空耳 soramimi

あの日どんな日 日記風時間旅行で misako

シクラメン(折り紙)の子供たち

2024-12-11 | 花だより

さぁそろそろ日に当てようと覗いてみると、シクラメン(折り紙)の球根が潰れていた。椿の根元で木漏れ日を浴びて毎年可憐な花を咲かせてきた。もう三度の夏を超えてきたのに。

3年前うちにきたとき

 

毎日夕方の水やりがよくなかったのか。周りのガーデンシクラメンも枯れていた。

大き目の鉢を持ち上げてよく見ると小さい緑の芽がびっしり出ている。

前にもこんなことがあったし、折り紙も種を残していたのか(嬉)

早速子供たちをそっと掘り上げて植え替えてみた。

 

種が育ったらしい。小さい球根がついている。シクラメンの育て方を読んでみると、冬越ししてうまくいくと来年の初夏あたりには小さい花が咲くらしい。

一日おきくらいに、挨拶がてらそっと霧を吹きかけると、葉が少しづつ大きくなってきた。

お母さんと同じ花が咲くのかどうか楽しみ。遺伝子君にお願い。

いや待て、両親のことが分かるかもしれない。それぞれどんな花が咲くのだろう。

 

前に、枯れた球根の周りで発芽していたのを発見して、まさかこれが子供だろうかと驚いて調べてみた。

シクラメンを買ってきて、花が終わったらもうお別れかと思っていたけれど、種ができるんだと衝撃を受けた。

そんなこともあったが、ORIGAMIさんにも種ができた。なのに今年は夏が暑すぎた。水をやりすぎて球根が腐るなんて、水でおぼれたのかな。

知らなかった。観察不足で油断した。思い遣りもやりすぎてはいけない。

それでも嬉しい命がつながっている。

冬越しの準備に入った花たちの中で、この子供たちだけは冷たい風に当てないように、霜が降りる前に縁側に入れて育てよう。

これが動物のペットなら、朝の挨拶くらいしてくれるのだろうけれど、それでも何か嬉しそうにそろって上を向いている。球根もわずかに大きくなってきたような気がする。

 

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