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動脈硬化“真犯人”は

2008-07-03 15:00:00 | 健康・病気

悪玉コレステロ-ルが酸化=東北大教授ら確認

動脈硬化を促進する真犯人は、一般に悪玉コレステロ-ルと呼ば                            れる「低比重リポタンパク(LDL)」が酸化したものであることを、東                            北大の片桐秀樹教授(代謝学)のグル-プがマウス実験で確認し                           た。1日付けの米医学誌に発表した。片桐教授は「酸化LDLが動                            脈硬化を導くメカニズムを解明し、効果的な治療薬の開発に結び付                           けたい」としている。酸化LDLが真犯人であるとの説は以前から知                            られていたが、実験が難しく直接的に確かめられていなかった。片                            桐教授らは血液中の酸化LDL量を減らすことに成功しており、動脈                           硬化の予防や治療に道を開く可能性もある。片桐教授らは、血液中                           から酸化LDLを運び出すタンパク質に着目。高脂血症マウスにこの                           タンパク質を作る遺伝子を入れ、ほかのコレステロ-ル量を保ちなが                           ら酸化LDLだけを三分の一程度に減らすことができた。この結果、                            遺伝子を入れない高脂血症マウスと比べると、動脈硬化の進行は                            完全に抑制され、通常のマウス並みになったことが確認された。

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