秘書検定 39*『敬語』 (2)種類

2014-08-17 | 秘書検定
 ひとくちに「敬語」と言っても、実は種類があります。

その種類も、2007年(平成19年)、文化審議会の「敬語の指針」により 3種類から5種類に増えました

「指針」とは、進む方向を示すガイドラインのようなものであり、「必ずこうしてください」とか、

「これだけが正しくて、他は間違っています」というものではありません。

全国各地には長く受け継がれてきた方言がありますし、世代や男女によって敬語の使い方も異なります。

そして言葉は生きていますから、歳月の流れとともに、どんどん変化してゆくものです。

「敬語」を、難しいもの 窮屈なものと考えず、まさしく 「思いやりの心をかたちに」 と捉えながら身につけ、

実生活ではもちろんのこと、秘書検定の面接試験においても、自信を持って使いこなしたいものです。


 さて、長い間「丁寧語」・「尊敬語」・「謙譲語」の3種類だった敬語ですが、

「丁寧語」に含まれていた「美化語」が独立し、「謙譲語」が「謙譲語Ⅰ」と「謙譲語Ⅱ」に分かれました。


尊敬語   相手側または第三者の行為・物事・状態などについて、その人物を立てて述べるもの

謙譲語Ⅰ 自分側から相手側又は第三者に向かう行為・物事などについて、その向かう先の人物を立てて述べるもの

謙譲語Ⅱ 自分側の行為・物事などを、話や文章の相手に対して丁重に述べるもの

丁寧語  話や文章の相手に対して丁寧に述べるもの

美化語  物事を、美化して述べるもの                     (参照 「敬語の指針」)


なんだか分かったような分からないような・・・特に謙譲語は区別がつきにくいのではないでしょうか。

この先、具体的な例を挙げながら、使い方をお伝えいたします。


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