うぇるなび

yoga ayurveda インド哲学 心を豊かにする生活

YOGAは経験哲学。

2009-01-27 | Yoga
YOGAと言えば、変わったポーズをとったり、肉を食べない痩せ細った人をイメージする人が大多数のようですが、元々は古代インドの『ヴェーダ』と言う百科事典のような、膨大な量の知恵がつまった聖典から生まれた6つの『哲学』(ダルシャナ)のうちのひとつです。

DARSANA(ダルシャナ)

・ミーマンサ
・ニヤーヤ
・ヴァイシェーシカ
・サーンキヤ
・ヨーガ
・ヴェーダンタ

4番目のサーンキヤは、ヨーガとアーユルヴェーダの理論的な基礎となっています。
ヨーガは、サーンキヤの実践部門で、人間が生きて経験することで、理解が深まる哲学とも言えます。

昔のYOGA行者や近代YOGAの父クリシュナマチャリヤ師も『結婚して子供をつくり、家庭を築きなさい』と教えたそうです。
それは、家庭と言う人と人とのつながりから、学ぶべき点が沢山あるからなのです。
いくらYOGAスートラを読んでも、瞑想をしても、実際の経験に勝るものはないと思います。

僕自身、このところ精神的に調子が悪かったのは昨日のブログにも書いたとおりですが、この鬱々とした状態の根本的な原因を今日やっと見つける事が出来ました。

それは、ありがたいことに、他人の口を通して教えてもらいました。

鬱々とした状態は、自分の身の回りが原因で起こっているわけではなくて、自分自身が想い、言葉を発し、自分で招き入れてるものだったのです。

人には『ネガティブな原因は自分自身が作っているもの』だと教えながら、自分自身が出来てなかったし、本当の自分の問題点を気づいていなかったのですね。

YOGAの練習の中で気づくこともあるし、ヒマラヤでの瞑想で気づくのも素晴らしいと思います。
しかし、実際の生活の中でも気づきは沢山あるわけです。

そして、悩んで悩み抜いた果てには、『必ず』悩んだ分以上の『喜び』が待っています。

今、悩んでいるかたは、すぐそこまで来ている喜びを信じて、人と人のつながりを切らずに、取りあえず今を過ごしてみる事をおすすめします。

苦悩の大きさだけ、喜びも大きなものになりますし、自分の想いを変えるだけで、世界が変わる不思議を体験出来るはずです。

『YOGAはサンスクリッド語でつなぐと言う意味。』
意識と体。人と人。人と自然。すべてつながっている事を、経験を通して学んでゆくことで、YOGAがもっと楽しくなっていくことでしょう。

yama@mayura