゛まるかん人゛プラトーク

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冬だけでない“二セコ” [中]

2009-09-04 15:15:04 | 社会・経済

富良野並み 「ダイヤの原石」開発次々

100_7257 「夏になると、死んだような寂しさだった」。コンドミニアムが立ち並ぶ後志管内倶知安町ひらふ地区。1984年からペンションを経営する五十嵐陽輔さん(55)は、開業当時を振り返る。同地区では80年代、国内のスキ-ブ-ムを当て込み、30代の脱サラ組が次々とペンションを建てた。五十嵐さんも当時30歳。札幌の食器メ-カ-を辞め、念願のペンションオ-ナ-になった。冬はスキ-客で目が回るような忙しさだった。しかし、夏になると、客足はぴたりと止まった。たまに来るのは数人の登山客だけ。「冬だけじゃやっていけない」。五十嵐さんはアルバトでしのいでいたが、90年代半ばにスキ-ブ-ムが終息すると危機感は増した。

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取り組んだのが゛修学旅行の誘致。小規模なペンション20軒ほどで団体をつくって生徒を分散させた。今では年間50校1万人か゛宿泊し、年間売り上げの3割を占めるペンションもある。それでも、五十嵐さんは「地域全体でのPRが足りない。夏の集客は今も二セコの課題」と指摘する。そんな中、「夏の二セコ」の潜在力に目を付け始めたのは外資系企業だ。大規模な通年型リゾ-トの開発計画か゛ここ数年、次々と発表されている。ひらふ地区に隣接する花園スキ-場周辺の開発を目指すのは、香港資本の「PCCWグル-プ」。36㌶に計1万人が収容できるホテルやコンドミニアムなどを建設する。同グル-プの日本法人「新日本PCG」(東京)の東福寺なおみ執行役員は「温泉や自然体験など観光資源が多い二セコはダイヤの原石」と自信を見せる。夏の集客を図るため、チュ-ブスライダ-やマウンテンバイクコ-スの整備なども検討中という。

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一方、二セコ町東山でスキ-場やゴルフ場などを運営する米金融大手シティグル-プの「二セコビレッジ」(東京)は、隣接地50㌶にコンドミニアムや商業、娯楽施設を備えたリゾ-トを計画する。同社のスキ-場近くには、大型の遊具や樹上に設置した木道など17種類のアクティビティ(体験型メニュ-)があり、家族連れなどに人気。今夏はすでに昨年の培の4万人が利用したといい、同社は今後もアクティビティに毎年1千万円以上を投資していく考えだ。夏場も多くの観光客を集める富良野市の観光協会で2年間勤務した、同社の総支配人のル-ク・八フォ-ドさん(29)は力説する。「二セコの夏は富良野と肩を並べるくらいの魅力をもっている」発信2009

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