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好きなことだらけさ…

『天才作家の妻 40年目の真実』

2019年02月12日 | 映画 洋画

アメリカ・コネチカット州。
現代文学の巨匠ジョゼフ・キャッスルマン(ジョナサン・プライス)と

妻ジョーン(グレン・クローズ)のもとに、スウェーデンからノーベル文学賞受賞の吉報が届く。
友人や教え子らを自宅に招いたジョゼフは、スピーチで最愛の妻に感謝の言葉を告げる。
満面の笑みを浮かべて寄り添うふたりは、誰の目にも理想的なおしどり夫婦に見えた……。
授賞式に出席するため、ふたりはストックホルムを訪れる。
旅に同行した息子デビッド(マックス・アイアンズ)は駆け出しの作家で、
父に対し劣等感を抱いている。
そんななか、ひとりホテルのロビーに出たジョーンは、
記者ナサニエル(クリスチャン・スレーター)から声をかけられる。
ジョゼフの伝記本を書こうとしている彼は、夫妻の過去を事細かに調べていた。
ふたりが大学で教授と学生という関係で出会い情熱的な恋に落ちたこと。
既に妻子があったジョゼフをジョーンが奪い取る形で結ばれたこと。
作家としては二流だったジョゼフがジョーンとの結婚後に
次々と傑作を送り出してきたこと……。
そしてナサニエルは、自信ありげに核心に迫る質問を投げかける。
「“影”として彼の伝説作りをすることに、うんざりしているのでは?」
実は若い頃から豊かな文才に恵まれていたジョーンだったが、
出版界に根づいた女性蔑視の風潮に失望し作家になる夢を諦めた過去があった。
そしてジョゼフとの結婚後、ジョーンは彼の“影”として、自らの才能を捧げ、
世界的な作家の成功を支え続けてきたのだ。
そして授賞式当日。
複雑な感情をひた隠し、華やかに正装した夫妻は、
人生最高の晴れ舞台が待ち受けるノーベル賞授賞式の会場へと向かう……。
(MovieWalkerより)

またまた先週観た映画です。
何かもっと暴露騒動に展開するのかと思ってだけど違った。
大きな事件は起きないのですが、
グレン・クローズの静かな演技がジワジワくる映画でした。
さすがの名女優です。
夫を愛してはいるけれど…ってところを表情だけで複雑に表現してました。

二人揃ってこそのノーベル文学賞で、
どちらが欠けても取れなかっただろうから、
あれはあれで有りなんだろうけど、でもねぇw
今の時代なら女流作家を諦めなくてよかったんだろうから、
それを思うとやりきれないですよね。

夫婦の秘密は決して表ざたになる事はないだろうけど、
これからジョーンがどう生きていくかで、分からないよなぁ。

若い頃のジョーンを演じたアニー・スタークって
グレン・クローズの娘さんだったんですね。
道理で似ているわけだ。