「高地戦」
公開:2011年 韓国
出演:シン・ハギュン, コ・ス, イ・ジェフン, リュ・スンリョン, キム・オクビン
1953年、韓国と北朝鮮が激戦を展開する南北境界線のエロック高地では、“今日奪われたら明日奪い返す"という熾烈な攻防が繰り返されていた。
人民軍の内通者を調査するためにワニ中隊にやって来た韓国軍防諜隊中尉のウンピョは、戦友のスヒョクと再会する。
しかし、スヒョクは異例の出世を遂げ、人が変わったように冷酷になっていた。
そんなある日、ウンピョは隊員たちと北との内通を示す証拠を目撃するが……。
朝鮮戦争末期、38度線付近のエロック高地をめぐる韓国軍と北朝鮮人民軍との実際にあった消耗戦が描かれています。
2年に渡って続く停戦協議がなかなか締結に至らず、その間に国境の要となるエロック高地はすぐに敵兵に奪い返される。
“今日奪われたら明日奪い返す"
その繰り返しがなんと30回以上・・・
最前線では死体の山が降り積もっていく・・・
そんな中敵味方に分かれながらもいつしか交流が生まれる・・・
そして、1953年、停戦協定がついに締結される。
しかし、停戦の実行は、12時間後・・・
兵士達には最後の戦いが待っているのだった。
同胞で殺し合うことの無意味で悲惨な闘いの中にも派生する敵味方の交流や友情、上官との確執、死の恐怖との戦いなど濃厚な人間ドラマに仕上がっています。
さらに、北朝鮮の凄腕スナイパー「2秒」の驚くべき正体といったエンターテイメントも兼ね備えた一級の戦争映画です。
2011年 第84回アカデミー賞外国語映画賞 韓国代表作品。
この映画のお勧め度:☆☆☆☆☆
昨日は渋谷の道玄坂や文化村通りで「 渋谷・鹿児島おはら祭」が開催されました
「おはら祭」は毎年11月に鹿児島県鹿児島市で開催されている祭りで、「おはら節」「鹿児島ハンヤ節」などを踊りながら歩くものです。
「渋谷・鹿児島おはら祭」は、小倉基元渋谷区長が鹿児島県出身だったことをきっかけに始まり、今年で16回目を迎えます。
渋谷109の前では開会式が行われ沿道は大勢の見物客で賑わいました。
マーチングバンドのパレードに続いていよいよ「渋谷・鹿児島おはら祭」の開始です。
この日は、道玄坂や文化村通りを「踊り連」53組計約2000人が「おはら節」「ハンヤ節」「渋谷音頭」に合わせて「踊りパレード」を行ないました。
鹿児島らしく西郷さんも犬(忠犬ハチ公?)を連れて登場です!
「渋谷音頭」と云う歌があるのを知っていますか?(実は私も初めて聞きましたが・・・。)
では、その歌詞と一緒に写真をどうぞ!!
1、緑の風が 弾んだ声を 運ぶ渋谷は 若い街
古い歴史を そのままに つづる代々木の 森近く
忠犬ハチ公 待ち合わせ ラブラブ渋谷~ ラブラブ渋谷~
2、おしゃれなウインドウ 原宿通り ちょいと 私も 若作り
けやき並木の梢にも ひびく 屋内競技場
きっと出る出る 新記録 ラブラブ渋谷~ ラブラブ渋谷~
3、スクールバスの あの娘に今日も きっと逢えるよ 常盤松
八幡通りも この辺り 誰の見舞いか 日赤の
窓にゆれてる 紅いバラ ラブラブ渋谷~ ラブラブ渋谷~
4、恋人たちの 道玄坂を 行けば 丸山月も出る
思いがけない あの人に 逢えて嬉しい 紅提灯
祭り囃子の遠太鼓 ラブラブ渋谷~ ラブラブ渋谷~
5、国鉄 私鉄 地下鉄線と 歩道橋渡り 右左
みんな集まる 広場なら 心と心が かよいあう
そんな街です 明日の街 ラブラブ渋谷~ ラブラブ渋谷~
”国鉄”と云う歌詞に作られた年代を感じますね~!
メロディーも聞いてみたいという方はこちらをどうぞ!!⇒http://adachi-satsuma.blush.jp/shibuyaondo.htm
但し、”ラブラブ渋谷~ ラブラブ渋谷~” のメロディがしばらく頭の中から消えなくなりますよ!?
約2000人が一斉に踊る姿はなかなか壮観です!
ローラもびっくり!?の楽しいイベントでした!!
横道世之介」を読みました。
大学進学のため長崎から上京した横道世之介18歳。
愛すべき押しの弱さと隠された芯の強さで、様々な出会いと笑いを引き寄せる。
友の結婚に出産、学園祭のサンバ行進、お嬢様との恋愛、カメラとの出会い…。
自分の学生時代の空気を思い出しつつ読みました。
大学進学のために上京した「横道世之介」18歳の、なんでもない一年間の話。
世之介のどこかのんびりして、でもどこかで一生懸命な生き様と彼と出会った人々の20年後が差し挟まれる構成になっています。
呑気でお気楽な世之介の日常を笑いながら読んでいると、突然、強烈な一発が飛んできます。
え? 何これ・・・
これが彼の物語ではなくて、彼と出会った人々の物語であることに気づくのです。
第7回本屋大賞第3位、柴田錬三郎賞受賞作。
「リターン・トゥ・ベース」
公開:2012年 韓国映画
出演:チョン・ジフン(Rain ピ), ユ・ジュンサン, シン・セギョン, キム・ソンス, イ・ハナ
空軍特殊飛行チーム“ブラック・イーグルス"のパイロット、テフンは腕利きだが問題児。
航空ショーで禁止されている危険なパフォーマンス“ゼロノート"を敢行し、戦闘部隊“第21戦闘飛行隊"への異動を命じられる。
仲間のパイロットとは打ち解けるテフンだったが、規則を重んじる隊長チョルヒと衝突してしまう。
南北間に平和な空気が漂っていたある日、帰順を装った北朝鮮軍のミグ戦闘機がソウルへ降下、哨戒中の21戦闘飛行隊との交戦に発展してしまう。
首都上空での激しいバトルの末、撃退に成功するが、これは朝鮮半島全体を脅かす巨大な陰謀の始まりにすぎなかった。
国家の危機を救うため、テフンはチョルヒと手を組み、“リターン・トゥ・ベース"作戦を実行すべく最前線へと向かう・・・。
歌手で俳優の韓流スターRain( ピ)の主演作品です。
アイドル人気先行の映画かなと思いましたが、なかなかどうして堂々たるエンターテインメント大作でした!!
序盤は韓流ラブコメディーみたいでハズレかなと思いましたが、中盤以降の戦闘シーンは迫力満点!!
特にソウル市街地での空中バトルは高層ビルのすき間を縫い、川面すれすれを飛び、橋の下をくぐるったりと手に汗握ります!!
これはまさに韓国版「トップ・ガン」といった処です。
この映画のお勧め度:☆☆☆☆
「交戦規則ROE 」を読みました。
新潟市内に三十数名の北朝鮮精鋭特殊部隊が潜入!拉致情報機関員の奪還を端緒として“戦争”が偶発したのだ。
初めての実戦を経験する陸上自衛隊の激闘―。
防衛庁対遊撃検討専任班の桂川は対策に追われるが、彼の狙いは他にもあった。
それは…。
「交戦規則」とは敵対勢力と交戦する際の規則。
日本国内での国外特殊精鋭部隊と自衛隊との戦いが描かれています。
武装した外国のテロリスト集団が攻撃してきたら、警察は、そして自衛隊はどこまで戦えるのか・・・。
外国軍の侵入に対応する各省庁の動きや自衛隊の装備・戦術などが細部に描かれていてなかなか興味深く読めました。
この小説の満足度:☆☆☆☆
「のぼうの城 」
公開:2012年
出演: 野村萬斎、佐藤浩市、榮倉奈々、成宮寛貴、山口智充、上地雄輔、山田孝之
天下統一目前の豊臣秀吉に唯一残された敵、北条勢。
周囲を湖で囲まれた「浮き城」の異名をもつ「忍城(おしじょう)」もその一つ。
そんな中、忍城ではその不思議な人柄から農民たちから“のぼう様(でくのぼうの意)"と呼ばれる、成田長親が城を治める事に。
長親に密かに想いを寄せる甲斐姫。
戦に強く「漆黒の魔人」と恐れられる丹波。
丹波をライバル視する豪傑・豪腕の和泉。
`軍略の天才'を自称する若侍、靱負。
迫りくる天下軍に緊迫する仲間たちを前に、「北条にも、豊臣にもつかず、皆で今までと同じように暮らせないかなあ~」と呑気な長親だが・・・。
和田竜の同名小説を映画化です。
原作が面白かったのでそのイメージを崩さずに映画化できているのか・・・やや不安を感じながら観ました。
結論から云うとそんな不安を払拭するような出来栄えでした。
特に野村萬斎の”のぼう様”はイメージ以上のはまり役!!
ラストに見せる「田楽踊り」のシーンは”流石は能楽師!! ”と思わせる出来です。
他の俳優陣も原作のイメージを壊すことなく観賞できました。
圧倒的なスケールのセット、水攻めのシーンの迫力、 スペクタクル時代劇に仕上がっています。
この映画のお勧め度:☆☆☆☆
風の軍師 黒田官兵衛」を読みました。
秀吉の懐刀として武勲を立てた官兵衛は、戦況膠着する文禄の役で朝鮮行きを申し出る。
しかし知略家・官兵衛の真意は、キリシタンを弾圧する秀吉を討つことだった。
関ヶ原の戦いでも伴天連の王国を造るべく九州で挙兵。
下克上の時代、異国の風を受け、夢を追う男の壮絶な生涯。
直木賞作品の「蜩ノ記」で葉室作品に魅了され、また「黒田官兵衛」が来年の大河ドラマになるというので読んでみました。
軍師、「黒田官兵衛(如水)」の戦国末期から江戸時代までの生涯が彼がキリシタンだったと云う視点から描かれています。
如水が本能寺の変や秀吉の死、さらには関が原の戦いの黒幕だったり、明智光秀が実は小栗栖では死んでいなかったりと、独特の解釈がなかなか面白い。
人は殺すよりも使え。
戦いに勝つ最大の秘訣は情報を作る事。
先が見えるのではなく、先を作る事。
智力で敵を下す。
生涯50数度の合戦で一度も負けを知らなかった戦の天才の生涯とは・・・。
やっぱり葉室作品はおもしろい!
この小説の満足度:☆☆☆☆
K田課長の中国土産です。
上海蟹風味のプリッツだとか。
グリコは「格力高」、プリッツは「百力滋」と書くんですね~。
果たしてそのお味は・・・・
微妙~!!
「アイアンマン3」
現在公開中
出演:ロバート・ダウニー・Jr.、グウィネス・パルトロウ、ドン・チードル、ガイ・ピアース
人類滅亡の危機を救ったアベンジャーズの戦いから1年、
トニー・スタークはアイアンマンスーツのさらなる開発に没頭していたが、
合衆国政府は国家の命運をヒーローという個人の力にゆだねることを危惧していた。
そんな時、謎のテロリスト、マンダリンが動き出し、その壮絶な攻撃の前にトニーは全てを失ってしまう・・・。
GW中に「藁の楯」とこちらと、どちらを観ようか悩みましたが・・・
やっぱり折角の休みにはスカッ!とする方がいい!と云う事でアイアンマン3を3Dで観ました。
「トニー・スタークの自宅爆破シーン」や、「パワードスーツの装着シーン」、「42体ものパワードスーツが飛び交う戦闘シーン」など、見どころが満載です!!
しかも、1作目、2作目よりもどれもパワーアップしていて迫力満点!!
ストーリーも途中で飽きることなく最後まで一気に観れました!!
こういうスケールが大きい映画ではアメリカ作品のパワーが違うなあ。。。
予想以上にスカッ!としました!!
この映画のお勧め度:☆☆☆☆
HさんのGW日記? 第3弾です!
5月3日~5月7日まで東京都文京区の護国寺で「チベットフェスティバル」が開催されるという事で行ってみました。
こちらが護国寺の本堂。 重要文化財に指定されています。
この裏の墓所には三条実美、山県有朋、大隈重信などの著名人が眠っています。
夕暮れ時、本堂の前に大勢の人達が集まっています。
「チベットフェスティバル」には25名のチベット僧侶が命あるものの幸せと平和を願い、仏画(タンカ)絵師、仏師を伴って来日しました。
本堂の前のステージではチベットに纏わる様々なイベントが開催されていました。
砂曼荼羅、タンカの美術展と仮面舞踏(チャム)公演や、チベットの料理人や音楽家たちにより仏の教えが根づいたチベット人の暮らしが再現されました。
日も大分暮れてきました。
おや?おや? 本堂の屋根に何やら模様が浮かんでいる・・・。
「チベットフェスティバル」に合わせて100万枚に及ぶデジタル・アート映像を組み合わせた「デジタル掛け軸」を建物に投影する「プロジェクションマッピング」が披露されました。
こちらがその「プロジェクションマッピング」の映像です!!
本堂に投影された模様が刻一刻と変化してゆきます。
お~! これは凄いな~!!
まるで万華鏡を見ているようですね~。 曼荼羅の世界か!?
100万枚に及ぶデジタル・アート映像と云う事で確かに同じ模様は出てきません。
いやいやこれは観ていても飽きませんね~!!
ただこうして映像を眺めているだけではありません。
ステージではチベットの歌が披露されたり、書道家が書を書いたり、邦楽家が演奏したりとこちらもなかなか普段は目にする事ができないパフォーマンスが披露されました。
本堂ばかりではなく、その脇の塔もご覧の通りの七変化!!
おまけに境内の松の木までも・・・
「プロジェクションマッピング」は初めて見学しましたが、なかなか楽しいイベントでした。