買い物に出ようと思ったら雨が止んでいました。朝散歩のとき赤い色を見たので、山(生駒山系の裾)に向かってハンドルを切りました。すぐ近くの田んぼの畦に毎年ヤブカンゾウが咲きます。
あの赤い色はカンゾウの花だ。やっぱり(^▽^) 咲いていました。
花は一日でしぼむので、道路わきに駐車して濡れた草の中をあるいていきました。滑ると田んぼに堕ちて泥んこになるのでちょっと冒険です。
それがまたタイミングよく咲き始めたばかりのようでした。わーいわーいヤッタネ!!カメラを振り回したい気持ちで。
最近花壇で見るヘメロカリスは仲間で、ヤブカンゾウは八重咲きなのですが、一重咲きのノカンゾウも仲間です。
PC先生によると
ワスレグサ属 (ワスレグサぞく、 学名: Hemerocallis )は、 キスゲ亜科 の 属 のひとつ。 キスゲ属 、 ヘメロカリス属 、 カンゾウ属 ともいう 。 中国 では萱草(カンゾウ)属とも。
だそうです。
ワスレグサという属名は新芽を食べたり花を見たりするとあまりの美味、花の美しさに俗世を忘れるほど、ということだそうですが、私は新芽をあえ物(酢味噌)にして食べたこともありますが、感動するほどおいしくははなかったような。
ただ野の花にしては珍しく目に飛び込んでくる赤い色の、重ね着を凝らしたような八重の花の形は、和の心というより洋風のインパクトのある花のように感じます。
古代の人々は地味な風景に中で咲いているこの花を見て素直に「まぁごらんあそばせ、あのおいしかった春の草がこんな美しい花を咲かせましてよ」ヤンヤヤンヤと、褒めて憂さをを忘れたのでしょうか(^▽^)
時の流れは感動の質も変えるようです。
水生花園のヘメロカリス