うぇるなび

yoga ayurveda インド哲学 心を豊かにする生活

今からの世界を生き抜く力

2010-02-07 | Yoga
僕が大学を卒業の年。あの『本田技研工業』を受けたとき、文系の採用人数は40人少々だったと記憶しています。
2010年春は09年より40人減の80人だそうで、『不況、不況』と言われる割には僕らの時の倍の採用数があるわけです。

実際、僕の就職した年に近いデータでみると・・・
1987年の求人倍率2.34倍
2010年の同比率1.62倍
と今の方が就職し易い数字が出ています。(大卒男子 民間企業 リクルート調べ)

大卒の初任給の比較では・・・
1985年144,541円
2004年203,537円(大卒男子 物価の文化史辞典)

これが本当の不況でしょうか?

しかし、問題は今から。
こんな高コストの人件費、高い法人税、厳しい法規制の国から企業は逃げてゆきます。
就職先が減ってゆくわかですが、その上・・・
大学では、試験なしで入れるほど若者の人口は減ってゆくし、『大卒』はなんの意味もなくなります。
やたらと多い『国家資格』も飽和状態になりつつあり、弁護士も都会では同様の減少が既に起きているそうです。

その上、国も地方自治体も予算削減で公務員の数を減らす傾向になるでしょうし、インターネットで情報が容易く入手出来る世の中では、情報をお金にする事も困難ですし、モノを売るにも価格と流通の破壊が起き利益は少なくなります。

では、どうしたら生きぬけるか?

・仕事を選ばない。ニーズのある仕事をする。
・手に職をつける。
・とにかく勉強して『知恵』をつける。創造力を身につける。etc.

お金も、資格もある日突然紙ペラに変わる事がありますが、頭脳だけは、世界中どこにでも持って行けます。

何千年も流浪してきたユダヤの人たち、世界中でビジネスを展開している中国人、インド人などの教育理念を見習うべきです。

がんじがらめの許認可と資格制度で、日本が経済の鎖国状況になっていて、疲弊状態になっている現在、いずれそれらは徐々に緩和されると予測されます。

資格より、実力を養わなければならない時代に変わりつつあることを、自分自身で確かめて欲しいものです。

yama@MAYURA