Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

耳に残るは君の歌声

2017-02-26 00:10:00 | コラム
あと30時間もすれば、『ラ・ラ・ランド』のプロデューサーがオスカー像を手にしているのだろう(もはやキメツケ)、
というわけできょうは、映画と「がっちり」フィットした主題歌の10傑を展開したい。

優れた主題歌というより、主人公の心情を「きっちり」代弁しているという意味の10傑。

素晴らしいインストゥルメンタルも多いが、今回は歌詞ありの主題歌に絞ってみた。

では、いくぜ!!


(1)シド・ビシャス『マイウェイ』…『グッドフェローズ』(90・トップ画像)

シナトラ版でなく、シド版というのがポイント。

選曲したスコセッシ自身が「露骨過ぎたかな」といっているが、まぁたしかに、それはそうかもしれない。

(2)ボビー・ウーマック『110番街交差点』…『ジャッキー・ブラウン』(97)

早くこの生活から抜け出したい―この主題歌が、ヒロインの行動を後押ししてくれる。




(3)ステッペンウルフ『ボーン・トゥ・ビィ・ワイルド』…『イージーライダー』(69)

誰も文句はいうまい。

(4)石原裕次郎『嵐を呼ぶ男』…『嵐を呼ぶ男』(57)

けっして歌が上手でないところが、またいい。

未だに、カラオケでよく歌います。

(5)ビョーク&トム・ヨーク『I’ve seen it all』…『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(2000)

「もう(この世界のことは)すべて見てしまったので、見えなくなってもいい」

そんな哀しい歌だが、救いは、ふたりの歌声の美しさか。

(6)エイミー・マン『Wise Up』…『マグノリア』(99)

登場人物が、それぞれの想いをこめて、それぞれの場所で口ずさむ。




(7)梶芽衣子『恨み節』…『女囚さそり』シリーズ(72~)

インパクトという意味では、10傑のなかでいちばん。




(8)ベン・E・キング『スタンド・バイ・ミー』…『スタンド・バイ・ミー』(86)

映画の効果で曲もリバイバルヒットしたが、曲のおかげで映画の完成度まで「×2」になっている。

(9)井上大輔『哀戦士』…『機動戦士ガンダムII 哀・戦士編』(81)

・・・・・やばいやばい、ずっと再生を繰り返してしまう。




(10)渡哲也『東京流れ者』…『東京流れ者』(66)

(先日亡くなった)鈴木清順を追悼し、これを第10位にした。

♪ 風はひとりで 吹いている
月もひとりで 照っている
俺はひとりで 流れ者 ♪

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明日のコラムは・・・

『100000枚の美女』
コメント (4)
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