きのうの朝はストレッチをしながら「クラシック倶楽部」で甲斐栄次郎 バリトン・リサイタル、
続いて「名曲アルバム」で歌劇「椿姫~花から花へ」を聴かせて貰いました。甲斐さんの
アリア曲は馴染みがなく、きのうの歌は「花から花へ」にしました。
〈花から花へ〉オペラ《椿姫》よりヴィオレッタの有名アリア♪
オペラ解説:「椿姫」”La Traviata" ジュゼッペ・ヴェルディ作曲 - ヨナス・カウフマンとオペラの魅力 (jimdofree.com)
世界で最も人気が高く、上演回数も多いヴェルディの傑作。今でこそ人気が高いが初演は散々の評判で大失敗でした。
失敗の理由は肺病病みのヴィオレッタ役があまりにも健康的だったため、とかリハーサル不足のためとも言われますが、当時の社交界では人間扱いされなかった娼婦を悲劇の主人公に据えたため、人々の反感を買ったとも言われています。
作曲者のヴェルディはデュマの戯曲「椿姫」の上演を見て、このオペラの作曲を思い立ったようです。それには彼の個人的な事情が深く関わっていたように思われます。ヴェルディは最初の妻と二人の子供を貧乏生活の中で亡くしていますが、その後すぐに歌手のジュゼッピーナ・ストレッポーニと同棲を始めます(後に結婚する)。
彼女はオペラ界の裏事情もよく知っておりフランス語にも堪能だったので若きヴェルディにとって有難い存在でした。また彼女はその生涯を彼に捧げたのです。しかしヴェルディと出会った時彼女は父親の違う私生児をすでに何人も生んでおり、ヴェルディの将来を期待する彼の支援者や地元の人々からはひどく冷淡に扱われていました。
愛するジュゼッピーナに対する冷たい視線をヴェルディが感じないはずはありません。「椿姫」のヴィオレッタに気高い人格を与えて主人公にしたのは、彼女を非難する人々への彼なりの反駁だったかもしれない、とも考えられています。
きのうの朝の様子です。7時を過ぎて雲も上がり明るく雲なりました。
きのうは9時過ぎに外歩きに、途中のコンビニで前日の孫娘の写真を印刷。なかなか
いい娘振りになりました。往復、4,543歩で帰りました。
帰ってからの一仕事は、土曜日買ったビデオデッキの設置。これで2チャンネルの録画が
可能になり、楽しみが倍加しました。
正午頃の富士、雲のかかり具合が面白かったですね。
そして夕焼けの富士、久しぶりに真っ赤でした。
今朝も3℃、晴れ間も多いようです。
きのうの「クラシック倶楽部」で甲斐栄次郎 さんが唄った曲目です。
歌劇「愛の妙薬」から 昔パリスがしたように、20スクードで
歌劇「ラ・ファヴォリータ」から レオノーラよ、私の愛を受けてくれ
歌劇「運命の力」から 恐ろしい死よ~この中に私の運命がある
歌劇「シモン・ボッカネグラ」から どうしてひとり離れて~娘よ、その人の名を呼んだだけで胸がおどる
歌劇「ドン・カルロ」から ロドリーゴの死「終わりの日は来た」
歌劇「シモン・ボッカネグラ」から パオロのモノローグ「俺は自分自身を呪ってしまった」