四季咲きのバラは、秋にも美しい花を咲かせま す。一日の温度差が大きいことから、夏よりも秋 のバラの方が、花の色が濃く、香りも豊か、とい われています。そのバラ本来の特性を引き出す ためには、育て方もさることながら、それぞれの 品種の性質を知った上で、適した場所に植える ことも大切です。壁を飾るには、ランプラ-系の 「ポ-ルズ・ヒマラヤン・ムスク」や、「エクセル サ」がおすすめ。細い枝がよく伸び、壁面に誘引 しやすいからです。トレリス(格子垣)にはわせる には、放射状に伸びるつるバラの「ピエ-ル・ドゥ ・ロンサ-ル」や「アンジェラ」がよいでしょう。
玄関前のアプロ-チには、連続して開花し、たくさんの花を付ける フロリバンダ系の「アイスパ-ク」や「アルパ-タ」、シュラブロ-スの 「ラベンダ-・ドリ-ム」が適しています。同じ品種を列にして並べて 植栽すると効果的。バラは全般に日当たりの良い、肥えた土地を好 みますが、日陰にも植えたい場合は、四季咲き性のものは避けた方 が無難です。原種や一季咲きのオ-ルドロ-ズ、「アルバ・セミ・プレ ナ」や「ルイ-ズ・オディエ」などを利用するとよいでしょう。いずれの 品種も寒さに強い、北国向きのものです。ぜひ、品種選びの参考に してください。(花新聞ほっかいどう)
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