少し記憶が怪しいが、いとうせいこうさんだったか、植物を育ててみると激しい生存競争に驚いたといったことが書いてあった。
同じ種でも並べて植えたはずが、強い種がたくさん芽を出して繁殖していることが多い。
特に鑑賞用に交配・改良が進んで、美しいが弱い品種も多くなっている。
内でもミョウガの葉が少ないと思ったら、ヒガンバナがあちこちで茂って、ミョウガは横でやっと生きている。ミョウガタケもそろそろ出るかなと見に行って気が付いた、ヒガンバナは強いんだ。田の畦を真っ赤に染めるのもうなずける。
珍しい花が咲くとどれも美しいが、それでも庭に植えた新種は少しずつ小さくなって、消えそうでやっと生き延びているのを見ると、これも人が無理やり生みだした新しい摂理かもしれないなぁと思う。
と大げさなことだけれど、今年も花を買ってきて育ててみようと思ったが、そんなあれこれを思い出して、見慣れたランタナやニチニチソウも新種は育ちにくいのかもしれない。とラベルをしっかり読んでみた。
ネットで調べることもできるけれど、説明付きのラベル札が付いているのがそれぞれの正しい育て方かもしれない。
一年草の種を蒔いてみてもなかなかうまくいかない、宿根草も枯れてしまうことが多いのは、勉強不足で、今まで随分可愛そうなことをしたな、などと何かコロナで籠って何ミリか考えが深くなったのかもしれない。今までラベル札なんかはさっと読んで捨ててしまっていたし。
すぐ読めるように写して貼っておこう。あらら、拡大しないと読みにくい😞。