黄昏れたフクロウ

黄昏が近づくとフクロウは飛び立つ準備を始めます。暗闇で木に激突。最近は夜目、遠目が効かなくなって来ました。

アップル・ロスレス評価(1)カー・オーディオ

2012-08-10 | 科学、技術
 音楽CDが山のようにたまって、これはたまらないと、realplayerでPCに取り込んだのが2004年。8年も前のことだ。それからは居室で聞く音楽はすべてPCから。

 2006年にはスズキのエスクードに乗せてあった6連装のCDプレーヤーが壊れた。さてどうしたものかと考えた果てにipodとFMトランスミッターを導入。その後トヨタのラッシュに乗り換えたがipodをaux接続し、今日に至っている。

 つまり、かなり昔から居室ではitunes、車ではipodのオーディオ環境になっていた。

 それならさっさとCDは処分したのかといえば、そうではない。後生大事に段ボール箱に入れて物置の隅に転がしておいたのだが、いよいよ邪魔になってきた。

 潔く捨てるかどうかを考える前にやっておきたいことがある。realplayerで取り込んだ音楽データはaac規格で圧縮してある。これはitunesでも再生可能だったので便利だったのだが、aac規格では元の音楽データから人間の耳では判別できない音を捨ててしまうことにより圧縮率を大きくしている。

 どうせ聞こえない音だからいいだろうという意見もあるだろうが、もしかすると私には絶対音感のような神がかった能力があるかもしれない。というわけでCDの中に入っている音楽情報を不足無く圧縮するalac規格ですべてのCDを再取り込みすることにした。

 アップル社の開発したこのロスレスと呼ばれる圧縮方式では、aac方式で圧縮するのに比べデータ量が5倍くらいになる。一例だが、Aaliyaの同名CDアルバム一枚をaac規格で圧縮すると86MBになり、同じアルバムをアップルロスレスであるalac規格で圧縮すると432MBになる。

 そんなわけで、それまで30GB程度だった音楽データの量ががいきなり140GBへと、ハイパーインフレーションだ。これでは30Gのipodには全然入らない。もっともitunesからipodに同期するときにaacに自動的に変換してる機能もあるが、せっかくのロスレスデータを生かすためipod classic 160Gを購入することにした。



 早速、カー・オーディオのaux端子に接続して試聴。比較データとしてセリーヌ・ディオンのパワー・オブ・ラヴがaacでもはいっている。

 そして、結論。ロスレス音源とaacの音の差はまったく聞き取れない。

 エンジン音やエアコンの音、風きり音など車内ノイズの大きいラッシュではロスレス音源はまったく不要といえる。ただ、ipod classicは生産中止になるといううわさもあったので、160Gの購入は間違いではなかったことにしておこう。

 ところで、CDの処分はどうなったのかというと、結論先送りにしておこうということで、今日はここまでにしておく。




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