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[北部会場 3日目] 産前産後訪問支援員 養成講座

2017年11月23日 | 報告
  11月23日(祝)
福知山市では、ふくちやまマラソンが行われたこの日。市民交流プラザふくちやま では、産前産後訪問支援員養成講座の3日目が行われました!!


午前、最初の講座は、
赤ちゃんの栄養はおなかの中から
~胎児期からはじまる妊産褥婦、及び家族の食育の大切さ~
京都府栄養士会 管理栄養士 宮崎圭子先生 のお話を伺いました。

「私達の体は、食べるものから作られている」と自覚すること。そして、妊娠してはじめて栄養を意識するのではなく、普段から心がけることが大切。ということを学びました。



また、子供にかかわる方に知ってほしいこととして、市販飲み物の砂糖量のお話がありました。

なんと!!
シェイクには、3gスティックシュガーが36本
スポーツドリンク1缶には、3gスティックシュガーが7本
も入っています。冷たいから飲めるんですね。
砂糖量は、骨を育てる意味からも気を付けたいですね。

また栄養ドリンクには、カフェインがたくさん入っているので、子供が飲み続けないよう気を付けましょう、とお話されました。

〈受講された方の感想〉
◇カラーの資料を頂けたのが、ありがたかった。訪問でも使用したい。




次の講座は、
妊産褥期のメンタルヘルスとケア、子どもへの影響
亀岡シミズ病院 メンタルヘルス科 部長 島田稔先生 にお話を伺いました。

人に関わるとき、事前情報や数字ばかりみてませんか?
大切なことは、「人に焦点をあてるように関わること」ということを学びました。



講座では、「相手を知るためのワーク」を時間をかけてされました。



4つのグループワークをすすむ中で、受講されている皆様が、だんだん打ち解けていく様子がよくわかりました。



「相手を知ると全体がみえてくる」
と先生は言われましたが、そのことが実感できるワークでした。

〈受講された方の感想〉
◇相手の方より、少し明るいトーンで接するといいことが学べました。
◇相手のことを知ることの大切さがわかりました。




午後、最初の講座は、
ハイリスク妊娠・出産・産褥期の疾患、合併症、治療について
京丹後市立弥栄病院 婦人科部長 福田美佳先生 のお話を伺いました。

妊娠期~産褥期までの疾患のうち、22項目についてお話頂きました。



たくさんの内容にも関わらず、皆さま集中して受講されていました。
最後に会場から「妊娠高血圧症は、繰り返しますか?」と質問があり、興味深い講座であったことが伺えました。
先生からは「可能性はあるが予防方法はあります」と、その内容も説明され、学びの深い時間となりました。

〈受講された方の感想〉
◇妊娠中の異常について、医師からこんなに詳しく聞かせてもらったことがなかったので、勉強になりました。




本日最後の講座は、
妊娠期からの母乳育児支援を学ぶ
~楽しく自信をもって母乳育児を継続するために~
 
つぐみ助産院 越山茂代助産師 のお話を伺いました。



支援者として授乳方法を考えるとき、「母乳で育てる」「ミルクで育てる」と比較するものではないんですね。
大切なのは、「赤ちゃんが生まれたら、そばにママがいて、母乳が少しでも出るなら吸わせてあげるといいね」という姿勢。
なぜなら、母乳を少しでも飲ませることで、病気になりにくくなるなど、様々な利点があることを学びました。
また、母乳をやめた方にも背景があってのことなので、配慮を要することも学びました。
講師の明快なお人柄もあって、「楽しい母乳育児を支援していきたいな」と気持ちを改めて持てたお話でした。

〈受講された方の感想〉
◇若いお母さんたちは、人工乳の人が多いと思っていましたが、母乳で育てる人が90%と聞いて、安心しました。



次回の講座でも、学びが深まりますことでしょう。
楽しみですね。
ありがとうございました。


尚、掲載の写真は、受講者の承諾を得ています。


[文責: 丹後支部 谷垣律子]
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