閑(ひま)じぃのブログ by 閑斎

趣味の紙紐細工創りとその時々の歌、旅の紹介です。遠方には行かなくなり近くで楽しい仲間との歌を楽しんでいます。

武州玉川(ぶしゅうたまがわ)

2019-09-19 07:06:05 | 葛飾北斎 富嶽三十六景

 第18作目になりました。
武州玉川(ぶしゅうたまがわ)
 東京都府中市
 
府中の玉川(多摩川)中流域の渡船場から富士を望んだ描写です。
手前の岸、川、対岸と後ろに見える富士と三つに分けられています。
川を斜めに配し流れの速さを感じさせています。
川の波紋は美しく、対岸から藍をぼかし摺にすることで清らかな水を描いています。
 この流水表現が北斎の魅力なのでしょう。
川を渡る船頭の視線が富士へと導いています。
中央の馬は頭を深く垂れて三角形を作っています。

少しアップしました。

原画です。
 
解説は、「葛飾北斎 富嶽三十六景 解説付き」から引用しました。
 

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5 コメント

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ちょっとバランスが悪かったです。 (関東)
2019-09-19 07:15:23
馬と船の大きさがマッチしませんでした。
今回は、馬が主人公になってしまいましたね。
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これは…難しそうですね…。 (人生の素人:折師)
2019-09-20 10:27:32
 原画を見て、個人的に(笑)納得してました。
『原画の構図があまりにも大きい(雲よりも高い山から見渡した風景)』
 …縮尺上、めちゃくちゃ細かい馬と船か、とても大きい背景が必要…確かに絵画ならではの手法ですね。

 ただし、閑斉様の作品は「屋根の上から見た、北斎の武州玉川と同じ光景」な感じで、どこかのほほんとした感じを受けました(個人談です笑)

 反省もあるようですが、これはこれで面白いと想いました!
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折師様、お礼 (閑斉)
2019-09-20 11:06:24
コメント、ありがとうございました。
馬が主人公で納得はしています。

次回、ご期待?ください。
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Unknown (ゆきママ)
2019-09-20 23:52:05
作品はある意味、遠近法で正しく表現されているのでは、と思いますが、、、馬を小さく描くほどに富士が雄大なのですね。原画よりも閑斎さんの流水表現の方が芸が細かい気がします。かなりお時間をかけたのでは、と想像しています。
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ゆきママさん、おはようございます。 (閑斉)
2019-09-21 06:26:56
いろいろ細かく観ていただいてありがとうございました。
今回は遠近法は無視でしたね。
水や波はいつも気を遣う場所です。

来週(火)、よろしくお願いします。
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