秘書にゃんこ*等々力渓谷 ~ 恵比寿

2014-05-09 | おでかけ
 秘書にゃんこ、生まれて初めてのゴールデンウィークは、「りっちゃん」とお出かけしました。

コメント欄にたびたび登場してくれる「りっちゃん」は、私の CA 時代の同期生ですが、

秘書にゃんことは、このときが初対面でした。


 都内唯一の渓谷として知られる等々力渓谷(とどろき けいこく)では、

都心とは思えない緑あふれる自然の中、川のせせらぎを聞きながら1kmの道を散策しました。



「等々力」は、渓谷に流れ落ちる滝が「轟く」ことに由来しているという説も。。



今の季節は青もみじが美しく、気の早い赤もみじと織りなす錦は、目にも優しい森林浴


東急線を乗り継いで九品仏(くほんぶつ)浄真寺を拝観し、自由が丘を経由して代官山へ。

オシャレな街を歩きながら、ちょっと道に迷って、最終目的地の恵比寿へ。



ガーデンプレイスのイングリッシュガーデンでは、ピーターラビットが出迎えてくれました


 さて、恵比寿といえば

広いビアホールでは、若いスタッフが、たくさんのテーブルの間を忙しそうに立ち働いていました。

オーダーを聞き、お料理を運び、実にキビキビと動いてはいるのですが、何かが足りない・・・。

りっちゃんとそんな事を話すうちに、年長の男性スタッフが私たちのテーブルへ。

同じく、オーダーを聞いて、お料理を運んでくださるのですが、若手スタッフとは明らかに違う印象。

「最初から、この方なら良かったのにね」 

思わず感想を漏らした私たちは、仕事柄、その違いを分析。

まず「笑顔」  これは分析するまでもなく、第一印象で歴然とした差が出るものです。

そして「身のこなし」  たとえばお辞儀にしても、この方は「首」ではなく「腰」を折っていました。

さらに、テーブルにお皿を置くときなども、「手」だけでなく「上半身」を使っていました。

え?「手」じゃなくて「上半身」?? という声が聞こえてきそうですのでご説明いたしましょう。

若手スタッフは、オーダーを聞くのもお皿を並べるのも真顔で、しかも直立不動で行なっていましたが、

この男性スタッフは笑顔を絶やさず、そして作業に合わせて上半身を適度に前に傾けていました。

それが、いっしょうけんめいに聞いてくれている、丁寧に接してくれている、と客が感じる所以であり、

ひいては、「歓迎されたい」という、私たち客の心理を満足させることにつながったのだと思います。


 秘書検定の面接試験の でも、来客に対してにこやかな笑顔で前傾姿勢を取り、

「こちらへどうぞ」と案内するシーンがありました。

「首」や「手」という体の先だけでなく、惜しむことなく全身を使ってお客様に接したいものです。


 それにしても、 片手にこういう話題が尽きない私たちって。。。


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秘書検定 23*『立ち居振る舞い』 (5)座り方・1級

2014-05-02 | 秘書検定
 前回の「準1級」に続きまして、今日は「1級」についてお話しいたします。

基本的な事は「準1級」と同じですが、面接試験の流れが異なりますので、順を追ってご説明いたしましょう。


【1級】受験者2名 座る回数3回

1 面接室に一歩入って立ち止まり、「失礼いたします」と述べて会釈をし、荷物を置いて面接官の前に進みます。

2 《自己紹介と挨拶》 二人揃ったら、面接番号の若い方から述べて30度の敬礼をします。

 「○番 ○○ ○○と申します。 どうぞよろしくお願いいたします」

  [男性] ズボンの脇の縫い目に指を真っ直ぐ揃え、指先が丸くならないよう気をつけましょう。

  [女性] 手を体の前で重ね、親指は隠し、4本の指はピンと伸ばしましょう。

3 「お二人ともお座りください」と言われたら椅子に向かって歩き、面接官に近い方の椅子から、

  面接番号順に座りますが、座る前に面接官の方に向き直り、「失礼いたします」と言って会釈をします。
(1回目の着席)

  このときの「失礼いたします」は自分に聞こえる程度の大きさで構いませんが、必ず言いましょう。

4 面接官の方に向いている体を、一旦正面に向き直り、姿勢を整えてから静かに腰を下ろします。

  ① 片脚を椅子の前に移動する ② もう片方の脚を引き寄せる ③ 女性はスカートの後ろを整えて座る
  
   NG:椅子をつかんで動かす ガタガタ音を立てる ドカッと座る 何度も座り直す

5 背中と椅子の背もたれの間を少し空け、背もたれに寄り掛からず、背筋を伸ばします。

 [男性] 脚は肩幅に開き、膝から下は垂直に、手は太ももの上で軽く握ります。       

      NG:脚を開き過ぎる 脚を前に投げ出す 手が落ち着きなく動く

 [女性] 膝を揃え、脚は床と垂直に、手は立ち姿と同じ形で太ももの上に置きます。       

      NG:膝が開く 脚を斜めに流す 脚を前に出す 脚を後ろに引く 手が脚の間に入る


6 《報告》 面接官から、「では、○番の方からどうぞ」と呼ばれたら、「はい」と返事をして、

       上司役の面接官の斜め1.5メートルまで進んで立ち止まり、報告を行ないます。


7 報告が終わると「どうぞお戻りください」と言われますので、

  「失礼いたします」と言って、会釈をしてから席に戻ります。
(2回目の着席)  

 最初の人が終わったら「では、○番の方どうぞ」と呼ばれますので、次の人も同様に行ないます。

8 《応対》 面接官から、「では、○番の方からどうぞ」と呼ばれたら、「はい」と返事をして、

       来客役の面接官から1.5メートルほど離れた位置に立ち、応対を行ないます。


  ロールプレイングは、途中で打ち切られることが多いようです。
 
  「はい、ここまでにいたします」と言われたら、「失礼いたしました」と言って会釈をして席に戻ります。(3回目の着席) 

  次の受験者も同様に応対を行ない、席に戻ります。

  この後、面接官から審査についてお話を伺ったり、アドバイスを受けるために前に進みますが、

  席に戻ることはなく、アドバイスシートを受け取ったら荷物を持って退室します。


 さて、準1級とは、歩く距離も座る回数も異なることにお気づきでしょう。

歩くたびに、そして座るたびに、徐々に緊張感が薄らいで振る舞いが粗雑にならないよう、

「立ち方と手の位置」「歩き方」そして「座り方」は、繰り返し練習してきちんと身につけましょう。
 

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秘書検定 22*『立ち居振る舞い』 (4)座り方・準1級

2014-05-01 | 秘書検定
 私たちは毎日いろいろな椅子に座っています。

家の中、バスや電車や車、学校や会社、銀行や郵便局や病院、そしてカフェやレストランなど、

私たちは行く先々で、高さも材質も異なる椅子に、一日に何回も座っているわけですが、

一瞬の出来事のため、ご自分がどんなふうに座っているかを考えることは少ないでしょう。

秘書検定の面接試験では、座る動作や姿勢も審査の対象となりますので、

どのような「座り方」がよいのか、順を追って見てまいりましょう。

今日はまず、準1級についてお話しいたします。


【準1級】 受験者3名 座る回数1回

1 面接室に一歩入って立ち止まり、「失礼いたします」と述べて会釈をし、荷物を置いて椅子に向かいます。

2 椅子の所まで移動したら、面接官の方(斜め前方)を向いて立ち止まります。

  [男性] ズボンの脇の縫い目に指を真っ直ぐ揃え、指先が丸くならないよう気をつけましょう。

  [女性] 手を体の前で重ね、親指は隠し、4本の指はピンと伸ばしましょう。
 
3 「どうぞお掛けください」と言われたら、面接官の方を向いたまま「失礼いたします」と言って会釈をします。

  このときの「失礼いたします」は自分に聞こえる程度の大きさで構いませんが、必ず言いましょう。

  申すまでもありませんが、「失礼しま~す」はもちろんのこと、「失礼します」も NG です。

4 面接官の方に向いている体を、一旦正面に向き直り、姿勢を整えてから静かに腰を下ろします。

  ① 片脚を椅子の前に移動する ② もう片方の脚を引き寄せる ③ 女性はスカートの後ろを整えて座る
  
   NG:椅子をつかんで動かす ガタガタ音を立てる ドカッと座る 何度も座り直す

5 背中と椅子の背もたれの間を少し空け、背もたれに寄り掛からず、背筋を伸ばします。

 [男性」 脚は肩幅に開き、膝から下は垂直に、手は太ももの上で軽く握ります。       

      NG:脚を開き過ぎる 脚を前に投げ出す 手が落ち着きなく動く

 [女性」 膝を揃え、脚は床と垂直に、手は立ち姿と同じ形で太ももの上に置きます。       

      NG:膝が開く 脚を斜めに流す 脚を前に出す 脚を後ろに引く 手が脚の間に入る


 さて、いかがでしょうか?

次の動作に移る前に立ち止まることで、一連の流れにメリハリがつきますし、

ひとつひとつの動作を確実に行なう姿は、面接官の目にも丁寧に映ることでしょう。

さらに笑顔や明るい声を心がけて雰囲気が和やかになれば、自信を持って課題に取り組めますよ。


次回は「1級」についてお話しいたします。


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