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妊娠維持遺伝子を特定

2010-11-28 15:19:55 | 健康・病気

マウスで東大実験 不妊治療手掛かりに

着床した受精卵が育つように子宮を適切な状態にし、初期の妊娠維持に重要な役割を果たす遺伝子を宮崎徹東京大教授(疾患生命科学)らが27日までにマウスで特定した。実験では、この遺伝子が機能しないと受精卵は育たなかった。人間も同様の遺伝子を持っており、妊娠の仕組みも似ている。研究チ-ムは、不妊治療を受ける女性から血液などの提供を受け、この遺伝子に異常がないか調べるため、近く東大医学部の倫理委員会に申請する。カップルの約1割は不妊とされ、専門家によって見解は分かれるが、1~3割は検査でも原因が判明しない不妊とされる。特に受精卵が着床してから胎盤ができるまでの経過は「ブラックボックス」(不妊治療の専門家)で、詳しい仕組みが分かっていない。宮崎教授は「現在の不妊治療は精子や卵子、排卵などの問題を主な対象にしているが、着床後の子宮内の環境も非常に重要だ」指摘。この遺伝子が、不妊の新たな仕組み解明や診断の手掛がかり、治療の標的になる可能性があるとしている。教授らによると、マウスの場合、受精卵が子宮に着床すると、子宮の内膜が肥大化して「脱落膜」とにる。やが胎盤ができると血管を介して母胎から栄養が送られるが、胎盤が形成されるまでは、この脱落膜が受精卵を包み込み、直接栄養を与える。                                                      研究では、雌のマウスで、「DEDD」という遺伝子を働かなくしたところ、受精卵が着床しても脱落膜が十分にできます。受精卵は胎盤が機能し始める前に死んだという。雄でこの遺伝子を働かなくしても、雌が正常だと無事出産できた。

仕組みの一端を解明 今川和彦東京大農学部准教授(繁殖生物学)の話 まだ不明な点が多い受精卵の着床以降のメカニズムの一端を明らかにした点は非常に評価できる。直ちに不妊治療につながるわけではないが、特定された遺伝子が妊娠に関係するほかの遺伝子とどうかかわり合っているかまで突き止められれば、不妊治療の成功率向上につながる可能性は一気に高まる。

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