゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

発信2008<写真の町・東川㊦>

2008-10-18 19:00:00 | ほっかいどう関連情報

15年目の「甲子園」 誇り 見え始めた経済効果

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1985年に「写真の町」を掲げた上川管内東川                              町の試みは当初は町民の間でさえ戸惑いが大                              きかった。「写真甲子園」など写真関連の事業に                              かかる費用は例年約五千五百万円。このうち寄                             付などを除く約4割は町の持ち出しだ。「写真で                              メシが食えるのか」「福祉や道路整備などもっと                             必要な事業がある」という批判は、今も完全にぬぐい去られていない。                それでも高校の美術の教科書で取り上げられたり、漫画化されたり                             と注目を浴び、さらに小さいながら経済効果の芽も見えてきた。今年                             6月、広告写真制作のアマナホ-ルディングス(東京)の全国の株主                             のうち約二千人に、東川町産のコメやトマトジュ-スを詰め合わせた                             株主優待ギフトが届いた。「写真甲子園を続け、写真文化を育てて                               いる東川を応援したかった」と同社は説明する。農産物の販路として                             はほんの一歩だが、同町の市川直樹・写真の町課課長は「東川産                              品の販売や観光客誘致につなげたい」と期待を寄せる。9月には、写                            真甲子園を縁としての修学旅行誘致も初めて実現する。甲子園出場                            常連の大阪市立工芸高から2年生約240人が町内宿泊を予定。同                             校撮影研究会顧問の花畑雅之教諭(55)が、「生徒に写真甲子園の                            舞台の雄大な自然を見せたい」と提案した結果だ。かつて東川は外                             に発信するうたい文句に乏しく、町民は「旭川の隣町」「大雪山の町」                             などと説明していた。「写真の町・東川の松岡です」。現在、松岡市郎                            町長は「写真甲子園を全国区に育て、町のイメ-ジアップにつなげた                             い」との思いから町外の会合で必ずこう名乗る。役場職員の電話応                              対も同様だ。写真甲子園出場が縁で東川町に婚姻届を提出した若者                            もいる。大阪で写真館に勤める藤井太郎さん(31)来年1月、東川に                             出したいという。「東川は情熱のある町。僕が写真を続ける原点だと                             話したら、彼女も喜んでくれた」と照れ笑いをする。町経済に大きく寄                             与するまでには、まだ時間がかかるだろうだが、「写真の町」の誇り                             は、町民の胸の内に着実に育ちつつある。

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