ブッシュ元米大統領は18日、テキサス州ダラスの集会で、自らのイラク侵攻(2003)を”野蛮”や”不当”と誤って非難した。直ちに、”イラクとウクライナを言い間違えた”と訂正、聴衆は爆笑した。
集会でブッシュ氏は、ロシアのウクライナ侵攻について、”ロシアにチェック&バランス(抑制と均衡)が存在しない為こうなった”と指摘。その上で”一人の男の決定で全く不当で野蛮な<イラク侵攻>が始められた”と言及した。すぐに気付き、首を振りながら”ウクライナの事だ”と修正した(JIJI.COM)。
(遺族からすれば)全く笑えない演説だが、プーチンは腹の底から笑い転げてるだろう。
結局、プーチンが今やってる戦争は、過去にブッシュ親子が仕組んだ二度の湾岸戦争と瓜二つなのだ。
事実、Newsweekはこれと同じ様な事を描いている。
”相手国に妄想を抱き、もしくは妄想を国民に信じ込ませ、血みどろの結果を招いたウクライナ戦争とイラク戦争の共通点。世界にとっては悲劇的なデジャブだ”
パックンも”ロシアのウクライナ侵攻のニュースを見てると、以前にも同じ体験をした錯覚(デジャブ=既視感)を覚える”と語る。
以下、「プーチンはブッシュのイラク戦争を見習った?」より一部抜粋です。
独裁者はいつの世もウソを付く
ロシアのプーチンもアメリカのブッシュも相手国に大量破壊兵器や核兵器の開発計画がある事など、全く現実と無関係の空想を信じている。勿論、わざと国民と世界を騙そうとウソをついた可能性もある。
因みに(ある調査によると)、ブッシュと米政府幹部7人は計935回もこういったウソをついたという。7人で935回のウソだ。”1人で3万回以上のウソをつく”という大記録を樹立したトランプの前ではかわいく感じる。
侵攻の理由が計算ずくの偽りだとしても、プーチン政権やブッシュ政権は侵攻軍が相手の国民に”解放軍として歓迎される”と思い込み、早期勝利を見込んでいた。これも妄想だろうが、戦争の期間の長さやコスト、犠牲者の数などを楽観的に見積もってたのも妄想に他ならない。
両大統領の夢は甘かったが現実は苦い。(風刺画によれば)どちらの戦争も”血みどろ(Bloody)の大義なき戦争(UnjustWar)”だ。
イラク戦争の犠牲者数は、少なくとも15万人、多くて100万人以上とされる。一方でウクライナ戦争の死亡者数は今の所、ウクライナ側とロシア側で大きく異なるが、双方共に2万を超えてるとされる。
ただ、ウクライナとイラクの2つの戦争の共通点は、国際社会が戦争を抑止できなかった事。イラク戦争はロシア・ドイツ・フランス・中国などが反対した。
一方でウクライナ侵攻後のロシアは141もの国から非難され、史上最大規模とされる経済制裁を科された。世界は(傍観していた)わけではないが、どちらにおいても侵攻を止める力はなかった。
つまり、これらの共通点は偶然かもしれないが、またはプーチンがブッシュから見習ったのかもしれない。いずれにせよ、ウクライナ情勢を見てると、以前も同じ体験をした錯覚を覚える。そう、”デジャブ”というやつだ。
最後に
因みに挿絵では、
”How Can the World Sit by and Allow Adelusional President to Engage in a Bloody、Unjust War?”(どうして世界は、妄想狂の大統領が血みどろの大義なき戦争を始めるのを傍観しているのだ?)
”Oh、Right・・・”(あっ、そっかぁ〜)
とある。
多分、2003イラク侵攻のTシャツを着たおじさん(ブッシュ)が”妄想狂の大統領”が自分だと気づいたんでしょうね。
私もプーチンばかりを口撃してきたが、この独裁者を悪く言う程に、ブッシュ親子やトルーマン、それにヒトラーやルメイの背中が浮かんでくるのも事実である。
口では真っ当な事を語り、国民を納得させ、母国の裏側で行ってる事は(正義という薄っぺらな皮を被った)大虐殺である。
今回のブッシュ元大統領の笑えない失言は、今回のウクライナ戦争の本質を暴露した結果となった。
当然、戦争犯罪でプーチンは罰せられるべきだが、過去に遡り、トルーマンやブッシュ親子もれっきとした戦争犯罪で罰すべきだろう。
でないと、これからも独裁者の(幻想の中で抱かれた)大義なき侵攻や戦争は延々と繰り返される。
”笑えない”のは、演説だけにして欲しいもんだ。
おひさしぶりのびこです。
私の現在ベトナム在住のブログ友は、現在のウクライナ戦争をわれわれ日本人とは全く逆の見方をしています。すなわち悪いのは嘘ばかりつくアメリカのほうだと。アメリカが嘘をつくから、9.11事件も起きたし今のウクライナ戦争も起きたと。
現在ロシアがアメリカのようになっているという視点はデジャブというよりも戦争をしかける国の全部に当てはまる図式かもしれないと思ったりもします。
逆に久しぶりにコメントを聞けて、とても嬉しかったです。
父ブッシュの時に、戦争犯罪で処理してればよかったんですよ。
もっと遡れば、トルーマンやルメイを戦争犯罪扱いしてればよかった。
ウソという点ではプーチンも同様ですが、Newsweekもデジャブって表現をよく思いついたもんだと思います。
でも久しぶりに声を聞けて、一安心しました。これからもよろしく、そして健康にお気をつけて下さいな。
ブッシュは笑ってますが
ブッシュの戦争の時は
プーチンは怒り心頭だった
その20年後、笑ってるのはプーチンで
怒り心頭なのはブッシュ
今回のブッシュの失言が
ウクライナ戦争にどんな影響を及ぼすのか
少なくともウクライナ国民には
笑えない演説となった
もしウクライナ戦争が長期化し
ウクライナやアメリカに
立ち直れない程の大きな打撃を与える事になったら
その時は
ブッシュ親子は戦争犯罪として
葬られるのだろう
でないとアメリカもロシアと同様に
大きな北朝鮮で終わる
つまりこのバカ親父は
いつも余計な事をしでかす
まったく笑えない失言でした。
ここにきてプーチンはかなり追いつめられてただけに、バイデン政権だけでなくアメリカ国民もブッシュの失言には相当に腹を立ててるでしょう。
”共和党の奴らはいつも余計な事ばかりしやがる・・・”と
いわれる通り
今回の件でプーチンは笑いが止まらんだろうし、バイデンは怒りが止まらんでしょうね。
結局、ブッシュの演説はウクライナ戦争と2つの湾岸(イラク)戦争を同一視する事になりました。
戦争が長引くにつれ何処かで見たような光景だって、アメリカ国民も既視感(デジャブ)を抱いてたんですよね。
コメントありがとうです。