Cape Fear、in JAPAN

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俳優別10傑 海外「か行」女優篇(1)

2017-02-06 00:10:00 | コラム
~キム・ベイシンガーのキャリア10傑~

ダブリンの若者たちがバンドを組む音楽映画『ザ・コミットメンツ』(91)。

サックスの名手が若造に吹きかたを教える際、こんなことをいう。



「そんな乱暴に扱っちゃいけない。いいか、好きな女の乳首を口に含む感覚だ。分かるか?」
「・・・あぁ、近所の―」
「そんな安っぽい話じゃない。憧れの女優を思い浮かべてみろ。俺の場合は、ジーナ・ロロブリジーダだ」
「デカパイかい?」
「あぁ、そりゃあもう。思い浮かんだか?」
「じゃあ俺は、キム・ベイシンガーだ」
「いい女か?」
「抜群さ」
「じゃあ、それでいってみろ」

なるほどなって思った笑


(デビュー直後から90年代前半にかけては)そんなセクシー系女優の筆頭だったベイシンガーも、現在63歳。

映画を観ていても「さすがに老けたな」とは思うけど、それでもやっぱり、いろんなところが疼いてしまう。

過去の映像をそこに重ねるからであり、・・・いやそれだけじゃないな、このひとが放つ独特なエロスが健在だからなのではないか、、、と思ったり。

そんな、熟れた果実系女優? の個人的10傑は以下のとおり。

・・・あ、もちろん褒め言葉だからね!!


(1)『L.A.コンフィデンシャル』(97)

魅惑の娼婦を完璧に演じ、オスカー助演賞受賞。



化粧が濃過ぎるかもしれないが、そういうキャラクター性なので無問題。

彼女なら、武骨なラッセル・クロウが夢中になるのも頷ける。

(2)『8Mile』(2002)

意外、、、と思われるかもしれないが、エミネムと同じくらい好演していると思う。

息子(エミネム)に対し、新しい彼が「クンニしてくれないの!」と告白する場面は、ベイシンガーじゃなきゃ巧く出来ないかと。

(3)『セルラー』(2004)

ケータイを使ったワンアイデアで魅せに魅せまくる、技ありのサスペンス。



(4)『ナインハーフ』(86)

彼女を一躍有名にした、愛とエロスの物語。

女子はミッキー・ロークに、男子はベイシンガーにメロメロになった。

はっきりいおう、AVを堂々と借りれなかった中学生のころ、雨のなかのクンニシーンで自慰った甘い想い出がある。

(5)『花嫁はエイリアン』(88)

なんてことないコメディだが、怪物であれエイリアンであれ、どうかされるんだったら、やっぱり相手は美女がいいなと思ったものである。

(6)『ナチュラル』(84)

野球選手レッドフォードにとっての、いわゆる「さげまん」を魅力的に演じる。

さがってもいいよ、このひとなら・・・って、しつこいな自分も。

(7)『バットマン』(89)

クリストファー・ノーラン版に足りないものがあるとするならば、ベイシンガーのような女優を起用しなかったところだと思う。

(8)『リベンジ・マッチ』(2013)

老いたデ・ニーロとスライが彼女をめぐって喧嘩をする。

気持ちは分かるぜ。

(9)『ネバーセイ・ネバーアゲイン』(83)

ボンドの番外編、つまりボンドガールとして登場。

(10)『ブロンディー/女銀行強盗』(93)

映画の出来としては……だが、なぜか憎めないB級アクション。


※本人の受賞時以上に有名な、ベイシンガーのオスカー賞プレゼンターのときの発言

「アカデミー協会はミスを犯した。ノミネート作品に、『ドゥ・ザ・ライト・シング』が入っていないのはおかしい」

シュワ氏の紹介のあとに登場。




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明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(195)』
コメント (1)
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