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11月4日 水曜日晴 <鳥の声>

2015-12-17 | 山野草
今日は時間が早かったが、もう日が当たるところは朝露がきらきら光っている。
山沿いの道は空気が澄んで、その中に枯葉のにおいも少し混じっている。
忙しそうなのは小鳥の声。
随分たくさんの鳥がいるようだ、というと、ひよどりなどは鳴きまねが上手なのだと教えてくれた。



以前のメモから


鳥の鳴き声が持つ意味   脳を究める 脳研究最前線 立花 隆  朝日新聞社刊

「鳴きん類が鳴くというのは、そんな単純な行為ではありません。好き勝手に声を出しているわけではなくて、あれはちゃんと歌を歌っているんです。しかもその歌には構造があり、内容があるんです。」(独協医科大学 斎藤 望教授)  
(略)単語を並びかえることで、多様な文章ができるように、フレーズの並べかえで、多様なソングが出来る。ヨシキリなどは、10くらいのフレーズの組み合わせで、何百というソングのレパートリーを作っている。
ヨシキリのオスは、メスを争う場合も、テリトリーを争う場合も歌合戦で勝負する。レパートリーが多いほうが勝ちなのである。
アフリカのモズ科のシュライクという鳥は、仲間同士がより集まって、自分たちのグループの歌を創作する。そのリズムとメロディーは楽器にとれるくらい正確に再現される。グループ同士はそれによってお互いを識別しあうのである。  
グループの歌は、普通、そのグループの何羽かが、それぞれのパートを受け持ってまるで輪唱でもするかのように歌われる。
(略)こういうものは、一羽が歌いだすと、次々に他のトリが加わって他のパートを歌うというように展開していくのだが、他のトリが加わってこない場合は、一羽で全部歌い通してしまうこともある。一つのグループが一つの歌というわけではない。一つのグループが多数のレパートリーを持つのである。

脳の働きの研究者からの情報を著した本の中で「言語能力と聴覚を探る」のほんの一部分、ヒトの知的能力はサルを使って研究されてきたが、音声言語の点では、サルは発音器官が貧弱なので使えない、鳴きん類だけが音声をコミニュケーションに使っているそうで、その研究が30年位前から始まっている。そのトリたちのコミニュケーションのとり方の一例が面白い。ただこの本を買ったのは1996年、それから格段に研究は進んでいるだろうな。トリたちの歌も新曲がどんどん出ているかもしれない♪









朝の田んぼ。


ガードレールの下に露が。


霜枯れのネコジャラシ。


こせんだん草、そのうち棘になる。


スギナも濡れている。


お茶の花も。


名残のコスモス、桜色が美しい。







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