Cape Fear、in JAPAN

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俳優別10傑 海外「さ行」女優篇(4)

2017-04-06 00:10:00 | コラム
~ジュリエット・ルイスのキャリア10傑~

ソーラ・バーチもそうだったが、ほんの数年間、ビッグインパクトを残す俳優さんが出現するときがある。

誰が見ても将来性は抜群、、、だったはずなのに、そんな濃過ぎる数年間を終えると、神隠しに遭ったかのように消えてしまう。

ジュリエット・ルイスは自分と同級生にあたる43歳、現在でも女優業をつづけてはいるが、彼女が出ているからって「お、ジュリエットの新作!」と歓喜する映画ファンは、残念ながらひとりも居ない・・・のではないかな。

だからといって失望はない、90年代前半に魅せたあの輝きは、いまだって強烈なんだもの。

彼女のすごみを見たくなったら、DVDの電源を入れればいいのだ。


(1)『ギルバート・グレイプ』(93)



おそらく、一般アンケートでも本作が1位になるはず。

ジュリエットだけでなく、ジョニー・デップ、レオくんのキャリアにおいても上位に食い込む青春映画の傑作。

(2)『ナチュラル・ボーン・キラーズ』(94)

ダンスのキレ!




(3)『ケープ・フィアー』(91)



ジョディのときもそうだったが、スコセッシは、「女」ではなく「少女」を描くのが巧いのかも。

(4)『フロム・ダスク・ティル・ドーン』(96)

QTタランティーノに、いやらしい目で見られるティーンエイジャーを好演。

(5)『ストレンジ・デイズ/1999年12月31日』(95)

物語は忘れたが、ジュリエットの脚に釘付けになったことだけは忘れない。



(6)『蜘蛛女』(93)

悪女を演じるレナ・オリンが強烈に過ぎて、ジュリエットは、いささか分が悪い。

じつに可哀想なキャラクターなのだが、なにがどう可哀想だったのかは、正直覚えていない苦笑

(7)『恋に焦がれて』(92)



キャリアのなかでは、いちばんマトモなキャラクターかもしれない。

キュートなファッションにも注目しよう。

(8)『夫たち、妻たち』(92)

意外や意外、ウディ・アレンの映画にも違和感なく溶け込んでいた。

よーーく考えたら、アレンが好きそうな顔をしているものね。

(9)『バスケットボール・ダイアリーズ』(95)

綻びは散見されるものの、ささくれだった若者を活写し、胸に迫るものがある。

レオくんと再共演、さらにマーク・ウォールバーグまで出ていることから、いまとなっては「お宝」的な映画。

(10)『カリフォルニア』(93)

ブラッド・ピットは悪い意味で下品だったが、ジュリエットは悪くなかった。

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明日のコラムは・・・

『SPEED KING』
コメント (1)
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