2020年11月7日、令和2年度第1回定期研修会が助産所部会と共催にて開催されました。
今年度はコロナウイルス感染症の影響で、今までのような研修会を開催できない状況でしたが、オンラインでの開催となりました。
オンラインということもあり、京都助産師会会員だけでなく、助産師学生さん、県外の方や、海外の方まで、80名の方にご参加いただきました。
今回は「助産の心と技を極める−昨今のお産事情を踏まえてー」というテーマで
兵庫県毛利助産院所長 毛利多恵子先生にご講義いただきました。
毛利先生から神戸市の産後ケアの実態、利用されたお母さんの思いを学び、
コロナにより実家のサポートが得られないなど、産後ケアの利用の増加している現状もあり改めて産後ケアの大切さを学びました。
また、産後ケアを受けたお母さんが、ご自分が受けたケアを次のお母さんに伝えていくことで産後ケアをお母さんたちに知っていただくことがある、行政と助産師の顔の見える関係を築くアプローチをされている、など助産師のケアをお母さんに、社会に知っていただくことも大切だと感じました。
「産後ケアは事後処理。妊娠期や分娩期からの関わりが必要であること」という一言も納得。
最後には助産師の今後の活動の形まで、助産師として胸が熱くなる内容でした。
講義の後は交流会で数名のグループに別れ、お互いの意見交換を行い、毛利先生への質問タイム。
あっという間の2時間15分でした。
これから自分たち助産師がそれぞれの場所で何ができるか、を考える時間になりました。
この学びの時間を、今後の活動に活かしていきたいと思いました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
また次回もご参加お待ちしています。
(文責:助産所部会 松島)