1959 年のイギリス。
夫を戦争で亡くした未亡人のフローレンス(エミリー・モーティマー)は、
書店のない保守的な地方の町に、周囲の反発を受けながらも書店を開店する。
やがて彼女は、40年以上も邸宅に引きこもり、
ただ本を読むだけの日々を過ごしていた老紳士ブランディッシュ(ビル・ナイ)と出会う。
読書に対する情熱を共有するブランディッシュに支えられ、書店を軌道に乗せるフローレンス。
だが、彼女を快く思わない地元の有力者ガマート夫人(パトリシア・クラークソン)が、
彼女の書店を閉店に追い込もうと画策していた……。
(MovieWalkerより)
ストーリーは悲しい結果に終わりそうに見えて
最後に主人公の思いは次の世代に受け継がれてますよーって感じで
重くならずに終わってました。
それより、この映画は1950年代後半のイギリスの
田舎町の雰囲気を堪能できる作りになってました。
建物の佇まいや風景、本を運ぶ木箱や包み紙や紐、
主人公や小さな店員のクリスティーンの着てる手作り感のある服装と
対照的な上流階級風なガマート夫人やそこに集まる人々のきらびやかさ。
古風なイギリスの感じがたっぷりな分、きわだつ閉塞感。
主人公のフローレンスは、こいつは天然か!?と思えてしまうくらい、
ガマート夫人が繰り出すあの手この手に対抗手段を取らない。
唯一味方になったブランディッシュは…
ビル・ナイ、いい感じでした。
もう一つはフローレンスが選ぶ本になつかしさが~
ブラットベリの「たんぽぽのお酒」が出てきて
高校生の時読んだなぁと。
自分の好きな本を並べた自分の本屋。
メチャメチャ素敵な空間、それなのに…
ガマート夫人が憎たらしいですよーw