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好きなことだらけさ…

『NHKバレエの饗宴』特別企画 吉田都引退公演 Last Dance 観てきました

2019年08月08日 | バレエ

2019年8月7日(水) 開演14:00 新国立劇場オペラパレス

吉田都さんの最後の公演観てきました~。
昨日、今日と2日間かぎりの公演です。
チケットは6月の時点で完売でしたね。人気の程がうかがえます。

ガラ公演の形を取りながらも東フィルの生オケ、舞台美術も簡素ながら素敵でした。
彼女の好きな演目だけで構成したんだなぁというのが伝わってきます。
そして、今活躍中の日本の若手バレエダンサーを
カンパニーを越えて集めて踊るなんて、ほかでは観られません。
おまけにムハメドフ出演です!

「シンデレラ」第3幕から
振付:フレデリック・アシュトン 音楽:プロコフィエフ
吉田都
灰色のボロドレスで踊るシーンで幕開き。
シンデレラがトゥシューズを手に舞踏会を思い出すソロを
バレエ人生を振り返るイメージで選んだんだそうです。

「Flowers of the Forest」から "Scottish Dances"
振付:デヴィッド・ビントレー 音楽:アーノルド
池田武志、渡辺恭子、石川聖人、石山沙央理、塩谷綾菜、髙谷遼
スタダンの面々ですね。
スコットランドの民族衣装っぽいのがなかなかオシャレでした。
酔っぱらいの踊りとか入ってましたw

「タランテラ」
振付:ジョージ・バランシン 音楽:ゴットシャルク(ケイ編曲)
ミーガン・グレース・ヒンキス、ヴァレンティーノ・ズケッティ
毒蜘蛛ってタイトルですが、明るく軽快な作品でした。

「アナスタシア」第2幕から
振付:ケネス・マクミラン 音楽:チャイコフスキー
平田桃子、ジェームズ・ヘイ
英国ロイヤルの高田茜さんが怪我で降板。
代わりに来てくれたのが英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団の平田さん。
さすがに上手い!!

「誕生日の贈り物 -Birthday Offering-」から抜粋
振付:フレデリック・アシュトン 音楽:グラズノフ(アーヴィング編曲)
吉田都、フェデリコ・ボネッリ/島添亮子、福岡雄大/米沢唯、井澤駿/
渡辺恭子、池田武志/永橋あゆみ、三木雄馬/沖香菜子、秋元康臣/
阿部裕恵、水井駿介

すごく華やかで楽しい演目で見応えありましたね~。
それぞれのカンパニーでトップをはってる方々が、
都&ボネッリの周りで踊ってるって!
島添&福岡組は小林紀子バレエ・シアター×新国立劇場バレエだし。
金色衣裳で登場の都&ボネッリ。
なんかもうボネッリの王子感ハンパないわ~。
応援してる沖さんは都さんの隣の立ち位置だし!
このメンバーでもう1回観たいわ。

「白鳥の湖」第4幕から
振付:ピーター・ライト 音楽:チャイコフスキー
吉田都、フェデリコ・ボネッリ
吉田都のオデット見納め~
泣けてくるわw

「ドン・キホーテ」グラン・パ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ、アレクサンドル・ゴルスキー 音楽:ミンクス
米沢唯、秋元康臣
新国立劇場バレエ団×東京バレエ団の二人。
米沢さんってこんなに上手いんだーと思った!
秋元くんの技のキレっぷりはいつもに増してスゴw
でもなんか印象が違うぞ?と思ったら、なんと彼、笑顔で踊ってる~
秋元くん、いいじゃないかぁ~。
いつもそういう顔で踊ってくれよー、ステキに見えるぞー。
無表情な能面顔は卒業だ!

「リーズの結婚」第2幕から
振付:フレデリック・アシュトン 音楽:エロール(ランチベリー編曲)
ミーガン・グレース・ヒンキス、ヴァレンティーノ・ズケッティ

「シルヴィア」第3幕から
振付:デヴィッド・ビントレー 音楽:ドリーブ
小野絢子、福岡雄大

「くるみ割り人形」グラン・パ・ド・ドゥ
振付:ピーター・ライト(レフ・イワノフ版に基づく) 音楽:チャイコフスキー
ヤスミン・ナグディ、平野亮一
う~んなんというか、平野くん、
日本のカンパニーの若手ダンサーに負けてるよー。
もう少しカッコイイとこ魅せておくれよ~

「ミラー・ウォーカーズ」から
振付:ピーター・ライト 音楽:チャイコフスキー
吉田都、イレク・ムハメドフ

ムハメドフ、出てきただけでうわぁぁぁだわ。
サポートするだけかと思ったら、ジャンプはするわ、
都さんを高く抱え上げるわでちゃんと踊ってました!
ちょっと調べたら自分と同年齢だったw

カーテンコールはたっぷり時間取って拍手の嵐です。
これが最後なんて寂しいかぎりです。
大きな花束を受け取った都さんにエスコートするボネッリがまたステキ!









来年から新国立劇場舞踏部門芸術監督です。
若手育成に向けて、また頑張るんだろうなぁ。

この公演はNHK BS4Kで10月7日、10月14日(再放送)に放送するそうです。
BSプレミアムは日時未定だそうです。
4Kは見れないのでBSプレミアム放送を待ちます。



『トイストーリー4』

2019年08月07日 | 映画 アニメ

ウッディ(声:トム・ハンクス)、バズ(ティム・アレン)ら仲間たちは、
新たな持ち主ボニーを見守っていた。
そんな彼らの前に、彼女の一番のお気に入りで
手作りおもちゃのフォーキー(トニー・ヘイル)が現れる。
しかし、フォーキーは自分をゴミだと思い逃げ出してしまう。
ボニーのためにフォーキーを探しに行ったウッディは、
一度も愛されたことのないおもちゃや、
かつての仲間ボー(アニー・ポッツ)との運命的な出会いを果たし、
見たこともない新しい世界にたどりつく。
最後にウッディは、驚くべき決断をする……。
(MovieWalkerより)


これ、友人と観に行ったんですが、
「話を続けるために新たな展開にしたね。」と言ってきた。
「えっ!?話を終わらせるための展開だったんじゃないの?」と真逆の感想w
観終わった後の感じ方が違ってて、なんか面白かった。

「トイストーリー3」で
“おもちゃにとって大切なことは子供のそばにいること”という矜持を貫いたウッディ。
この先はないだろうと思ってたらの4なんだから、
ああ、この結末なのね~
「トイストーリー5」ができたとしても、
おもちゃの物語ではあるけど、それはまったく別物のような気がする。
友人はディズニーがここでやめるわけないじゃん。次も作って儲けるのよ!
と、言い放った友人。
あや~、大人の事情ですかwww それも分かりますけど。
「トイストーリー」はこれで最後でいいんじゃないかなぁ。



『天気の子』

2019年08月06日 | 映画 アニメ

森嶋帆高(声:醍醐虎汰朗)は高1の夏、離島から家出して東京にやってくる。
しかし生活に困窮し、怪しげなオカルト雑誌のライター業の仕事に就く。
彼のこれからを示唆するかのように、連日雨が降り続くなか、
都会の片隅で帆高はひとりの少女に出会う。
その少女・陽菜(森七菜)はある事情を抱え、弟とふたりでたくましく暮らしていた。
そんな彼女には、祈るだけで空を晴れにできる不思議な能力があった……。
(MovieWalkerより)


新海節爆走~!!
ギャルゲ―要素満載のあえてのノーマルエンドセカイ系アニメ!!
自分中心帆高くん、正論は言わない。
思春期の男の子はこうでなくっちゃw
正しい道を選べば、世界も自分も救われるトゥルーエンドが待っているかもw
あ、でも帆高くんはちゃんと社会性も常識も持ち合わせていますよー。
それでも自分が望むものが欲しいんですよね~。
雨が降り続く東京。
(すでに猛暑に入ってますが、今年はタイムリーでしたね~)
帆高くんのウザさも相まってウェット感が倍増しw
前回の「君の名は。」が当たっただけに大変だったろうけど、
まさに新海誠作品を出してきましたね。

お約束のこれまでの作品主人公も脇キャラでちょいちょい登場してるし、
企業タイアップ、ソフトバンクのお父さんを探せも入ってる。
個人的にはお馴染みの池袋周辺と時々乗ってるバスまで登場w
いやもう十分楽しませてもらいました。



『ル・グラン・ガラ 2019』観てきました。

2019年07月27日 | バレエ

2019年7月24日(水) 開演14:00 文京シビックホール

パリ・オペは久しぶりです。(チケット高いんだもんw)
今回はケガで来れなくなるというアクシデントが無かったみたいですね~。
観に行ったのはAプロのみです。

「眠れる森の美女」より

振付:ルドルフ・ヌレエフ 音楽:P.I.チャイコフスキー
オニール八菜、ジェルマン・ルーヴェ
初っ端オニール八菜でした。でもあれれ?グダグダ?
ジェルマン・ルーヴェとのパートナーリンクもよろしくなく、
王子の腕にぴょんと走り寄ってクルクル回ってフィッシュダイブの連続技、
かな~り危なかった。落とすんじゃないかとハラハラしてしまった。

「マノン」より“寝室のパ・ド・ドゥ”
振付:ケネス・マクミラン 音楽:ジュール・マスネ
ドロテ・ジルベール、マチュー・ガニオ
ああ、やっとパリ・オペだw
さっきのは何だったのだろうと思うくらいのドロテ&マチューでした。

「失われた時を求めて」より“囚われの女”
振付:ローラン・プティ 音楽:カミーユ・サン=サーンス
アマンディーヌ・アルビッソン、オードリック・ベザール

「白鳥の湖」第2幕より
振付:ルドルフ・ヌレエフ 音楽:P.I.チャイコフスキー
レオノール・ボラック、ジェルマン・ルーヴェ
この二人、去年のバレエフェスの時も思ったけど、なんかつまんない。
一発目の眠りの時もそうなんだけど、
ジェルマン・ルーヴェ、ノーブル感バリバリで姿は美しいんだけど
つまんないww
確か「カルメンズ」は面白かった記憶が…王子様やるとつまんないのかww
でも、このジークフリートでエトワールになったんだよね?

「ヘルマン・シュメルマン」

振付:ウィリアム・フォーサイス 音楽 トム・ウィレムス
オニール八菜、ユーゴ・マルシャン
別人オニール、二人ともカッコイイ!
生き生き見えました。
コンテに合わせてきたなら、無理にクラシック踊らなくてもいいのに~
と思ってしまった。

「プルーストー失われた時を求めて」より“モレルとサン=ルー
振付:ローラン・プティ 音楽:ガブリエル・フォーレ
マチュー・ガニオ、オードリック・ベザール
バレエフェスでボッレとマチューが踊ったやつですね。
この演目、彫刻のような肢体で踊られると惚れぼれする~。

「ライモンダ」より
振付:ルドルフ・ヌレエフ 音楽:アレクサンドル・グラズノフ
ドロテ・ジルベール
パリ・オペでは2008年から全幕上演されていないという「ライモンダ」。
その時に踊ったのがドロテなんだそうで、
彼女にとっても久々だったらしい。

「クロージャー」(日本初演) 
振付:ジュリアーノ・ヌネス 音楽:フランツ・シューベルト
レオノール・ボラック、 マチュー・ガニオ
マチューの熱望で急遽上演が決まったという本作。
ヌネス本人が踊ってる映像はYouTubeで見ました。
マチューは綺麗に踊りますね~

「ル・パルク」より“解放のパ・ ド・ ドゥ” 
振付:アンジュラン・プレルジョカージュ 音楽:W.A.モーツァルト
アマンディーヌ・アルビッソン、オードリック・ベザール

「エスメラルダ」パ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ 音楽:チェーザレ・プーニ
ドロテ・ジルベール、ユーゴ・マルシャン
「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」から変更になった演目。
「ライモンダ」といい、「エスメラルダ」といい、
エトワールになる前のドロテを映像で見たことがあるので、
立派なパリ・オペの顔になったなぁなんて思いながら観てました。



エイフマン・バレエ「ロダン~魂を捧げた幻想」全2幕

2019年07月22日 | バレエ

2019年7月19日(金) 開演19:00 東京文化会館大ホール

〈ストーリー〉
第1幕
心を病んだカミーユ・クローデルが精神病院で暮らしている。
彼女に会いにきた彫刻家のロダンは、過去の様々な出来事を思い出す――。
アトリエに来た若い学生のカミーユに、ロダンはすっかり心を奪われた。
一方で、自宅で待っている内縁の妻ローズの献身的な愛には、
ろくに報いることがなかった。
ロダンの心の中に、カミーユとともに制作に励み、
作品を創り上げている自分の姿が浮かぶ。
カミーユは美貌、若さ、彫刻家としての才能と、
もてるものすべてを恋人であり、師であるロダンに捧げた。
しかし、傑作を生み出した作者としての栄誉はすべてロダンに与えられた。
ロダンが華々しく成功を祝う一方で、カミーユの存在は無視された。

第2幕
カミーユはロダンとの制作の場から出ていく。
取り残されたロダンにローズが寄り添い、
ロダンはブドウ祭りでローズに初めて会ったときのことを思い出す。
カミーユはロダンの元を去ったものの、どこにも落ち着くことができずに戻ってくる。
ロダンは帰ってきたカミーユへの激しい情熱と、ローズへの真摯な愛情の間で引き裂かれる。
『クロト』を制作したカミーユは、心身ともに限界を迎えていたところに
評論家たちに酷評され、自ら作品を破壊する。
そして悪夢のような幻影につきまとわれて狂気に陥り、精神病院に隔離される。
残されたロダンは一心に石を刻み続ける。
(プログラムより)

身体能力の高さを見せつけるようなアクロバテックな舞台でした。
映画にもなってるロダンとカミーユの話。
彫刻をする時の表現が秀逸ですね。




テーブルにのった塊を捏ね上げる、としか表現できない。
腕1本ずつ出来上がるってやつ。
それもこれも見た目の美しいダンサーが揃っているからこその美って感じです。
プログラムには"男性184cm以上、女性173cm以上のダンサー全員が
自らの肢体の可動域を極限まで拡大"って書いてありました。

いやもう動く彫刻ですよw

21年ぶりの来日公演らしいですが、21年前は観ていないので初です。
ストーリー的にはロダンというよりカミーユの話か?
これはこれで一つのスタイルなんだろうなぁとは思ったけど、
心に響くって程ではなかった。

って言うか、この日は日が悪かった。
前日の京アニ火災で心が動揺してた。(いまだに泣けてくる)
全く集中できないけど、チケ取ってしまってたから観に行った。
サンサーンスもラヴェルもうわの空だった…。



マシュー・ボーンの「白鳥の湖~スワン・レイク~」2019 2回目と3回目~

2019年07月18日 | バレエ

2019年7月17日(水) 開演13:30 開演18:30 Bunkamuraオーチャードホール

水曜日はマチソワ2公演観てきました。
(さすがに目が疲れた、首も痛しw)

昼はキャスト発表の前に取ってた1枚。
スワンはマックス・ウェストウェル、王子はジェイムズ・ラヴェル。
マックススワンはストレンジャーの方が好みだったかな。
そんなに身長高くないか?
群れの中にいるスワンはそんなに大きくないなぁという印象。
可もなく不可もなくw
でもやはりバレエ出身だけあってウィル・ボジアーの時より
動きがきれいでした。
それよりストレンジャーの時の余裕かました風が良かったですね~。
なかなかステキでした。
初演時にはまだ生まれてなかったというジェイムズ王子。
若い!若いなぁ。
一生懸命踊ってました。まだ段取りこなすのに精一杯か。
でも、頑張ってる感が好感度高いです。
スワンクバーのシーン、終盤に映るはずの白鳥映像が出ませんでした。
飛んでいく白鳥を追いかけて舞台からはけるはずが、
ただバーの前から公園に向かって走っていく恰好になっちゃいました。

〈主なキャスト〉
スワン/ストレンジャー・・・マックス・ウェストウェル
王子・・・・・・・・・・・・・・ジェイムズ・ラヴェル
女王・・・・・・・・・・・・・・カトリーナ・リンドン
ガールフレンド・・・・・・・・・・フレヤ・フィールド
執事・・・・・・・・・・ジョナサン・ルーク・ベイカー


夜公演は今回目玉のマシュー・ボール。
客の熱気も昼とはぜんぜん違う。
この回が彼の初日だったんですね。気付かずにチケ取ってましたw
ドミニク王子とニコル・カベラ女王は前回観たのと同じだったので
つつがなく進行し、2幕スワン登場。
うわっ別格!!
現役英国ロイヤルバレエ プリンシパルの力を見せつけられました。
これがスワンだ!
しなやかな腕の動きとジャンプの高さ、くるっと回った時の安定感。
さすがでございました。
実はマシュー・ボール、英国ロイヤルバレエで踊ってるのを見た時、
そんなに好きじゃないなぁと思ってて、
今回のスワンもさして期待してなかった。
「スワン踊るには腕の長さが足りん!!」と
腕フェチの自分は思ってたんだけど、
いざ、始まってみると3人のスワンの中で一番腕がキレイでした!!
指先まで神経が行き届いているってのはこの事だw
腕短いとはぜんぜん思わなかった(すみませ~ん)。
そして顔も綺麗ですね~。
印象としては、白鳥の群れを率いるリーダーというよりは
見た目がキレイな分、他の白鳥からハブられてる孤高の白鳥プリンスって感じ。
ドミニク王子が庶民に見えるくらい王子感バリバリ~w
ストレンジャーはやはりちょっと線が細いかなぁ。
もちろんカッコイイんですが、好みじゃないかも。
ストーリー的に、王子と白鳥の間にあるはずの愛がそんなに感じられない。
綺麗さが目立って、白鳥に求められる勇猛さが無い分、
包容力が感じにくい気がする。
初日でしたからね~、これからあと3回踊る事を考えると
千秋楽に観るとまたちょっと違う印象かもです。

あと執事がなんとマックス・ウェストウェルでした。
昼にスワン踊って夜執事、連投~w
そして、やはりそんなに背が高くない。

〈主なキャスト〉
スワン/ストレンジャー・・・マシュー・ボール
王子・・・・・・・・・・・・ドミニク・ノース
女王・・・・・・・・・・・・・ニコル・カベラ
ガールフレンド・・・・・・キャリー・ウィリス
執事・・・・・・・・マックス・ウェストウェル

今回の来日公演は、キャスト発表があったおかげで、
ちゃんと3人のスワンを観ることができました。
三者三様といった感じ。
ウィル・ボジアーは勢いのある若い白鳥。ジャンプは高いぞ!
マックス・ウェストウェルはお父さんっぽいw
マシュー・ボールは白鳥プリンス。
ガールフレンドも3人観ました。
2回目の昼公演に観たカトリーナ・リンドンが良かったな。
執事も3人。これも2回目のジョナサン・ルーク・ベイカーがカッコ良かったです。



『Girl/ガール』

2019年07月17日 | 映画 洋画

15歳のララ(ビクトール・ポルスター)の夢はバレリーナになること。
だが、それは簡単なことではなかった。彼女は男の体に生まれてきたからだ。
それでも強い意志と才能、娘の夢を全力で応援する
父マティアス(アリエ・ワルトアルテ)に支えられ、
難関のバレエ学校への入学を認められる。
夢を実現するため、毎日厳しいレッスンを受け、
血のにじむような努力を重ねるララ。
ところが、初めての舞台公演が迫る中、
思春期の身体の変化による思い通りに動けなくなることへの焦り、
ライバルからの心ない嫉妬により、彼女の心と体は追い詰められていく……。
夢に向かって刹那的に今を生きるララと、今にも壊れてしまいそうな娘を必死に支える父。
交錯した2人の想いが辿り着く先に待つものは……?
(MovieWalkerより)


ララはトランスジェンダーとしては恵まれてる方なんでは?
お父さんも認めてるし、ちゃんと医者にかかり、
性適合手術の準備までしている。
自身は努力の甲斐あって女性としてバレエスクールにも入れた。
何をそんなに焦っているのか。
どんどん自分を追い詰め、果ては暴挙に出る。

厳しいレッスン、同級生からの嫌がらせ、
ホルモン剤を使っているのに遅々として変化しない体。
カメラは終始ララに密着。
踊ってるシーンですら引き映像は殆ど無く、
見えないはずの心の内側を映そうとしているかのように
執拗に彼女迫ってましたね~。

ストーリーの中で迎える誕生日。
"16歳おめでとう"
ああ、思春期真っただ中。
シスジェンダーの子だって悶々としちゃうお年頃。
たぶんこの厄介な年齢が自分を追い詰めてしまうのでは。
見ているこちらもどんどん苦しくなってくる。

最後の彼女をどう捉えればいいのか。
髪を切り颯爽と歩く彼女は前に進んだのだろうか。

この役をやったビクトール・ポルスターくんは
シスジェンダーというではないですか!!
映画初主演でバレエダンサーの普通の男の子。
すごく自然に見えてたので驚きです。



マシュー・ボーンの「白鳥の湖~スワン・レイク~」2019 1回目

2019年07月12日 | バレエ

2019年7月11日(木) 開演18:30 Bunkamuraオーチャードホール

白鳥始まりました~
初日の夜公演行って来ました。
今回は珍しく先に全日程のキャストが事前に出ました。
最初、1公演分だけ買ってあったけど、
キャスト出た時点であと2公演分買い足しました。
これでスワン3人観られます。

今回はマシュー・ボーン自身による新演出に変わってるって事で、
どこが変わったのか興味津々でしたが、大きくは違わなかったかな。

一番違ったのはスワンクバーのシーン。
いろんな輩がゴチャゴチャ踊ってるって印象が、
やたらスッキリしてました。
小銭稼ぎしてる子供もいないし、ゲイの水兵さんカップルもいない。
なので、酔っぱらった王子が蹴飛ばされるシーンも無しです。
プログラム読んだら、
"ここは個性的なキャラが大勢いすぎて、肝心なところに観客の目がいかない。
それで、アンサンブルのほとんどを似たような髪型と衣裳で揃え、
王子とガールフレンド、執事の存在を際立たせて何が起きてるのかが
明確に伝わるようにしました。"と書いてありました。
確かに分かりやすかった。
その場の主要3人が何やってるのかがちゃんと目に入って来る。
でも、ちょっと寂しいかなw
バーの客が同じようなカップルになっちゃってる感じがしたし、
いろんなキャラが何をやってるのか、見つける楽しさもあったんだよなぁ。
バーから追い出された王子が遠い目をして手を差し伸べてる後ろに
白鳥の群れが羽ばたいてるってのも
白鳥のシルエットアニメーションです。
これは公演冒頭、幕に映し出されたもののヴァリエーションか。
全体的に鳥としての白鳥を前面に押し出してた印象。

他にも衣裳だったり、舞台美術だったり、
3幕の舞踏会シーンも細かいところがちょいちょい変更になってました。
音源のスピードもちょっと変えてるところがあったように思う。
ロボトミー場面の影を使った演出は以前の方が好きかも。

で、この日のスワン、ウィル・ボジアーですが、
殆ど期待しないで行ったら、結構よかった。
ミュージカル畑出身らしいですね。
プロフィール読むと映画「美女と野獣」にも出てたらしい。
難を言えば腕の動きがちょっと雑に見えたのとエロさが足りないw
それ以外はジャンプ力もあるし、白鳥のセンターに立ってもしっかり目を引く。
リチャードよりは彼の方がいいなと思っちゃいました。

4幕目、ドミニクの王子観ながら、
ああ、ベット下から出てくるスワンだったんだよなーと。
スコット・アンブラーを踏襲した王子になったなぁ。

カンパニーのうち29人が新人だそうで、
オーディションに先立ち、"スワン・スクール"を開設したらしいです。
以前より、力強いスワン群舞って感じで、
足を踏む音も大きいし「シャーッ」っていう回数も多いようなww
スワン3人も初代スワン、アダム・クーパーの指導を受けたみたいだし、
見応えある舞台を3回観れるかな。

〈主なキャスト〉
スワン/ストレンジャー・・・ウィル・ボジアー
王子・・・・・・・・・・・・ドミニク・ノース
女王・・・・・・・・・・・・・ニコル・カベラ
ガールフレンド・・・・・カトリーナ・リンドン
執事・・・・アシュリー=ジョードン・パッカー



「ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ」観てきました。

2019年07月11日 | 絵画・展示

先週、ちひろ美術館でやってる企画展に行って来ました。

実はショーン・タンの本は1冊も持っていない。
欲しいと思いつつ、本屋でチラ見したり、ネットで見たりw
話題になった「アライバル」から5年ぶりの新刊が「セミ」が5月に刊行。
 
その原画展です。
さすがに撮影禁止なので、

美術館の外観と階段だけです。

展示室の入口入ってすぐに再現アトリエがあり、
そこには本人から日本でのこの展示に向けてのドローイングが
リアルタイムで届けられて貼ってありました。

図録のおまけに付いてた最初のドローイングのコピーです。
「こんにちは!」って書いてある~とちょっと感動w

原画はいいです。鉛筆のタッチまでマジマジと観てきました。
これを観ちゃうと、絵本は印刷物というのを再認識させられる。
『アライバル』『ロストシング』『遠い町から来た話』の原画、資料が並べられ、
セミくんは本人が作った立体物も展示してありました。
部屋に一つ欲しい~。
他に、日常の風景の油彩画やインスピレーションを描き留めた制作ノートも展示。
最新作「Tales from the Inner City」の原画はビックリするくらいデカイww

会場で流してた「ロスト・シング」のアニメーションは
自分、録画したのを持ってました!!
以前WOWOWでアカデミー賞短編アニメーション賞の特集の時の
1作品で、面白いなぁと思って見ていたんでした。
気付いてなかった~www

当然、ミュージアムショップで散財!
ポストカード、クリアファイル、缶バッチetc....
会場限定装丁の「エリック」の絵本は絶対買おうと思ってたのに

売り切れでした~残念でしょうがない。



『センコ』祭りの1日w

2019年07月05日 | 映画 アニメ

娘と2人で『センコロール コネクト』を観たその日、
中野ブロードウェイで展示やってるってんで、
いそいそ電車乗り継いで行きました。
宇木敦哉展示会「ukix temp」

表の看板は撮影禁止なのに中は撮り放題w

ライトで光っちゃってますが、バシバシ撮ってきました。











「つり球」は懐かしい~





テーブルの上のクロッキーブックには
ファンの方々の熱い思いがびっしり。



天井にも















プロジェクターの前にセンコ
映画館にあった抱っこできるセンコぬいぐるみがここにも置いてあって
娘はせっせと自撮りしておった。

このあと、池袋マルイの
センコロール コネクト × THEキャラSHOP」に移動。
自分は映画館でクリアファイル買ったくらいだけど、
娘は細々買ってたなぁ。
予約販売のぬいぐるみも買うような気がするw

7月6日(土)深夜24:30からTOKYO MX、とちぎテレビ、群馬テレビ、BS11で
30分の『センコロール コネクト』劇場公開記念番組をやるそうです。