ようやく3日目にて、待ちに待った京都テルサ会場における対面式の講座が開催できました11月中旬の寒さの中、25名の受講生の皆様お疲れ様でした。残念ながら、いろいろな事情で当日欠席になられた方々も、今後のオンデマンド視聴楽しみになさってください。
3日目は、朝10時~16時半まで、以下5講座集中講義でした。講師の皆様ありがとうございました。1人1時間では話尽くせない濃い内容でした。
講座8は「赤ちゃんの栄養はお腹の中から」~胎児期から始まる、妊産褥婦、および家族の食育の大切さ~(公社)京都府栄養士会の吉田敬子先生でした。妊娠期、産後授乳期のからだの変化に伴う特に気を付けたい食事のポイントを、日常生活に取り入れやすいように、実践可能な形で教えていただきました。知っているようで、実は目から鱗の内容ばかりでした。
講座9は「妊産褥期のメンタルヘルスとケア、子どもへの影響」京都府立洛南病院 精神科医長 山﨑信幸先生でした。コロナ禍でさらに家庭内で増加している産後うつや児童虐待の実態と、それに対して私たち支援者が地域で誰もができることについても詳しく教えていただきました。
講座10は「児童館、子育て広場など、地域でつながる楽しさを学ぶ」~どのよう形で一歩外へ踏み出せるか~ 錦林児童館 館長 池田英郎先生でした。0歳~18歳まで切れ目のない支援を長年続けていらっしゃる実践を、子育て支援と地域のまちづくりの視点から総合的に話していただきました。一度行ってみたいと思われた受講生は多くおられたことでしょう。
講座11は「多胎妊娠、育児支援のポイント」~当事者の視点に立った支援とは~ (公社京都府助産師会多胎育児支援事業代表 のはらfactory 大藤栄助産師でした。誰もが多胎育児する現状を想像すらできない中で、自身が双子である経験も活かしながら、多胎のお母さんやご家族の生の声を届けていただきました。
講座12は「妊娠期からの母乳育児支援を学ぶ」~楽しく自信を持って母乳育児を継続するために~ 国際認定ラクテーション・コンサルタント(IBCLC)出張専門つぐみ助産院 越山茂代助産師でした。知っているようで知らない母乳育児の大切さから、母乳の出る仕組みまで、エビデンスと経験を交えながら説明がありました。母乳育児をしている割合が増加する中いかに楽しく継続できるかは、お母さん一人の努力ではなく、適切な情報と地域のサポートにかかっていることがわかりました。
(写真の掲載は許可をいただいております)
~アンケートの一部抜粋~
オンラインでの講座の方が手軽で楽な面もありますが、実際の対面講座では親しみ易さや、気軽に会話が出来る面白さもありました。
今日は直接、先生方や皆さんにお会い出来て良かったです。久しぶりの対面授業で緊張しましたが、講師の先生方もお話しが上手でメリハリがあり楽しく勉強出来ました。
食事、メンタルヘルスケア、多胎児支援、母乳育児、どの分野においても知っておかなければならないこと、その知識をベースに個々に配慮し、その人にとってベストな支援をしていかなければならないと感じました。今日学んだ内容をさらに掘り下げて、理解を深めていきたいと思います。
たくさんの講座、貴重な学びのきっかけ多数ありすぎ、えられた内容をきっちり深め拡げる努力が必要と感じました。学べば学ぶほどにどんどん知らない事が増えてきます。学びは永遠ですね。
上記のほかにもたくさんのご意見をありがとうございました。今後の運営に活かしたいと思います。
次回は11月3日(水祝)最終日(4日目)です。修了式もありますので、是非皆様体調を整えて全員お顔合わせできることを願っています
(文責 産前産後担当 越山)