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ウイルス変異に即応

2010-01-11 13:14:54 | 健康・病気

インフル対策 北大など                                                        次世代ワクチン研究 粘膜に噴霧 免疫力を活用

今後の新たなインフルエンザに即納できる次世代ワクチンの開発に、北大が医薬基盤研究所(大阪)や東大などと共同で取り組み始めた。皮下注射型の現行ワクチンと違い、ウイルスが取り付く鼻や気道に噴霧して免疫力を引き出す「粘膜投与型」。ウイルスの型が分かれば取り置きの株で即座に製造に取りかかれ、株の変異にも対応できるのが特長だ。マウスでの有効性は確認されており、2011年度中に臨床試験の一歩前まで進めたい考えだ。

国の先端医療開発特区(ス-パ-特区)として補助金を受け、09~11年度に実施される。代表者は同研究所の山西弘一所長。現行ワクチンは特定のウイルス株を攻撃する「抗体反応」を利用。インフルエンザウイルスは同じ型でもさまざまな株に変異するため、流行しているウイルス株そのものを入手してからでないと製造できない。昨春から世界的に流行しているH1N1型の新型インフルエンザでは、世界保健機関(WHO)発生を確認してから日本で製造が始まるまで約3ヵ月かかった。これに対し、粘膜ワクチンでは、感染直後は免疫タ-ゲットが幅広い性質を利用。H1N1型の株を使ったマウス実験では、変異したいくつかの株にも効果が証明された。このため、型が分かれば手持ちのウイルスが製造できるという。A型インフルエンザウイルスの型は全部で144あり、どの型が新たな流行を起こすは予測できない。北大大学院獣医学研究科はすべての型を保有しており、粘膜ワクチンが実用化されれば、どんな型が流行しても素早い対応が期待できる。北大の喜田宏教授(獣医微生物)は「マウスの実験では効くことが確かめられており、今後の課題は人への効き目やその持続性、投与回数などの見極め。安全性を徹底して検証しようと話し合っている」としている。研究グル-プは、同様に免疫力を引き出す別のタイプのワクチンも研究している。

技術的には可能: インフロエンザをはじめとする人獣共通感染症に詳しい山内(やまのうち)一也東大名誉教授 ワクチンを粘膜に投与した場合でも免疫ができるので、理論的には効果が期待で゛きる。しかも現行ワクチンか゛重症化防止を主眼とするのに対し、粘膜投与型は感染そのものの防止に役立つ。こうしたワクチンがデザインされるべきだと考えてきた。技術的には可能ではないかと思う。

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