「ニュー・トリックス〜退職デカの事件簿〜」をシーズン6まで観終わりました。
出世街道まっしぐらだったロンドン警視庁のエリート警視サンドラは、犯行現場へ突入する際捜査ミスをしてしまう。
左遷された彼女が任されたのは、未解決事件を担当するための新設の部署"UCOS"。
経験豊富で捜査手順も熟知した退職警官たちの力を借りて、未解決の難事件の捜査に着手しようというものだった…!
予備知識ゼロ、大して期待もせずに見始めましたが、これがなかなか面白い!!
おばさん警視サンドラと60過ぎて再雇用された爺さんデカのジャック、ブライアン、ジェリーの3人が不協和音を奏でながらも、それぞれの持ち味を活かして迷宮入り事件を解決していく・・・
何よりキャラクターが良いです!
リーダーのサンドラは気が強くて、仕事ひと筋。
ともすれば暴走気味の爺さんデカ達を上手くコントロールする。
私生活では警察官だった父を亡くし、一人暮らしの母とは仲違いをしている。
ジャックはサンドラの元上司で女王陛下から勲章も受けた名刑事。
私生活では最愛の妻を交通事故で亡くし一軒家に一人住まい。
庭に墓標を作り、そこで亡き妻に日々話しかけている。
ブライアンは元アル中でうつ病傾向にあり抗うつ薬の服用が欠かせない。
偏屈人間だが、常人離れした記憶力と分析力を持つ。
ジェリーはバツ3で子供が3人、孫もいる。
女好きでまだまだ色気満々な悪オジだが、刑事としての勘が鋭い。
個性豊かな4人が私生活に悩みや問題を抱え、体力も衰えを感じながらも、独特な個性を発揮して昔ながらの捜査で事件を解決していく。
そんな4人のやりとりやがなんともユーモラス、尚且つ粋で心温まるドラマになっています。
やっぱりBBCは凄いな〜!! 日本のTVドラマとは雲泥の差です!
因みにタイトルは英語のことわざ”You can’t teach an old dog new tricks“(老犬に新しい技は教えられない、の意)から取ったそうです。
このシリーズは12まで有るそうですが、最初からのメンバー4人が揃っているのはシーズン8までとの事。
もう暫くは楽しめそうです!