93歳・老大娘の日記

晩年を生きる

「知多半島のふしぎ物語」講座第5回

2017-08-31 19:40:05 | 歴史

第五回講座のテーマは「お札降り」と「ええじゃないか」

「ええじゃないか」は時代劇ドラマなどでよく見かけます。

なんだか「踊る宗教」みたいです。

  幕末、反幕府勢力が民衆運動(社会混乱)を起こすために「伊勢神宮」のお札をばらまきました。

 当時伊勢神宮参りは「庶民信仰」だった。一生に一度は「お伊勢参り」をと思っていたのです。

 参拝できない人は、参拝する人に「代参」を依頼した。勿論なにがしかの金子は払ったでしょう。

 「伊勢神宮は日本人の祖先を祀っている」と言う認識を当時の人は持っていた。

 この認識をうまく利用したのが反幕府勢力だと言うのです。

 伊勢神宮に行けなくても「勝手に伊勢神宮のお札」がどこからか降ってくるのです。

 民衆は争って求めました。伊勢神宮と天皇を結び付け、政治は「天皇が行う」ことを

 民衆に広めたのです。 

 ♪ええじゃないか。ええじゃないか。ええ~じゃないか♪幕府がなくてもええじゃないか♪

 民衆は仕事を放棄し、狂ったように踊ったと伝えられています。

 生活の不満を歌いながら発散したのでしょうか。 (ウエブより)

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

これらの社会事象は慶応3年に起きました。 先生曰く:

「お札降り」は全国広範囲で起きていること、通信等伝達手段のなかった当時

どのように同時多発が可能だったのか? ← これ宿題です。「のろし」と言った受講生もいました。

この事象があったのは確かで、半田の旧家「小栗家」に記録が残っています。

小栗家の敷地にお札が降って、これは吉兆と付近の住民に大盤振る舞いしたとか。

貧しい庶民の家にお札が降っても 大盤振る舞いなどできないですが・・・

反幕府勢力説も一つの説ではありますが、確かではないらしく

推理して、「新説」を次回までに考えてきてくださいと、これも宿題です。

9月上旬、この件に関して、専門家をお呼びして、地元の小栗家も参加されて

フオーラムが開かれます。 遠いので私は参加しませんが、とても興味はあります。

幕末から維新は遠い昔ではありませんのに、まだまだ残された謎は多いようです。

コメント (10)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 究極の暇つぶし | トップ | 効き目のほどは・・・ »
最新の画像もっと見る

10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お札降り (nampoo)
2017-08-31 19:39:57
こんばんは。

幕末に反幕府勢力が民衆運動(社会混乱)を起こすために「伊勢神宮」のお札をばらまいた。
この事件のことを書いた本は随分昔に読みました。
当時は何にも知りませんでしたから、
とても驚きながら読んだことを思い出しました。
大半は忘れていますが懐かしかったです。
返信する
≫nampooさん (Rei)
2017-08-31 19:48:11
こんばんは!
さすがnampooさんです。
とっくにもうお調べになっていたのですね。

反幕府勢力説が言われていますが
先生のお話しでは矛盾点がいくつかあるとのこと、
宿題と言われても「新説」など出せようはずもなく困りました。
私の知識は全て時代小説、歴史小説に
よるものですから。
私以外の受講生は地元の方が多く
関心も深いようです。
私一人が「よそ者」です。
返信する
こんばんは (ふくちゃん)
2017-08-31 21:57:20
「えじゃないか えじゃないか ヨイよいヨイよい」という囃子がありますが?
また別なのですか?
宿題があるのですか?宿題は好きではないです( ;∀;)
お伊勢さん近そうでもなかなか行けなかったのですね。
返信する
≫ふくちゃん (Rei)
2017-08-31 22:13:02
こんばんは!
仰せのお囃子とは違うようです。
この明治維新の「ええじゃないか」は
ここだけのもののようです。
江戸からお伊勢さんはさぞや遠かったことでしょう。
返信する
ええじゃないか (nko)
2017-08-31 23:37:59
一種の民衆運動で、何かの弾みでエネルギーが
爆発して広がっていったのではないでしょうか。
若者のストリートダンスが、巨大などまつりに
広がったように。
お札は今でいうチラシで、恐らく講元や廻国聖の
ような人たちが加持祈祷などへ誘う手段のように
思います。
仕掛け人は、どうやら政治でなく信仰絡みかと・・・

返信する
お伊勢参り (ryo)
2017-09-01 04:46:08
江戸庶民は「死ぬ前に1度はお伊勢さんに
行きたい」と口癖のように言いますね。
それをうまく利用したのでしょうか..。
しかし、いつも向学心をもっておられるreiさまに
感服です。
さて、木槿の別名が底紅です。
俳句は奥が深くて面白くて仕方ありませんよ。
駄句ですが、1日1句を目標にしています。
太極拳は立つときに長陽筋のところに重点を
置きます。少し腰を落としたような格好です。
だから腹筋と太腿にきますね〜。
しかし、昨日初めて知りましたよ、全然だめな
生徒です。
返信する
≫nkoさん (Rei)
2017-09-01 13:56:29
高野聖は聞いたことありますが
廻国聖は知りませんでした。
信仰絡みのほうが妥当で現実味がありますね。
今年のど祭りの盛大さには感嘆しました。
研究者が「ええじゃないか・・・」の本も出しているようなので
読んでみたくなりました。

返信する
≫ryoさん (Rei)
2017-09-01 14:04:29
お伊勢参りは勿論信仰からが大きいでしょうが、
一種の楽しみ、娯楽でもあったようです。
誰からも非難されず旅を楽しめたと思います。
知らないことが私には多すぎます。
なので、ついつい首を突っ込むことになります。

ryoさんのおかげで俳句のことにも関心が持てて
日本の言葉の奥深さにも感心しています。
太極拳は動作がゆっくりですが
全ての運動がそうであるように
ゆっくりであればこそ効き目もあり、
きついのだと思います。
返信する
この社会現象・・ (kei)
2017-09-02 18:12:51
「同時多発」だったのですね。
どうやったらそれが可能だったのか、新説までいかなくとも考えるのは楽しそう…。
でも考えあぐねそうです。
ですが、ちょっと興味を持ちました。


返信する
≫Keiさん (Rei)
2017-09-02 21:52:04
名古屋発説もあり、みなさん活発に意見述べておられました。
私は一番の新参者で、興味はあっても知識はないので宿題は怠けようと思っています。
2時間の講座ですが、先生は受講生が飽きないように
時々個々に質問されるので
油断できません。
返信する

コメントを投稿

歴史」カテゴリの最新記事