少し前に遠目に黄色い花を見ていました。今年春の散歩で見たのですが、田んぼ一面に蓮華の花が咲いていた時、大きなロゼットが道のわきに広がっていました。
位置からしてあれではないかな。気になっていたのですが、草刈りで無くなっているだろうと思って見に行かなかったのです。
それが、調べるとやっぱり「ビロードモウズイカ」でした。前から一度見たいと思っていたのですが、でっかい変わった花でした。
いつもなら草むらになっているところに、この花を残して草刈りをしていました。知っている人は知っているのかな。
2Mはありそうで、背が高く、つぼみが並んだ様子は、毛深いトウモロコシのようです。ただ花が開いた時を見逃してしまいました。黄色い五弁花の、これが毛蕊花だという雄蕊をマクロでばっちり写したいと思ったのですが。
ネットで詳しい紹介があったので読んでみましたが、背丈に見合ったずいぶんたくさんの種を実らせるようですが、ポツンぽつんと生えている様子は、我が道を行く寂しい花のようですが、実は柔らかい服を着た気のいい植物の感じもします。
ゴマノハグサ科というのもびっくりです。その上この姿が人気で、色違いも作り出されて花壇で空に向かって伸びているそうです。この背丈ではやりの紫色の花が突っ立っているのはなんか微笑ましいというか面白い絵です。また見たい花が増えました。
実にいろいろな用途の薬効があるようで、お役立ちの野草のようですが、あまり知られていないようです。
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