@ kill time

見た!聞いた!読んだ!行った!食べた!
スポーツ観戦、映画鑑賞、旅行紀、読書、食べ歩き等の身近な話題を紹介します。

宮下奈都/羊と鋼の森

2017年01月12日 | 小説

宮下奈都 著 羊と鋼の森を読みました。



2016年本屋大賞受賞作です。

タイトルからすると牧場の話?なんて思いますが・・・

学校で偶然にピアノを調律する現場に居合わせた主人公が、その事をきっかけに一人前の調律師を目指して成長してゆく物語でした。

羊はピアノのハンマーに使われているフェルト(羊毛)、そして鋼はピアノ線・・・

成る程、ピアノは”羊と鋼の森”です!

同じ職場に勤める調律師の先輩や調律を必要とするお客さんとのふれあい、様々なピアノとの出会い・・・

主人公は次第に調律師として目指す方向を見出して行く・・・。

淡々と描かれている文章に透明感があってなかなか美しい!

ピアノの事など全く分からなくても、その文章からメロディが聴こえてきそうでした。

年末年始、ウォーキング・デッドの殺伐とした世界を観た後にこの本を読んで心が洗われました!

久しぶりにいい本を読んだな~と大満足でした。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする