「42~世界を変えた男~ 」を観ました。
1947年、ブルックリン・ドジャースのGMだったリッキーは周囲の反対を押し切り、ロンビンソンとメジャー契約を結ぶ。
2人はファンやマスコミ、チームメイトからも誹謗中傷を浴びせられるが、自制心を貫き通し、プレーに徹するロンビンソンの姿勢に、次第に周囲の人々の心もひとつになっていく・・・。
初の黒人メジャーリーガー、ジャッキー・ロビンソンの物語。
人種差別の激しい時代に度重なる差別や理不尽な迫害に会いながらもそれに屈っする事なくプレーに徹する。
その為にはどれ程の我慢と勇気が必要であっただろうか。
反目していたチームメイトも次第に彼の実力を認めて、遂にはチームが一丸となりリーグ優勝への大きな原動力となってゆく。
それを影で支えたGMリッキーや家族とのエピソードもじわりと心に染みました。
因みにロンビンソンはその年に初めて制定された新人賞と盗塁王も同時受賞しました。
更に、1949年に首位打者となり、引退後には野球殿堂入りを果たしました。
彼の死後、大リーグデビューした4月15日を「ジャッキー・ロビンソンデー」として、毎年すべての選手や監督・コーチ、審判が「42番」の背番号をつけてプレーしています。
「42番」はアメリカ・カナダの全野球チームで永久欠番となっています。
大谷選手が二刀流として騒がれる70年以上も前にこんな先駆者がいた事に改めて感動しました。