映画を「観る」以外の視点から捉え直す企画の第3弾は、「描く」。
となると、どうしたって画家や漫画家がメインになってしまうけど。
そういう子は多いだろうが、ガキのころ、「色さえつけなければ絵が上手」と評された。
鉛筆だけなら写実も抽象も、まあまあなレベルで仕上げられると。
(ほんとうか? 抽象も!?)
ただ絵画の醍醐味の7割くらいは、たぶん色彩の構築にあるわけだから。
結論をいえば、絵描きには向いていないということなのだろう。
以下、映画に登場する絵画や絵描きさんたち。
(1)『美しき諍い女』(91)
1位は、やっぱりこれ。
絵描きとモデルの心理的攻防を描き、見応え充分。
(2)『殺しのドレス』(80)
美術館を捉える、流麗なカメラワーク。
物語の発端となる場面だが、もう完全にクライマックス。
(3)『夢』(90)
スコセッシがゴッホを演じる。
「時間がない」と呟きながら、ひたすら絵を描いている。
(4)『アイアムアヒーロー』(2016)
漫画家アシスタントが主人公のゾンビ映画。
上映時間の都合上、仕事のシーンは少ないが、興味あるひとはコミック版でどうぞ。
アシスタントの日常が、ひじょうに細かく描写されていて勉強になります。
(5)『エイジ・オブ・イノセンス』(93)
びっくりするくらい、横幅の長~~~~~~~~~~~~~~~~~い絵画が出てくる。
(6)『巴里のアメリカ人』(51)
ロートレックの絵画の世界が、そのまんま映像化され動き出す。
これぞ映画のマジック。
(7)『ニューヨーク・ストーリー』(89)
ニューヨーク派の三巨匠によるオムニバス。
そのスコセッシ篇、『ライフ・レッスン』の主人公は抽象画家なのだった。
(8)『ユージュアル・サスペクツ』(95)
ファックスで送られてくる、カイザー・ソゼ「らしき人物」の似顔絵。
(9)『タイタニック』(97)
ジャックは売れない、でも実力のある画家だった。
ローズのハダカをアアダコウダいうひとも居たが、あれはあれで、えがった。
(10)『独裁者』(40)
アーティストを呼びつけ、銅像と肖像画を制作させるが、本人がモデルをやっていられる時間は、10秒もない。
だから制作が、いっこうに進まない笑
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『初体験 リッジモント・ハイ(211)』
となると、どうしたって画家や漫画家がメインになってしまうけど。
そういう子は多いだろうが、ガキのころ、「色さえつけなければ絵が上手」と評された。
鉛筆だけなら写実も抽象も、まあまあなレベルで仕上げられると。
(ほんとうか? 抽象も!?)
ただ絵画の醍醐味の7割くらいは、たぶん色彩の構築にあるわけだから。
結論をいえば、絵描きには向いていないということなのだろう。
以下、映画に登場する絵画や絵描きさんたち。
(1)『美しき諍い女』(91)
1位は、やっぱりこれ。
絵描きとモデルの心理的攻防を描き、見応え充分。
(2)『殺しのドレス』(80)
美術館を捉える、流麗なカメラワーク。
物語の発端となる場面だが、もう完全にクライマックス。
(3)『夢』(90)
スコセッシがゴッホを演じる。
「時間がない」と呟きながら、ひたすら絵を描いている。
(4)『アイアムアヒーロー』(2016)
漫画家アシスタントが主人公のゾンビ映画。
上映時間の都合上、仕事のシーンは少ないが、興味あるひとはコミック版でどうぞ。
アシスタントの日常が、ひじょうに細かく描写されていて勉強になります。
(5)『エイジ・オブ・イノセンス』(93)
びっくりするくらい、横幅の長~~~~~~~~~~~~~~~~~い絵画が出てくる。
(6)『巴里のアメリカ人』(51)
ロートレックの絵画の世界が、そのまんま映像化され動き出す。
これぞ映画のマジック。
(7)『ニューヨーク・ストーリー』(89)
ニューヨーク派の三巨匠によるオムニバス。
そのスコセッシ篇、『ライフ・レッスン』の主人公は抽象画家なのだった。
(8)『ユージュアル・サスペクツ』(95)
ファックスで送られてくる、カイザー・ソゼ「らしき人物」の似顔絵。
(9)『タイタニック』(97)
ジャックは売れない、でも実力のある画家だった。
ローズのハダカをアアダコウダいうひとも居たが、あれはあれで、えがった。
(10)『独裁者』(40)
アーティストを呼びつけ、銅像と肖像画を制作させるが、本人がモデルをやっていられる時間は、10秒もない。
だから制作が、いっこうに進まない笑
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明日のコラムは・・・
『初体験 リッジモント・ハイ(211)』