女性が約4600人と被害が大きく、全体のうち半数以上の約3600人は職場での受動喫煙とみられる。主任研究者の望月友美子・国立がん研究センタ-ブロジェくトリ-ダ-は「年間の労災認定死が約千例であることを考えると、甚大な被害だ。行政と事業者は、労働者の健康を守る責任があることを認識すべきだ」と話している。研究班は、2005年に実施された受動喫煙状況に関する調査を基に、たばこを吸わない成人約7600万人のうち、女性(約4800万人)の約30%と男性(約2800万人)の約6%は家庭で、女性の約20%と男性の約30%は職場でそれぞれ受動喫煙にさらされていると推定(重複あり)。受動喫煙により、肺がんや虚血性心疾患などの病気になる危険性が1・2~1・3倍になることが国際機関や同センタ-の疫学調査により明らかになっており、受動喫煙によって増えるリスクから死者数を推計した。その結果、肺がんで死亡した女性(年間約1万8千人)の約8%と男性(同約4万9千人)の約1%、虚血性心疾患の女性(同約3万4千人)の約9%と男性(同約4万2千人)の約4%の計約6800人は受動喫煙が原因と判断した。女性が約4600人、男性が約2200人で、このうち職場での受動喫煙は男女とも約1800人。

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親知らずからiPS細胞

2010-09-28 14:12:15 | 健康・病気

産業技術総合研 効率は皮膚の100倍以上

親知らずりもとになる「歯胚」の細胞から、さまざまな組織の細胞になるとされる人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作ることに産業技術総合研究所(兵庫県尼崎市)のチ-ムが成功し、27日発表した。                          通常使われる皮膚の細胞から作るよりも100倍以上効率が良く、できたiPS細胞から腸や軟骨、神経、心筋の細胞ができることも確認した。チ-ムの小田泰昭さんは「抜歯の際に捨てられててた親知らずの歯胚組織から安全なiPS細胞を効率よく作れた。再生医療に必要な細胞バンクの設立に貢献できる」としている。                                                チ-ムは凍結保存していた10代の3人の歯胚細胞から、効率を上げるのに使用される、がん遺伝子cMycなしでiPS細胞を作製。cMtcを使わない場合、皮膚の細胞では0・001%以下の効率が、歯胚では0・1%以上のものもあった。同じ歯胚からとった細胞でも、PAXIPIという遺伝子が活発に働いている細胞からはiPS細胞が特に作りやすかった。今後、この遺伝子を解析し、iPS細胞が効率良くできる仕組みの解明を目指す。成果は、米科学誌に掲載された。

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気分がよくなる薬

2010-09-27 17:40:38 | 健康・病気

「うれしい」「悲しい」「がばるぞ」などといった、私たちの心の動きは、実は、脳細胞から出されている神経伝達物質によってコントロ-ルされていることが判ってきました。注意力や集中力、怒りやおびえといった心の動きにはノルアドレナリン。愛情や満足といった感情にはセロトニン。快感、我慢強さや気持ちの抑制にはGABA。そして、幸せや快適感にはβエンドルフィンが関連しているのです。なかでも脳内麻薬とも呼ばれるβエンドルフィンは、身体が苦痛を受けると増加することが知られています。マラソンなどの際に分泌されると、苦痛を和らげるだけでなく、快楽感をもたらし「ランナ-ズハイ」と呼ばれる状態になることが判っています。また出産時にも、通常の2倍から6倍くらいまでに濃度が増加し、痛みを和らげるとともに不安感や不快感をなくし、緊張を解きほぐしてくれます。                   βエンドルフィンの分子構造は、麻酔薬のモルヒネによく似ていて、その鎮痛作用は、モルヒネの6・5倍もあるといわれています。人体は、脳の中で、モルヒネに似た物質を自然に作り、苦しみに耐えられるようなシステムを形成しているのです。                                                               このほか、βエンドロフィンには体温の変動や血圧の低下、食欲の増進、呼吸の抑制、さらに、学習効果の促進といった作用や免疫細胞を活性化させる働きもあるようです。また、皮膚でもβエンドロフィンが作られていて、肌荒れを改善したり、メラニンの生成を抑制し、精神的にリラックスさせたりする働きをもつこともわかってきていまます。

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カルシウムの重要度

2010-09-27 16:25:15 | 健康・病気

カルシウムは、細胞の増殖・分化・運動・分泌といった、生命を維持していくうえでなくてはならない物質です。カルシウムが不足すると細胞は生きていられません。

  1. 骨は人体の持つカルシウムの99%を貯蔵している。体重60㌔㌘でⅠ㌔㌘の備蓄量です。
  2. 神経から刺激が筋肉を作る束、筋線維の表面を伝わって筋原線維をとりまく膜に伝わると蓄えられていたカルシウムが放出される。
  3. 放出されたカルシウムは、筋肉を構成する2つのタンパク質にふりそそぎ、それが引き金となって2つのタンパク質アクチンとミオシンがすべり合う。こうして筋肉は動く。
  4. 筋肉が収縮するのにカルシウムが重要な役割をしている。人間の動作の元になっている筋肉の収縮がカルシウムの役割。
  5. カルシウムの別名「いのちの炎」と呼ばれています。それほどカルシウムは大切な物質です。
  • 骨は重力や運動の刺激がないと、骨を作る骨芽細胞と古い骨を溶かす破骨細胞とのバランスが壊れてしまいます。無重力状態に近い寝たきりが長期化する骨格が細く、もろくなっていきます。
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筋肉の鍛え方

2010-09-25 19:42:44 | 健康・病気

筋肉を鍛えるには、休みなくトレ-ニングをし続ける必要があるりでしょうか?実はそうではありません。トレ-ニングの合間に急速し、筋肉を休めることがとても大切なのです。筋肉は「超回復」といわれる現象により増加します。これは、筋力トレ-ニングを行うことにより一度破壊された筋肉が、24~48時間くらいの休息をとることによって、トレ-ニング前より総量が増えて回復するという性質を利用したもので、適切な休息を与えることで、前よりも線維の太い、大きな筋肉が出来るのです。ですから、休み無くトレ-ニングを続けるのは、筋肉の破壊だけを繰り返していることになり逆効果なのです。                                                            筋肉には、いくつかの種類があります。ます゛、自分の意思によって動かすことができる「随意筋」と意思とかかわり無く動く「不随意筋」に分けられます。随意筋は「骨格筋」と「皮筋」に分けられ、骨格筋は、収縮がゆっくりした筋肉繊維でできている「遅筋(赤筋)」と、収縮するスピ-ドが速い筋肉繊維でできている「速筋(白筋)」に分けることができます。遅筋には、ミオグラビンという赤血球成分に似た物質が多いため、別名「赤い筋肉」と呼ばれます。一方、速筋はミオグラビンが少なく、見た目も白いので、「白い筋肉」と呼ばれています。                         スポ-ツ選手を調べて見ると、重量挙げ、砲丸投げ、短距離走、跳躍などの選手では速筋。マラソン、スキ-距離などの選手では遅筋の比率が高いことがわかりました。生まれたときは、速筋と遅筋の比率はほぼ同じですが、その後の鍛え方で少しずつ割合が変わるといわれています。また、男性の方が、女性に比べて速筋の比率がやや高いようです。

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骨・筋肉

2010-09-25 18:57:21 | 健康・病気

人体の骨格

  • 頭蓋骨・背骨・肋骨(全部で12対)・骨盤・大腿骨・その他両腕・両脚・両手足で構成されています。人体を支える骨格は全部で206本です。
  • この骨格をなめらかな動きをもたらすのが500以上もある筋肉です。
  • この地上は常に1Gという重力がかかっています。この条件下で満たす要件。
  1. ①強くて丈夫、②軽い、③変化・成長する、の3つの条件が必要です。
  2. そのためには骨は、力のかかるところは太くできていたり、中を空洞にすることで丈夫な構造になっていたりしています。
  3. 骨の成長が終わるまで、だいたい女性で15年半、男性では18年かかりその時点で206本に成る。
  4. 骨は骨細胞で出来ており、骨芽細胞で作られ破骨細胞で骨の成分であるカルシウムを溶かしていく。“破骨細胞”によって古い骨が溶かされるとその後に“骨芽細胞”がカルシウムを分泌して新しい骨を作り直していく。
  5. 破骨細胞と骨芽細胞の2つの細胞のバランスのとれた働きで骨は2年半で全て入れ替わってしまう計算になるということです。
  6. 人間が歩いたり走ったり出来るのは、筋肉の動きが骨を自由自在に動かしているからです。
  7. 筋肉の場合は、ただ縮むことしか出来ない。それでいて複雑な動きが出来るのは、500以上もの筋肉がそれぞれの目的にあわせて絶妙にちりばめられているからです。
  8. 筋肉はいくつもの筋線維束からできいいる。筋線維束は筋線維が集まってできています。さらに、筋線維はたくさんの細胞が集まって出来ていて、太さは0、1㍉、長さは数センチ。その筋線維は、太さ幅1ミクロンの細長い筋原線維が集まってできています。
  9. 筋原線維の中は、2種類のタンパク質が規則正しく並んでいます。アクチンとミオシンで成り立ち、この2つが互いに働きあって筋肉は収縮する。
  • これらの骨や筋肉は、無重力状態ではどんどん減少してしまいます。
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背を伸ばす薬 !?

2010-09-25 16:30:11 | 健康・病気

身長が伸びるのには、成長ホルモンという物質が欠かせません。脳の脳下垂体では、成長ホルモン、甲状腺ホルモン、副腎皮質刺激ホルモン、性腺刺激ホルモン、プロラクチン、抗利尿ホルモンという6種類ほどのホルモンを生産していて、また各臓器に不足しているホルモンを送るはたらきををしています。このうち、成長ホルモンは、最も破壊されやすい場所で生産されているため、脳下垂体が形成されなかったり、形成が十分でなかったりして、成長ホルモンがつくられなくなると、低身長症になってしまいます。低身長症というのは、平均身長よりどれくらい低いか、という診断基準によって判定されていて、ただ単に「背が低め」というのとは異なります。低身長症の原因は、原発性のものなど8種類以上ありますが、このうち8割近くを成長ホルモンの注射で治療できないものが占めています。治療が可能な低身長症は、下垂体性のものとタ-ナ-症候群のみですが、成長ホルモンを毎日注射することにより、身長増加率は、治療前の3~5㌢程度から、治療後には7~12㌢程度になります。                             しかし近年、分子生物学の研究が進んだことにより、成長ホルモンの受容体遺伝子の構造がわかり、低身長症の発症の仕組みが明らかになってきました。また、成長ホルモン遺伝子の構造が異常で、正常に働かない成長ホルモンが分泌されるためにおこる場合があることもわかつてきました。こうした研究によって、低身長症の治療薬が開発される日もそう遠くないかもしれません。

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iPS細胞で白血病治療

2010-09-25 15:16:34 | 健康・病気

北大成功 マウスが長期生存

100_7938 さまざまな細胞になる能力がある人工多能性細胞(iPS細胞)から、免疫細胞の一種で抗腫瘍効果があるT細胞を作製し、白血病のマウスに注入して治療する実験に成功したと、北大遺伝子病制御研究所の清野研一郎教授らが22日、大阪市で開かれた日本癌学会で発表した。白血病の治療法の一つ、骨髄移植の際に、骨髄提供者のT細胞を加えると効果的な場合がある。今回は提供者のiPS細胞から作ることができる方法で、清野教授は「このT細胞の機能を詳しく解析し、安全で効率的な抗腫瘍効果がある細胞作製法を開発したい」と話している。清野教授らは、骨髄を提供するドナ-マウスの皮膚の細胞に4種類の遺伝子を導入してiPS細胞を作り、これをT細胞に分化させた。骨髄移植に加え、こうして作ったT細胞を静脈に注入した白血病マウスでは、T細胞を1回注入した7匹中、1匹が100日以上生存、2回注入した9匹では5匹が100日以上生存した。骨髄移植をしただけの12匹は、28日以内にすべて死んだ。注入したT細胞に抗腫瘍効果があったと考えられた。

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攻撃を加え続けると耐性化する !?

2010-09-24 17:45:33 | 健康・病気

ガン患者が再発て゛天命を迎えることはよく見聞きします。

ガン細胞が耐性化し、抗がん剤が2度目は全く効力を失ってしまう。一度は抗がん剤を投与し副作用とも戦って、一命を取り留めたとの話も再発で帰らぬ人となった話は身近に体験します。感染症でも抗生物質の安易な使用頻度の多用が耐性菌に変身するとの指摘もあります。唯一薬による治療方法の選択を優先的に指向する現況の医学界に、問題提起しているようです。過去に伝染病を撲滅した病原菌が特定されています。でも、菌が駆逐されたのではなく、対応の方法が確立され。流行を阻止しているだけで病原菌は静かにどこかで生き延びている。との考えの方が正解ではないのでは?多剤耐性菌の存在はそのことを示唆しているようです。あらゆる方法で、あらゆる手段で病巣なり病原菌を叩き、攻撃する発想は人間界のおごりのようにしか受け止められないと思うのは私だけでしょうか !?                                                                        通常は平穏な状態で食事を取ることの方が当たり前なことと思われます。その普通な状態時、胃の消化活動は4時間位で終了します。だが、怒り心頭状態いでは約倍かかるとのことです。最近、笑いは百薬の長とのことで笑いが見直されております。食べることの重要なことは、生きることの源でありさらにその消化力がアップする、当然自然治癒力(自己治癒力)が強化されることは認証できます。                                                多剤耐性菌の院内感染が問題になっております。体力が極端に劣った人たちが集まる場所であり、病原菌が精力を拡大した状態の人たちが集まる場所でもあります。どんなに感染処置をほどこしても無防備状態と同じなのです。なぜなら、免疫力(抵抗力)が備わっている人には何ら心配の無いことを示唆しております。どうしたら免疫機能を高めることができるか?結構日本国内に、その様な食品が存在しています。国外での認証薬剤の早期輸入認可を求める声もありますが、絶対的な特効薬がない現状において完治している方が数多くいらっしゃることも現実です。多くの人が生活を見直し、免疫力を高めることに方針替えをした結果です !?。

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乳製品を取る人 メタボ少ない?

2010-09-24 12:43:36 | 健康・病気

研究会が調査

牛乳や乳製品の摂取量か゛多い人にはメタポリック症候群が少ない-こんな調査結果を折茂肇・健康科学大学長を座長とする研究会がまとめた。原因は未解明だが、メタボ予防に牛乳・乳製品が有効である可能性が示されたという。調査は、乳業メ-カ-4社の20~60代の社員とその家族計8700人を対象に実施。調査目的を伏せ、食生活、喫煙や運動などの生活習慣、健康診断結果を聞いた。非喫煙女性では、最も多く牛乳・乳製品を取るグル-プ(指標のカルシウム量が1日303㍉㌘以上)は最小グル-プ(同100㍉㌘未満)に比べ、メタボ症候群の有病率が40%低かった。同様に非喫煙者男性でも20%低い傾向が見られた。喫煙男性ではこうした関係は見られなかった。

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胃の再生は3日間 !?

2010-09-23 16:56:31 | 健康・病気

薬の常用は知らずに低体温化体質に変革し、体調不良の遠因となる。

  1. 胃はタンパク質でできています。胃液は強度の酸性液で消化や殺菌作用を担っています。この酸性液から臓器を守るのは粘液が絶妙のバランスで分泌され身を守るからです。
  2. 胃のすぐ先にある十二指腸で胆汁のアルカリ性によって中和されます。この胆汁が何かの拍子に逆流し胃に入ると当然胃を守る粘液を洗い流してしまいます。その結果胃は胃液で溶かされてしまいます。
  3. その他にも、薬を飲んだりお酒を飲んだり、精神的なイライラなどでも粘液ははがされ、胃は自分を溶かしてしまいます。
  4. しかし胃には、粘液のほかにもうひとつ自分を守る力があります?。粘液細胞は、数時間もするとつながり合い穴をふさぎ始め、アッと言う間に再生してゆきます!。これは、普通でも3日で全部の細胞が新しい細胞に入れ替わる、胃の粘液細胞の再生スピ-ドのなせる技!とにかく胃の粘液細胞の治りは速いのです。この驚くべき再生能力と粘液の二段がまえで、胃は自分を守っています。
  5. それでも守りきれないと、粘液の層が溶かされて胃潰瘍になったり、ひどくなると穴が開いてしまうこともあります。
  6. 胃の再生スピ-ド程ではないが他の臓器も脳など特別な部位を除けば、ほとんど全身が休むことなく新しい細胞に入れ替わって、体をつくり治し続けているのです。
  • 人間の身体は、神の創造した最高の能力を平等に備えています。その平等に備わった能力も人それぞれの対処によって違いがあることを自覚するべきです。それは、世界中の医療技術を集めて医療行為を実践できる大金持ちが信じられないような長生きをしていると言う話は聞いたことはありません。
  • 自然治癒力は誰しも備えていますが、年とともにその能力が劣っていくことも事実です。それが老化現象です。
  1. 最大のポイントはおならが非常にくさくなる現象です。
  2. この原因は、腸内環境を構成している何種類かの菌のうち悪玉菌の代表的ウェルシュ菌の比率が高まることです。この菌はものを腐らせる働きがあり、人体に有害なアンモニアやインド-ル(排便の臭いのもと)をつくりだします。肉を食べ続けたり、年をとったり、便秘をしても増える。
  3. 対処法は、善玉菌の代表格ビフィズス菌の比率を高めること。この菌が出す、酢酸や乳酸は、腸の働きを活発にするほかウェルシュ菌をやっつける力もある。
  4. 善玉菌は免疫システムを担う白血球の活性化に携わる。逆に悪玉菌は免疫細胞を弱体化することもある。
  5. 腸内細菌は排便とともに排出されます。そのため、常に補充することが重要です。ビフィズス菌の含有する乳酸菌などを食し、餌となるオリゴ糖などの含有食品も有効です。
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500以上もある肝臓の機能

2010-09-22 15:51:12 | 健康・病気

肝臓は、重さが1~1・5㌔㌘もあり、人間の体の中で、最も大きな臓器です。肝臓には、実にさまざまな働きがあります。その主なものは・・・。

  1. 小腸から取り入れた、糖分やタンパク質、脂肪などを分解して、利用しやすいように変えたり、栄養分をためたりしています。
  2. ビタミンをためておきます。
  3. いらなくなった女性ホルモンをこわします。
  4. 胆汁を作り、胆のうに送り出します。
  5. アルコ-ルなど、毒性のある物質を、毒性のない物質にかえます。
  6. 約650㍉㍑もの血液をためておき、出血した時などに送り出します。また、母親の体の中にいる胎児は、肝臓で血液がつくられます。
  7. 血液がかたまるのに必要な物質をつくります。
  8. 古くなった赤血球をこわしたり、血液の中の病原菌を消化したりします。
  • 肝臓がいかに沢山の働きをしているか分かります。でも、これは肝臓の働きのほんの一部にすぎません。肝臓のは働きは500を超えるといわれています。このようなは働きによって、わたしたちは、体に取り入れた栄養分を利用したり、体から入ってきた毒物を体の外に出したり出来るのです。もしも、肝臓の機能と同じことを人間がしようとすると、巨大な工場をいくつも建てなければなりません。肝臓はそれほどすばらしい機能をそなえた、まさに体内の化学工場です。

肝臓で解毒作用に携わる酵素P450が、例外的にある物質に対してその毒性を高めてしまう。

  1. ある種の殺虫剤はそれ自体には毒性はないが、体内に入ってP450と出会って酸化されると、有害な物質に変化する。
  2. タバコのタ-ル、車の廃棄ガスなどそれ自体はガンを起すことはないけれど、P450やほかの酵素との共同作業によってガンの引き金になってしまう。
  3. 有機塩素化合物DDTや枯れ葉剤DBCなど、P450をもってしてもどうにもできない毒物もある。
  4. 文明が生み出す人工物質のあまりに速いスピ-ドにもはや対処しきれなくなっている。
  • 肝臓が破壊されたとしても残った肝細胞で再生する !! 肝細胞の一部が破壊されたり切り取られたりすると、突然残った肝細胞たちが活発に動き出し、再生しはじめる。そして再生が終わるとピタリとやめ、また肝臓本来の仕事に戻る。肝細胞は人体の60兆におよぶ細胞の中、その働きが最も専門化されていない細胞の一つです。それだからこそ肝細胞はあらゆる可能性-、未知の経験に対応できるのです。
  • P450はもともと体の中の脂肪の代謝に関係する酵素です。ところが、人工の化学物質があふれだしたため、人工物質の解毒作用を引き受ける役目を負うことになったのです。
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肝炎の犯人は複数

2010-09-21 17:49:16 | 健康・病気

これまでに、肝炎を引き起こすウイルスには、A、B、C、D、E、Gの計6種類があることが分かっています。しかし、これら既知のウイルスがないのに輸血などで肝炎になる患者がまだ数%いますし、また、肝硬変や肝ガン患者の5~10%、劇症肝炎患者の40%が、その発病原因が不明です。現在、その病原ウイルスが追求されていて、その有力候補に浮上しているのが「TTウイルス」です。                                            TTウイルスは、日本人の研究者によって1997年にその存在が明らかになりました。TTウイルスという名前は、このウイルスが発見された血液を採った肝炎患者のイニシャルを取ったものです。                             このウイルスが発見されたあと、日本国内の研究者が調査したところ、劇症肝炎や慢性肝炎の患者の約半数、糖尿病透析患者の約4割、薬物乱用者の約3割がこのTTウイルスの感染者でした。また、日本赤十字社が、1977年来凍結保存しておいた非加熱製剤を調べたところ、それらの製剤からも発見され、このウイルスが20年も前から広まっていたことがわかりました。今では、日本人のほとんどがこのウイルスに感染していることがわかっています。最近、このウイルスのすべての遺伝子情報が解読され、遺伝子の型の種類が大変多くて、19種類もあることがわかりました。その中で、「遺伝型Ⅰ」という特別の遺伝子情報のTTウイルスを持った人だけが肝炎を発病し、他の遺伝型は肝炎の発症原因にならないということです。大人の遺伝型Ⅰの感染率は、日本で約10%、アフリカで約50%、欧米では低くてイギリスで2%、と推定されています。

  1. 肝炎には、A、B、C、D、E、Gの計6種類
  2. A型、E型は肝炎のウイルスが口から入ると感染し、B型、C型、D型、G型は血液を通じて感染します。
  3. B型肝炎は、ウイルスがいる状態(キャリア)でも、発病しないことが多いのですが、肝炎が慢性化したり、劇症肝炎を起したりする場合もあります。C型肝炎は慢性化すると、肝硬変となり、肝臓ガンになる場合があります。
  4. 肝臓は悪い部分があっても、なかなか症状があらわれないため、「沈黙の臓器」といわれます。
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恐ろしいC型肝炎ウイルス

2010-09-21 17:16:07 | 健康・病気

日本人がかかるガンの中で、胃ガン、肺ガンに次いで3番目に多いのが肝ガンい゛す。肝ガンの原因の8割は、C型ウイルスによって引き起こされるC型肝炎であることがわかっています。                            C型肝炎の感染原因の半数は、輸血や入れ墨、覚せい剤の注射であり、残りの半数が原因不明と言われてきました。母子感染が起こる割合は非常に低く、日常生活で他人に感染する心配はほとんどありません。しかし、裁判などの報道でも指摘されている、昔、予防接種の医療行為の際に、注射針や注射筒を連続使用していたことが、C型感染ウイルスの有力な感染源であると指摘されるようになりました(現在は、注射針や注射筒は使い捨てをすることになっています)。更に、「非加熱血液凝固因子製剤」の投与を受けた患者が、B型、C型肝炎ウイルスに感染している可能性が高いこともわかってきました。厚生労働省は、血友病以外の病気で非加熱血液凝固因子製剤の投与を受けた心当たりのある人たちに、肝炎ウイルスの検査を受けるよう呼び掛けていますが、該当する人はC型肝炎感染者の中のごく一部ですし、自分がC型肝炎に感染していることさえ気づいていない人もまだたくさんいます。            現在、C型肝炎の治療として最も有効とされているのが、インタ-フェロンです。インタ-フェロンはウイルスに感染したときに体内でも作られるタンパク質の一種ですが、C型肝炎では作られる量が不十分なので、薬として投与するのです。インタ-フェロンには、ウイルスの排除を助け、増殖を抑制する作用があります。しかし、インタ-フェロンの効果は100%確実ではありませんし、副作用もありますので、C型肝炎ウイルスの遺伝情報を利用して治療など、新たな治療法が研究されています。

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肝臓の解毒作用の限界 !?

2010-09-21 16:37:33 | 健康・病気

人体に有害な物質を無害なものに変えて体外に排せつする解毒作用の機能

  • アルコ-ルを飲むと胃腸で吸収され肝臓に入る。ここで、肝細胞の酵素によって酸化されアセトアルデヒドに変えられる。さらに酸化され、酢酸になる。最後には炭酸ガスと水に分解されて体内から出て行く。
  1. お酒に強い人はアルコ-ルを分解する酵素を肝臓の中にたくさん持っている人。
  2. 肝細胞の中の小胞体を包む袋。そこが有害な物質を分解するための酵素を作るリボゾ-ムです。そのリボゾ-ムで作られるP450という酵素。普通の酵素は解毒能力が1種類なのにP450はいろんな毒素を解毒する能力を持つ。
  3. 毒素の量(アルコ-ル飲酒量の増加)にP450も増加する。アルコ-ルに強くなる。飲酒量の増加→肝臓機能の疲弊。P450の増加は薬の効きを悪くし薬効の無力化が長期の服用を招く。
  4. 薬をアルコ-ルと一緒に飲むと、本来薬を解毒するはずがアルコ-ルに気を取られて薬の解毒ができなくなる。結果薬が聞きすぎたり副作用がより顕著になる。
  5. 肝臓機能の限界は人それぞれの生き方によりある日突然やってくる。一つの臓器の機能低下は他の臓器も疲弊している。ただ一番弱っている部位に現象が起こる。

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