Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

1月22日埼玉私立高校受験始まる!

2010-01-22 | 日本の教育一般
現在22日、午前10時25分。
息子を含めた多くの受験生たちは、私立高校で鉛筆かシャーペンを走らせている。
いよいよ埼玉の高校受験が本格的に始まった!

今日はその初日で、昨日息子の中学では私立受験に備えて注意事項の確認があった。
持ち物、どのくらい前に行けばいいか、その他もろもろのこと。
息子の中学は、22日の今日は140人ぐらいの受験生がいて、明日は100人、あさっては40人。(この数字うろ覚えなので・・・ただ、多い順は正しい)
この3日間は多くの私立で試験がある。
さすがに、今日は初日とあって、この3日間のピークなのだろう。
近所の私立高校にかなり多くの受験生がこの中学から行くので、態度に注意して受験にのぞむように言われたらしい。

昨日の夜、息子は悠々と、IPodで音楽を聞きながら、とくに普段と変わりなく構えていた。
私は仕事で体は疲れていたが、とにかくひたすら料理を作ることに専念。
息子の大好きな(主人が作る定番料理)大根と豚肉の中華スープ。(ショウガが入っているので温まる)
煮込みハンバーグを作ろうと思っていたが、時間がなかったので、普通のハンバーグにした。
毎日、毎日かなりの量の食事をする息子。
土曜日は、くら寿司で、食べる、食べる。
私たちが食べ終わっても、延々とマイペースで食べている。
22皿ぐらい食べていた。(しかし、くら寿司は安いから、気にしなくてすむ)
おかげで、まったく病気知らず。
学校で9割がた生徒たちは新型インフルにかかったようだが、息子はウイルスに囲まれながら、大丈夫だった。
やはり、よく食べて、日々熟睡しているのがいいのだろうか?

昨日の9時半ごろ、「今日は早めにお風呂にはいったら?」と言ったら、めずらしく素直に従おうとするので、「よかった、これで早く寝てくれるかな」と思っていたら・・・
突然、息子が「筆箱、学校に忘れた!」と息を呑む言葉。
「なに~!!!」
小学校からずっと筆箱なんて忘れたためしがない息子だ。
さまざまなものを今日の受験のために準備してきて、前日の夜なくてはならない筆箱を学校に忘れてきたときた。
ここでおこってはいけないのだが、やはり・・・

息子は近所のコンビ二かスーパーに買いに行くという。
外はかなり冷え込んでいる。
私は文句を言いながら家の中に筆箱がないか猛烈な勢いで捜す。
私の筆箱は、「ヒカルの碁」のコミック絵柄なので、ちょっとねぇ・・・
ドローング用の鉛筆を入れている何も書いてない細長い紙の箱・・・ちょっとねえ・・・
息子が、ダウンをきて、家を出ようとしたとき、見つかった、筆箱らしいものが。
主人のちょうどいい大きさの洗面用具入れ。
何も文字が入ってなく、まったく筆箱と相違ない感じ。
それを見て、息子も筆箱を買いにいくのをやめにした。
ああ、よかった。
ほっとする。
そして、安心した息子は、1つ1つ丁寧に中学と受験校の資料を確認しながら、カバンに必要なものを入れていた。
B型の私だったら、さっさと入れてしまうだろうに、こういうところが私に似ず、主人に似たきちんとした性格のA型の息子である。

しかし、予期せぬ筆箱騒動で、私はいたく疲れてしまった。
せめて、前日ぐらい英語の過去問の語彙の確認ぐらい手伝おうと思っていたのに・・・
私は、まったく何もする気力はなくなり、すぐに寝てしまった。

そして、当日の今日の朝。
私はぴったり6時起床。
息子はめずらしく6時15分ごろすっと起きた。
朝食は、おもち3個、スープ、みかん入りヨーグルト、そしてデカビタという栄養ドリンク。
いつものように食欲は衰えず、あっという間にたいらげる。
息子は、早めに学校に到着するように、電車の時刻表を調べてあるため、7時15分とかなり余裕を持って家を出る。
8時15分より受付開始だから、受付開始時間の頃につく予定なので安心だ。
電車が止まったりしたときのために、タクシーを利用するお金もおろしておいて、前もって渡してある。
普段息子が持たない携帯も、何かあったときに学校に連絡するため、私のを貸す。(息子は忘れる前にすぐに電源をきるだろう)
中学からの指示では、受験校と中学校の連絡先を両方生徒手帳に書き留めるように指示があった。
受験のためにさまざまな細かい重要な必要事項を前日中学校で教えてくれているので、本当に親は安心だ。
私たちの高校受験のときは、ここまで学校側はしてくれなかったと思う。
心から息子の中学校の先生たちに感謝する。

最後私はいつもと同じように、あっさりと送り出した。
とくに「頑張れ!」とも言わない。
明日も受験はあるし、まだ始まったばかりだから・・・