ちょっと前の話ですが、3月に東京の米谷会本部へ行って昇級試験を受けてきました。
ここ数年コロナ禍というのもあったのですが、名取り試験・昇級試験を受ける人が激減して試験自体が開催されていませんでした。
昨年暮れに本部へ電話して、試験が開催されるのなら是非受験したいとの旨を伝えたところ、数年ぶりに開催されることになりました。
私は準師範から師範への昇級試験です。
年末に師匠の米谷威和久先生の自宅を訪ね、ハンコをいただいてきました。
本来ならば取り立て師範として東京の本部へ一緒に行かなければならないのですが、恒例で道中不安なため私一人で行くことになりました。
師匠の教室は生徒さんも私一人だけ。
教室自体稼働していないので、米谷会本部の計らいで、試験前の特別講習を受けに来なさいということになり、2月25日に痛い足を引きずりなから東京の米谷会本部へ行ってきました。
2月25日(土曜日)
早朝より北陸新幹線で東京へ向かいます。
荷物は尺八2本だけなのでそんなでもないのですが、しばらく前から痛みだした膝の調子が徐々に悪くなっていて、杖をついてやっとこさ歩いています。
しばらくぶりの東京ですが、電車を乗り継いで下高井戸の米谷会本部へ行くのはこれが初めて。
今までは師匠と師匠の奥さんも一緒だったので車でしかいったことがありません。
しっかり予習したつもりでしたが、新宿駅でJR線から京王線に乗り換えるのにちょっともたつきました。やっぱり田舎者です(^_^)
京王線上北沢が最寄りの駅なのですが、果たして上北沢に急行とかが止まるのかが不明で田舎者はここで再度もたつきました。結局特急に乗って、急行に乗り換えて、再度各駅停車に乗り換えで無事上北沢到着。
昇級試験はこの2週間後なのですが、次回は車で来るつもりなのでコインパーキングをチェックしつつ本部へ向かいます。
特に迷うこともなく無事本部到着。
特別講習の講師は米谷和修先生です。
いつもテレビでは拝見していますが、和修先生直々の指導は初めてで、講習は1時間半も続きました。
試験曲3曲と、練習曲3曲の集中講習で、目からうろこの事もあり大変有意義な講習でした。
帰りは新宿駅、東京駅ともにすんなりとクリア。
米谷会本部滞在2時間の東京日帰り弾丸ツアー・パート1でした。
東京駅にて
3月12日(日曜日)
昇級試験当日です。
東京日帰り弾丸ツアー・パート2です。
試験は午後1時半なので逆算して午前5時過ぎに自宅を出発します。
富山市から早朝のR41を南下、神岡からR471へ入り安房を目指します。
安全運転と経済走行を目指してゆったり走っていると、朝から何台にも煽られました。
決してゆっくり走っているわけではないのですが、気に入らないのでしょうね。
松本から高速に入りあとは一本道。
中央道ってずっと制限80キロなのに、たまにとんでもないスピードで突っ走って行く輩がいますが、大丈夫なんですかね。
過去に高井戸ICで降りて道を間違えたことが2度。
なので万全を期して手前の調布ICで降りてしばらくR20を走りました。
本部前に車を駐めてもいいよと言われていたのですが、事前にしばらく音出しをしてウォーミングアップしたかったので、本部を通り過ぎて塚山公園近くのコインパーキングへ。公園でしばらく吹いてからと思っていたのですが、残念ながら満車。
いくつかコインパーキングの候補をチェックしていたので順に行ってみますが全部満車。最後の最後にようやく一台分空いていました(米谷会本部に一番近いパーキングでした。)
塚山公園はNGだったので仕方なく暑い車の中で30分ほどウォーミングアップしてから米谷会本部へ向かいます。
すでに到着している会員の方が奥の部屋で練習中。
順番ということで私も課題曲3曲を練習させていただきましした。
この日の尺八試験は、名取試験が1名、準師範昇格試験が1名、そして私が師範昇格試験、もう一名が総師範昇格試験でした。
時間が来たので2階の検定室へ。
一段高いところに会主の小杉真貴子先生、その左に米谷智先生、その横に米谷和修先生。小杉先生の右に藤みちこさんの豪華顔ぶれの審査員。
左手では米谷和子さんが三味線、稲庭淳さんが唄を唄ってくださいます。
前回の準師範昇格試験の時は、尺八の先生がもう2人ほど多かったと思いますが、今回は受験する人も少ないので、この顔ぶれになったのかもしれません。
いずれにしても会主とナンバーワン、ナンバーツーの目の前で緊張の中20分ほど吹かなくてはならないので大変です。
まずは米谷流の練習曲集の中から3曲、指定された番号の曲を演奏します(これは譜面を見てもOK)
いずれも師範昇格の試験なので、ツの中メリ、リ(ハ)の大メリ等の作る音が入っていて音域も広くなかなか難しい練習曲です。
続いて民謡3曲、こちらは完全暗譜です。
私の選択した受験曲は、「最上川舟唄」「茶切節」「白浜音頭」の3曲、各2番ずつ。
最上川舟唄は三味線なしの尺八伴奏のみです。2番はちょっと長いですがしっかり吹きました。途中のコロガすところも不明なところがあったのですが、和修先生の事前講習で解決して迷わず吹けました。
茶切節は以前佐藤松子流の大師範昇格試験の時に弾き語りしたっけなぁ、と思いつつ吹いておりました。休符と半音が多いのですが、三味線も唄も得意な唄なので問題なし。
白浜音頭は実は長年の間に細かいところをいい加減に吹いていて、たまにはしっかり譜面を見て確認しなければと思いました。思い込んでいると修正に意外と時間がかかります。
審査員全員の講評の後、最後に智先生、和修先生と3人で練習曲集をもう一度吹いていただき終了でした。
1階に下りてほかの受験生と雑談をしていたら、和子さんがこっそり「合格です」と耳打ちしてくださいました。
そうです、米谷会の試験は不合格があるのです!
他の民謡の会は実力が伴っていなくても、ほぼお金を積めば名取りになれるし、昇格もできますが米谷会は違うんです。私の名取り試験、準師範昇格試験の時には師匠と師匠の奥さんが不安そうに「どうやった?」と何度も聞いたのを思い出します。
他の受験生にエールを送って、本部滞在2時間で帰路につきます。
帰りも高井戸ICはいまいちよくわからないので、調布ICから高速に。
途中双葉SAで信玄餅を買いに。
一応妻からのリクエストっぽいニュアンスの言葉かあったので(#^.^#)
午前中に目をつけておいた中央道原PAでしばらくだけ移動運用をします。
全く何もない日帰り弾丸ツアーでは面白くないので、ほんの30分程度だけですが。
もう日没が近づいていて7MHzの国内コンディションもそろそろスキップ気味。
それでもなんとか30分20交信。
まだ弱い信号でコールする局はいましたが、先を急ぐので強制終了。
次回はゆっくり訪れたいと思います。
さて、今朝から走りっぱなしたったので、フロントウィンドウは虫だらけ。
どこかでペットボトルに水を汲んできて洗いたいな、と思っていたら松本で雨になりました。
うまい具合に洗い流せたのでラッキー。
帰りも安房・神岡を通って帰ります。
さすがに睡魔との戦いでした。
これにて東京日帰り弾丸ツアー・パート2は無事終了。
一日走って約800キロ。
2リッターディーゼルですが、17.7Km/Lでした。
なかなか優秀な燃費でした。
ここ数年コロナ禍というのもあったのですが、名取り試験・昇級試験を受ける人が激減して試験自体が開催されていませんでした。
昨年暮れに本部へ電話して、試験が開催されるのなら是非受験したいとの旨を伝えたところ、数年ぶりに開催されることになりました。
私は準師範から師範への昇級試験です。
年末に師匠の米谷威和久先生の自宅を訪ね、ハンコをいただいてきました。
本来ならば取り立て師範として東京の本部へ一緒に行かなければならないのですが、恒例で道中不安なため私一人で行くことになりました。
師匠の教室は生徒さんも私一人だけ。
教室自体稼働していないので、米谷会本部の計らいで、試験前の特別講習を受けに来なさいということになり、2月25日に痛い足を引きずりなから東京の米谷会本部へ行ってきました。
2月25日(土曜日)
早朝より北陸新幹線で東京へ向かいます。
荷物は尺八2本だけなのでそんなでもないのですが、しばらく前から痛みだした膝の調子が徐々に悪くなっていて、杖をついてやっとこさ歩いています。
しばらくぶりの東京ですが、電車を乗り継いで下高井戸の米谷会本部へ行くのはこれが初めて。
今までは師匠と師匠の奥さんも一緒だったので車でしかいったことがありません。
しっかり予習したつもりでしたが、新宿駅でJR線から京王線に乗り換えるのにちょっともたつきました。やっぱり田舎者です(^_^)
京王線上北沢が最寄りの駅なのですが、果たして上北沢に急行とかが止まるのかが不明で田舎者はここで再度もたつきました。結局特急に乗って、急行に乗り換えて、再度各駅停車に乗り換えで無事上北沢到着。
昇級試験はこの2週間後なのですが、次回は車で来るつもりなのでコインパーキングをチェックしつつ本部へ向かいます。
特に迷うこともなく無事本部到着。
特別講習の講師は米谷和修先生です。
いつもテレビでは拝見していますが、和修先生直々の指導は初めてで、講習は1時間半も続きました。
試験曲3曲と、練習曲3曲の集中講習で、目からうろこの事もあり大変有意義な講習でした。
帰りは新宿駅、東京駅ともにすんなりとクリア。
米谷会本部滞在2時間の東京日帰り弾丸ツアー・パート1でした。
東京駅にて
3月12日(日曜日)
昇級試験当日です。
東京日帰り弾丸ツアー・パート2です。
試験は午後1時半なので逆算して午前5時過ぎに自宅を出発します。
富山市から早朝のR41を南下、神岡からR471へ入り安房を目指します。
安全運転と経済走行を目指してゆったり走っていると、朝から何台にも煽られました。
決してゆっくり走っているわけではないのですが、気に入らないのでしょうね。
松本から高速に入りあとは一本道。
中央道ってずっと制限80キロなのに、たまにとんでもないスピードで突っ走って行く輩がいますが、大丈夫なんですかね。
過去に高井戸ICで降りて道を間違えたことが2度。
なので万全を期して手前の調布ICで降りてしばらくR20を走りました。
本部前に車を駐めてもいいよと言われていたのですが、事前にしばらく音出しをしてウォーミングアップしたかったので、本部を通り過ぎて塚山公園近くのコインパーキングへ。公園でしばらく吹いてからと思っていたのですが、残念ながら満車。
いくつかコインパーキングの候補をチェックしていたので順に行ってみますが全部満車。最後の最後にようやく一台分空いていました(米谷会本部に一番近いパーキングでした。)
塚山公園はNGだったので仕方なく暑い車の中で30分ほどウォーミングアップしてから米谷会本部へ向かいます。
すでに到着している会員の方が奥の部屋で練習中。
順番ということで私も課題曲3曲を練習させていただきましした。
この日の尺八試験は、名取試験が1名、準師範昇格試験が1名、そして私が師範昇格試験、もう一名が総師範昇格試験でした。
時間が来たので2階の検定室へ。
一段高いところに会主の小杉真貴子先生、その左に米谷智先生、その横に米谷和修先生。小杉先生の右に藤みちこさんの豪華顔ぶれの審査員。
左手では米谷和子さんが三味線、稲庭淳さんが唄を唄ってくださいます。
前回の準師範昇格試験の時は、尺八の先生がもう2人ほど多かったと思いますが、今回は受験する人も少ないので、この顔ぶれになったのかもしれません。
いずれにしても会主とナンバーワン、ナンバーツーの目の前で緊張の中20分ほど吹かなくてはならないので大変です。
まずは米谷流の練習曲集の中から3曲、指定された番号の曲を演奏します(これは譜面を見てもOK)
いずれも師範昇格の試験なので、ツの中メリ、リ(ハ)の大メリ等の作る音が入っていて音域も広くなかなか難しい練習曲です。
続いて民謡3曲、こちらは完全暗譜です。
私の選択した受験曲は、「最上川舟唄」「茶切節」「白浜音頭」の3曲、各2番ずつ。
最上川舟唄は三味線なしの尺八伴奏のみです。2番はちょっと長いですがしっかり吹きました。途中のコロガすところも不明なところがあったのですが、和修先生の事前講習で解決して迷わず吹けました。
茶切節は以前佐藤松子流の大師範昇格試験の時に弾き語りしたっけなぁ、と思いつつ吹いておりました。休符と半音が多いのですが、三味線も唄も得意な唄なので問題なし。
白浜音頭は実は長年の間に細かいところをいい加減に吹いていて、たまにはしっかり譜面を見て確認しなければと思いました。思い込んでいると修正に意外と時間がかかります。
審査員全員の講評の後、最後に智先生、和修先生と3人で練習曲集をもう一度吹いていただき終了でした。
1階に下りてほかの受験生と雑談をしていたら、和子さんがこっそり「合格です」と耳打ちしてくださいました。
そうです、米谷会の試験は不合格があるのです!
他の民謡の会は実力が伴っていなくても、ほぼお金を積めば名取りになれるし、昇格もできますが米谷会は違うんです。私の名取り試験、準師範昇格試験の時には師匠と師匠の奥さんが不安そうに「どうやった?」と何度も聞いたのを思い出します。
他の受験生にエールを送って、本部滞在2時間で帰路につきます。
帰りも高井戸ICはいまいちよくわからないので、調布ICから高速に。
途中双葉SAで信玄餅を買いに。
一応妻からのリクエストっぽいニュアンスの言葉かあったので(#^.^#)
午前中に目をつけておいた中央道原PAでしばらくだけ移動運用をします。
全く何もない日帰り弾丸ツアーでは面白くないので、ほんの30分程度だけですが。
もう日没が近づいていて7MHzの国内コンディションもそろそろスキップ気味。
それでもなんとか30分20交信。
まだ弱い信号でコールする局はいましたが、先を急ぐので強制終了。
次回はゆっくり訪れたいと思います。
さて、今朝から走りっぱなしたったので、フロントウィンドウは虫だらけ。
どこかでペットボトルに水を汲んできて洗いたいな、と思っていたら松本で雨になりました。
うまい具合に洗い流せたのでラッキー。
帰りも安房・神岡を通って帰ります。
さすがに睡魔との戦いでした。
これにて東京日帰り弾丸ツアー・パート2は無事終了。
一日走って約800キロ。
2リッターディーゼルですが、17.7Km/Lでした。
なかなか優秀な燃費でした。