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好きなことだらけさ…

『ディリリとパリの時間旅行』

2019年10月19日 | 映画 アニメ

新たな芸術や科学技術が花開きパリが栄えた、ベル・エポックと呼ばれる時代。
どうしても外国に行ってみたいディリリは、
密かに船に乗ってニューカレドニアからパリにやってくる。
そして配達人のオレルと出会い、初めてのバカンスを楽しむ約束をする。
一方、その頃少女の誘拐事件が街を騒がせており、
男性支配団と名乗る謎の集団による犯行といわれていた。
オレルはたくさんの人々と知り合いであり、パリの有名人たちをディリリに紹介。
ディリリは有名人たちに男性支配団について次々に質問していく。
洗濯船でピカソから“悪魔の風車”に男性支配団のアジトがあると聞き向かう二人。
そこでオレルが狂犬病の犬に噛まれてしまうが、
すぐさまパスツール研究所で治療を受け、事なきを得る。
オペラ座では稀代のオペラ歌手エマ・カルヴェに紹介され、
失礼な運転手ルブフと出会った。
そんな中、二人は男性支配団がロワイヤル通りの宝石店を狙っていることを知り、
待ち伏せをして強盗を阻止。
その顛末が新聞で大きく報じられ、ディリリは一躍有名に。
しかしそのことでディリリは男性支配団の標的となり、
ルブフの裏切りにより誘拐されてしまう……。
(MovieWalkerより)

8月の末に公開されてますが、タイミングが合わずやっと観てきた。
ストーリーは殆ど期待してなく、
パリの有名人ゾロゾロで画がキレイ、だけで眠くなるだろうと。
それがなかなか楽しく観れました。

風景がやけにリアルだなぁと思って、すぐにこれは実際の写真だと気が付いた。
美しく切り取られた風景が光を放ってる。
そして緻密に構築された本物に近い3Dキャラではなく、
単純なモデリングのキャラクターたちがリアルな背景に
違和感なく溶け込んで見えるのは実にシャレてる。

そのシャレたキャラクターたちがパリ風に気取ってるw
(ベル・エポック パリ人なんだから当たり前か)
主人公ディリリはルイーズ・ミシェル仕込みで超気取ってて、
とってもカワイイ!
これは絶対フランス語で見た方がいいのでは?
吹替上映は観てないから断言はできないけど、
あの時代のエスプリを感じたければフランス語でしょう。
気取ってなんぼですww

時代は第三共和政下、女性も男性と同等の権利が認められるようになり、
下級市民にも昇進の道が開かれるようになったとは言え、
依然ブルジョワジーは擁護され、女性蔑視も横行といった感じ。
そんな時代の空気を小難しく説明するのではなく、
ディリリが探検するパリの街、
出会う人々や事件で見せていく上手さがありました。

そしてゾロゾロ出てくる有名著名な文化人、研究家の方々。
街のあちこちにはミュシャとロートレックのパスターが貼られ、
ロートレックはちゃんとチビ男、ドガに褒められ喜んじゃう。
ピカソ、マティス、ルソー、ルノワール、モネ、
彼等はちゃんと自身の作品の前にいるから分かりやすい。
アイリッシュ・アメリカン・バーに集う客たちの中に
ディアギレフは発見できたけど、向かいにいたのはニジンスキーだったのね~
モディリアーニに寄り添うのはモデルのエビュテルヌ。

他にもまだまだ100人超えの著名人というから
これは〇〇
だ!と気が付くだけでも楽しい気がする。



台風が蹂躙していきました~

2019年10月13日 | 瑣末な日々

更新久しぶりです。
9月、消費税上がる直前に一週間実家に行って来ました。
新幹線代も上がるから、その前に。
後半3日間くらい娘も休みを利用してきてくれたので、
珍しくお寿司の出前を取ってみんなで食べた~。
(いやもう、安い寿司なのに美味い!東京とは違うなぁw)
掃除機が欲しいというばあちゃん連れて電器屋さん行って、
これも消費税上がる前に購入。
次に行くのは冬かな。

帰って来てからは
10月から始まるアニメをチェックし、
1日に「HELLO WORLD」観に行き、
次の日に「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」展に行き、
次の週にはちょっとだけプールに泳ぎに行き、
台風が来るってんで、バラの枝切りしたり、
金曜日は鉢植えを動かしたり、自転車を玄関の中に入れたり。

もう、昨日の出来事になっちゃったけど、
夜の9時頃、まさに上空を通過して行ったみたいです。
23区で初らしい大雨特別警報が発令され、
スマホが避難勧告音をガンガン鳴らしてたけど、
家んとこは思ったほど荒れなかった。
側に川も無いし、雨風もそこそこだった。
同じ区内でも川の側の方々はまだまだ不安だろうなぁ。
朝になるといろんな被害状況が報道されることになるんでしょう。

電車もすっかり止まってたけど、
大江戸線と銀座線は動いてたwww
娘は明日(あ、もう今日だ)、イベントに行くそうな。




『みんなのミュシャ ミュシャからマンガへー線の魔術』観てきました

2019年09月21日 | 絵画・展示

まだまだ暑かった8月のお盆中に行きました。
たまたま、郷里の友人が東京で働く娘さんのところに来ていたので、
一緒に行って来ました。
(暑過ぎて眠れないって言ってたw)

2017年に新国立美術館でやった「ミュシャ展」とは違い、
今回のは大型の絵画作品ではなく広告デザイン、ポスターに特化した展示。
みんなが思い描くミュシャです。





一部撮影OKでした。
綺麗には撮れなかったけど、一応撮ってきましたw
 




人物の後ろに光輪のように丸いデザインが入っているのが特徴ですよね。



丸に衣服の裾が垂れ下がる構図がQ型方式」と言われている物ですね。
巧みに目線を誘導させる構図です。
グラフィックデザインの世界ではお馴染み。

「鏡によって無限に変化する装飾モティーフ」と題された
このデザインが面白かったなぁ。

ミュシャ没後、カウンター・カルチャーに与えた影響として、
レコード・ジャケットやロック・ポスターの展示。
そこから日本のマンガへ繋がっていきます。
水野英子、天野喜孝、山岸涼子、松苗あけみ、花郁悠紀子、波津彬子、出渕裕
数は少なかったですが、錚々たる面々。
マンガ見てると他にもいろんな人がミュシャ使ってますよね~。

東京は今月29日まで。
その後、京都、札幌、名古屋、静岡、松本と巡回展です。




「高畑勲展─日本のアニメーションに遺したもの」観てきました

2019年09月20日 | 絵画・展示

夏休みも終わり、ゆったり観ることができました。

会場の入口は「かぐや姫の物語」の感じで和風でした。
中はもちろん撮影不可です。
先に進むと高畑勲の逆年表が。
亡くなった日から始まり遺作となった「かぐや姫の物語」が最初に出てくる形です。
どんどん懐かしいアニメが並びます。

展示は4章に分かれていて
第1章 出発点 アニメーション映画への情熱
「ぼくらのかぐや姫」
「安寿と厨子王丸」
「わんぱく王子の大蛇退治」
「狼少年ケン」
「太陽の王子 ホルスの大冒険」が並びます。
自分の記憶にあるのは「狼少年ケン」からかな。
学校給食が始まっていない小学校低学年の頃の弁当箱がホルスだった。
サリーちゃんのが欲しかったのに、
母親はマンガなら何でもいいと思って買ってきたのを
いつまでも文句言ってたのを覚えてるww

第1章と2章の間に高畑が翻訳したジャック・プレヴェールの
「鳥への挨拶」に使われた奈良美智のドローイングが展示されていて
これはうれしかった。

第2章 日常生活のよろこび アニメーションの新たな表現領域を開拓
「パンダ コパンダ」
「アルプスの少女ハイジ」
「赤毛のアン」
「母をたずねて三千里」
この辺りから誰もが知ってる作品群が続きます。







ハイジの巨大なジオラマは撮影OKでした。

第3章 日本文化への眼差し 過去と現在の対話
「セロ弾きのゴーシュ」
「じゃりン子チエ」
「柳川堀割物語」
「火垂るの墓」
「おもいでぽろぽろ」
「平成狸合戦ぽんぽこ」

第4章 スケッチの躍動 新たなアニメーションへの挑戦
「ホーホケキョとなりの山田くん」
「かぐや姫の物語」
山田くんの映画はホント好きでした。
あの水彩画タッチは驚きでした。

もちろんそれぞれの作品の画を描いているのは原画、作画の方々。
高畑本人は脚本、演出、監督として細かい指示を出しまくってる。
企画書、絵コンテ、メモ、走書き、実に緻密に念入りに。
狭いであろう業界の中で、誰とどこでどんな作品を世に出すのか。
いろんな軋轢があっただろうことは推して知るべし。
彼の残した足跡は大きい。

会場を出たところに

ハイジの山小屋が再現されてました。
等身大っぽい大きさでした。



『トールキン 旅のはじまり』

2019年09月19日 | 映画 洋画

幼くして父を亡くし、12歳で母親も失ったトールキンは、
母の友人だった神父の後見の下、上流家庭の子らが通う
名門キング・エドワード校に通うことに。
奨学生で孤児のトールキンは孤立するも、
3人の芸術を愛する少年と出会い秘密クラブ「T.C.B.S.」を結成し、
かけがえのない絆で結ばれていく。
一方で、トールキンは下宿先の3つ年上の女性、エディスとも惹かれ合っていた。
しかし、時が流れ大学生となったトールキンや仲間たちに、
第一次世界大戦の影が迫り始める。
(MovieWalkerより)


戦場で友人を探すトールキンから始まります。
「指輪物語」「ホビットの冒険」の
ジョン・ロナルド・ロウエル・トールキンってこんな生い立ちだったんですね。
彼の想像力の源は苦しい生活の中でも
楽しむことを忘れなかった母親のおかげなのかも。
両親亡きあとも名門校に通う事が出来たのは
幸運だったのではないでしょうか。
戦場での戦闘シーンですら想像力を発動する彼。
彼が生きて帰ってくれたおかげで、
我々はかの物語を読むことが出来たわけですね~。




『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝ー永遠と自動手記人形-』

2019年09月18日 | 映画 アニメ

……大切なものを守るのと引き換えに僕は、僕の未来を売り払ったんだ。
良家の子女のみが通うことを許される女学校。
父親と「契約」を交わしたイザベラ・ヨークにとって、
白椿が咲き誇る美しいこの場所は牢獄そのもので……。
未来への希望や期待を失っていたイザベラの前に現れたのは、
教育係として雇われたヴァイオレット・エヴァーガーデンだった。
(公式サイトより)

3週間限定上映だったので早めに行ったけど、
4週目以降上映決まりましたね~。

TVシリーズでヴァイオレットの生い立ちと彼女の心のもちようを描き、
(もちろんBDに録画保存済み)
児童手記人形として成長した彼女の新たな仕事、教育係。
今回も人の心を届けようと手紙を書く彼女。
とてもやさし気持ちになれる作品でした。
作画も美しい。
ベネディクトのヒールの後ろ姿がたっぷり堪能できますw

そしてやっぱり泣けるんだなぁ。
今回は京アニ事件があったせいで、尚更であります。
エンドロールに制作に関わった全員の名前をクレジットということで、
これが最後の作品になってしまった方々の名前もありました。
とても残念でなりません。

年明け公開予定だった「劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は
"鋭意制作中"になってますね。
時間がかかっても待ってます。"鋭意応援中"です。



久々で~

2019年09月16日 | 瑣末な日々
長らくの更新さぼりです。
何てことなく、いつも通り暮らしてますw

8月は「けむりの軍団」やロイヤルの「ロミ&ジュリ」見る前に
渋谷Bunkamuraで「みんなのミュシャ」も観に行ってます。
9月に入り映画「トールキン」を観に行き、
東京国立近代美術館に「高畑勲展」に行き、
映画「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」も観てきました。

その合間に増税前の家電購入w
10年くらい使ってる洗濯機と掃除機を買い替え。
電器屋回ってカタログ集め実物確認し、
ネット検索で値段を比べ、気に入ったものが買えました。
さらにその間に家に4台あるエアコンのうち、
寝室のエアコンから水漏れ~。
Panasonicのエアコンだけどググったら結構水漏れあるらしく、
いろんな人が書いている。
まあ同じような状態だなと思い、さっそく電話。
ここは正規のパナ修理ご相談窓口へ。
ここでケチって安くやってくれるとこ探して失敗すると
あとで気分悪いからね~。
日を決めて来てもらい無事終了。
12,000円くらいかかりました。
さらにさらにその間に実家に帰る新幹線取って
秋分の日から1週間ほど行って来ます。
今回は途中から娘も行くそうで、久々に孫の顔も見せられます。

そんなこんなの日々。
最近何にも作ってないなぁ。
暑さのピークも終わったみたいなので、何かしたいなぁと思いつつ、
ついついソシャゲ~



英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2018/19「ロミオとジュリエット」

2019年08月28日 | バレエ

いろいろなダンサーで何度も観ている英国ロイヤルのロミ&ジュリ。
今回は先月マシュー・ボーンの「白鳥の湖」で来日したマシュー・ボールがロミオ。
これは観とくかぁと、先週の土曜行ってきました。

始まってすぐに、今までよりカメラワークがかなりいいと気付く!
実に見やすいっていうか、ストーリーが追いやすい。
セリフの無いバレエは踊りでストーリーを表現してるわけで、
舞台上のどこを観るか、誰を観るかは大事。
ただ漫然と引き画面を映していれば、
そりゃ観たいとこ見ればいいんだけど、スクリーンなんだからアップも観たい!
今回は演出がちょっと違ってないか?と思うくらい、良かった。
(自分が今までちゃんと観てなかっただけかもw)
最初の市場のシーンですらゴチャゴチャ感がなかった。

そしてロミオ中心の三バカのバランスがバツグン。
ロミオも引き立つし、マキューシオとベンヴォーリオも魅せる。
しかし一番目を引いたのはジュリエットのヤスミン・ナグディ。
ええっ体幹凄くないですかぁ~。
リフトされた時のしなやかさがハンパない!演技もしっかりできてる。
すごくいいぞ。

自分的にはティボルトがちょっと薹が立った感がw
ギャリー・エイヴィスは好きなダンサーですが、パパ役じゃね?(失礼しました)
ロミオとのソードファトはカッコ良く決めてたので、彼でいいのか。

久々に英国ロイヤル正統派のロミ&ジュリ観た気がしました。

〈主なキャスト〉
ジュリエット:ヤスミン・ナグディ
ロミオ:マシュー・ボール
マキューシオ:ヴァレンティノ・ズケッティ
ティボルト:ギャリー・エイヴィス
ベンヴォーリオ:ベンジャミン・エラ
パリス:ニコル・エドモンズ
キャピュレット卿:クリストファー・サウンダーズ
キャピュレット夫人:クリスティナ・アレスティス
乳母:クリステン・マクナリー
三人の娼婦:ベアトリス・スティクス=ブルネルミカ・ブラッドベリロマニー・パジャック
マンドリン・ダンス:マルセリーノ・サンベ
ローレンス神父:ジョナサン・ハウエルズ
ロザライン:金子扶生



劇団☆新感線「けむりの軍団」観てきました。

2019年08月23日 | 舞台(演劇・音楽)

2019年8月21日(水) 開演14:00 TBS赤坂ACTシアター

友人に誘われ、当日券で観てきました~。
久々に回らない新感線でしたww
これ古田新太の芸能生活35周年記念公演だったんですね。
そして、いつもの中島かずきではなく
新感線では2作目となる倉持裕脚本作品。
2019年劇団☆新感線39興行・夏秋公演 いのうえ歌舞伎〈亞〉alternative
という長い前タイトルのalternativeは
"もうひとつの"という意味だそうです。
プログラムによると昔はテレビやら舞台やらで頻繁に見ることができた時代劇。
最近ではとんとお目にかからなくなったフツーの時代劇をやってやろうという趣旨らしい。
倉持裕に課せられたお題は
古田新太主演で「隠し砦の三悪人」と「走れメロス」を足したような話ww
それにバディものということで、
映画「ミッドナイト・ラン」要素も入れたと。
ああ、確かにそれらがないまぜになったような話でしたw

〈ストーリー〉
乱世の世。本能寺の変以後、秀吉の小田原征伐以前のいつか。

大名・目良家が統治する、とある国のお話。
軍配士としてさまざまな主君のもとで目良家と戦ってきた真中十兵衛は、
今は仕官する先もなく浪人として暮らす日々を送っている。
ある日、賭場でテラ銭泥棒騒ぎを起こした美山輝親のとばっちりで、
彼とたまたま同行していた十兵衛は子分二人をヤクザに人質にとられてしまう。
五日の間に捕まえて戻らないと子分の命はないと脅され、
仕方なく輝親を探すハメになる十兵衛。

一方、目良家の城内では、同盟を組む厚見家を守るために
当主・則治のもとに正室として嫁いでいた、紗々姫が、
その同盟を反故にされたとして厚見の家臣である雨森源七らと共に目良家を出ようとしていた。
それを阻むのは則治の母であり、目良家で一番の権力者でもある嵐蔵院と、
目良家家臣で侍大将の飛沢莉左衛門。
源七以外の厚見家家臣は莉左衛門らに斬り殺されるが、
紗々姫と源七はなんとか城外へと逃げていく。

とある木賃宿で十兵衛は輝親を発見するが、そこに紗々姫と源七も居合わせたことで、
目良家の追っ手たちと一悶着を起こす。
その場にいた百姓、浪人たちが皆、目良家に恨みを持つ者ばかりだったことも功を奏し、
十兵衛の機転、輝親の口八丁ぶりと無謀な行動で追っ手を追い払うことに成功。
その様子を見た紗々姫から厚見の城まで自分を送り届けてほしいと頼まれ、悩む十兵衛。

その頃、一向一揆を扇動していると言われていた夭願寺では、
厚見家の蜂起を知った住職の残照が、
もともと目良家から目をつけられている自分たちが生き延びるためには
紗々姫を亡き者にするのが得策として、十兵衛たちが潜む酒屋の蔵を襲う。
目良家の兵に変装した僧兵たちが姫に刀を向けることに違和感があった十兵衛は、
村祭りの男衆たちが蔵の裏手に大勢集まっていたことを利用して援軍が来ていると思わせ、
僧兵たちを退却させる。またもや、十兵衛のとっさの働きに感心する紗々姫。

その直後、夭願寺を疑って残照のもとを訪れていた嵐蔵院ら目良家一行。
この時のいきさつを聞いた莉左衛門は、
紗々姫を守っているのは煤煙党ではないか、との考えを口にする。
煤煙党とは目良家に激しい敵意を持つ集団だが、とっくの昔に滅んだはずだと言い、
信じようとはしない嵐蔵院。
互いに腹に一物がありながらも、目良家と夭願寺は共に協力して姫を追うことにする。

無事に城まで姫を送り届けることができれば、
厚見家の軍配士として仕官させると言われて十兵衛の心は揺れ動く。
しかし子分の命の刻限まであまり時間が残されていないため、
すぐにでも輝親をヤクザのもとに連れて行かなければならないのだ。
さあ、どうする、十兵衛!!
(公式サイトより)

若い頃はバレエもタップもやってたという古田。
(昔、舞台上でバレエのマネージュやってみせて笑い取ってたw)
最近はずーっと力抜いたカッコ良さだけで勝負してますよね。
今回は早乙女太一との殺陣シーンが!!
もう何度も同じ舞台に上がってたのかと思っていたら、
なんと古田vs早乙女は初だったんですね~
古田新太の殺陣はガッツリカッコイイのは分かってたけど、
早乙女太一の腕が格段に上がってる~
動きのキレは世代交代を感じたわー。
でも看板俳優としての牽引力はさすがです。

その早乙女太一。
いつもと違うキャラを演じてたー!
クールな切れ者じゃない。
クールな雰囲気は出してるんだけど、口を開くと…www
会場の笑いを取るセリフの数々が、なんか力一杯頑張ってた。
もう東京公演も明日が千秋楽で、もうちょっと
こなれててもいいようなもんなのに、力一杯w
あ、でもそういう演技なのか。
太一くん新感線に揉まれてなんでもできる大物になれよ~。

見えない敵を想定して右往左往する愚かさを
今の国際情勢に重ねて観ることもできるけど、
そこは新感線だから、なにも考えずに「あ~面白かった」でもいい気がする。
なにせ古田新太×池田成志だもん。
安心して笑えるw

〈主なキャスト〉
真中十兵衛・・・・・古田新太
飛沢莉左衛門・・・早乙女太一
紗々姫・・・・・・・清野菜名
雨森源七・・・・・・須賀健太
嵐蔵院・・・・・・・高田聖子
残照・・・・・・・栗根まこと
美山輝親・・・・・・池田成志
目良則治・・・・・河野まさと
千麻の方・・・・・中谷さとみ



デビュー50周年記念「萩尾望都 ポーの一族展」観てきました~

2019年08月16日 | 絵画・展示

実は初日の7月25日に行ってましたww

入口の上には50周年のキャッチが。
まあ、当然中は撮影禁止って事で。
何を観ても懐かしさと、
自分がマンガにのめり込んだ原点がこれだよな~と。
デジタル処理をしていない手描き原画は惚れ惚れします。

今年に入ってから発売になってた
このプレミアムエディション版はもちろん購入済w

「ポーの一族」の他にも「トーマの心臓」や
高校時代の作品やデビューの作品なんかもありました。
バレエ系を題材にした作品の展示が無かったなぁ。

宝塚舞台の衣裳も展示してました。





この辺は撮影OKだったんですが、そんなに興味なかったw

そして散財してきました!

たっぷり買ってきましたw
そんなもんに金かけてどーするって言われそうだけど、
眺めてニヤニヤするに決まってる~
(シャンパングラスやティーカップは買ってないですよ)
風呂敷とポスターは飾りたいから額縁買わなきゃ。
(額の方が高い…)

東京会場は終了しましたが、
12月には大阪、来年3月には川崎でやるそうです。