~ジョン・ウーのキャリア10傑~
鳩と銃撃戦とスローモーションをこよなく愛するジョン・ウー(=呉宇森)も、すでに73歳。
(この写真だと、マフィア幹部みたい)
正直、けっこう驚いた。
ああいう映画を撮るひとは、(ジョージ・ミラー同様)ぜんぜん歳を取らないイメージがあるので、まだ50代だと思ってた。
もうおじいちゃんじゃないか、凝ったガンファイトを演出するのもしんどいのではないかな、まだまだ(凄過ぎて逆に?)笑ってしまうような超絶アクションで楽しませてほしいところだけど。
(1)『男たちの挽歌』(86)
ウーの名前をアジア映画界に知らしめた会心作。
粗削りだが、ひとびとを驚かせてやろうという野心に満ち満ちていた。
(2)『フェイス/オフ』(97)
何度も失敗を繰り返し、やっとハリウッドで成功をおさめたスマッシュヒット作。
俳優陣の好演も大きいが、まずなによりも、善人と悪人の顔が入れ替わるという設定がずば抜けて面白かった。
(3)『男たちの挽歌 II』(87)
わずか1年で制作された続編ながら、技術面において格段の進歩が見られる。
(4)『ミッション:インポッシブル2』(2000)
ウーの美学が炸裂、とくにバイクチェイスは面白かった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/16/f0a8e0d02c95dd008859af7e035225d5.jpg)
ただ、少し気負ったところもあったような気がする。
もっとのびのびと撮ってほしかった。
(5)『レッドクリフ』シリーズ(2008、2009)
『三国志』の物語を、ウー流の解釈で。
ワクワクするオープニングだったなぁ!!
(6)『狼 男たちの挽歌・最終章』(89)
監督と主演のコンビが同じというだけで、じつはシリーズ物ではない。
このコンビにおける到達点であることに異を唱えるファンは居ないでしょう、殺し屋と刑事の奇妙な友情を描き、「エモーショナルなアクション」を表現することに成功している。
(7)『ブロークン・アロー』(96)
トラボルタやクリスチャン・スレーターを起用しても、ハリウッド進出2度目の失敗。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/1a/3cd66f81ac8640933b843f2bb02ebf00.jpg)
核弾頭をめぐる物語は、それなりにスリリングだったのだが。
(8)『ペイチェック 消された記憶』(2003)
SF小説の大家フィリップ・K・ディックの短編を映画化、なかなかのトンデモ設定に乗れるか乗れないかで評価が大きく変わってくるかもしれない。
ただひとつ、はっきりいえるのは、ウーとSFの相性は「あんまり…」ということ。
(9)『ハード・ターゲット』(93)
ウー、ハリウッド初上陸。
ロン毛のヴァン・ダムさんが、走って飛んで撃つ・・・も、けっして成功作とはいえなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/4c/c5dd402ef85d72ee777f9f0a62e4d306.jpg)
個人的には嫌いじゃないけど。。。
(10)『ワイルド・ブリット』(90)
キャリア前期を締めくくる、ウーの集大成的作品。
主演はトニー・レオン、このひとはほんとうに、どんなジャンル映画にも染まることが出来て素晴らしい。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『knife』
鳩と銃撃戦とスローモーションをこよなく愛するジョン・ウー(=呉宇森)も、すでに73歳。
(この写真だと、マフィア幹部みたい)
正直、けっこう驚いた。
ああいう映画を撮るひとは、(ジョージ・ミラー同様)ぜんぜん歳を取らないイメージがあるので、まだ50代だと思ってた。
もうおじいちゃんじゃないか、凝ったガンファイトを演出するのもしんどいのではないかな、まだまだ(凄過ぎて逆に?)笑ってしまうような超絶アクションで楽しませてほしいところだけど。
(1)『男たちの挽歌』(86)
ウーの名前をアジア映画界に知らしめた会心作。
粗削りだが、ひとびとを驚かせてやろうという野心に満ち満ちていた。
(2)『フェイス/オフ』(97)
何度も失敗を繰り返し、やっとハリウッドで成功をおさめたスマッシュヒット作。
俳優陣の好演も大きいが、まずなによりも、善人と悪人の顔が入れ替わるという設定がずば抜けて面白かった。
(3)『男たちの挽歌 II』(87)
わずか1年で制作された続編ながら、技術面において格段の進歩が見られる。
(4)『ミッション:インポッシブル2』(2000)
ウーの美学が炸裂、とくにバイクチェイスは面白かった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/16/f0a8e0d02c95dd008859af7e035225d5.jpg)
ただ、少し気負ったところもあったような気がする。
もっとのびのびと撮ってほしかった。
(5)『レッドクリフ』シリーズ(2008、2009)
『三国志』の物語を、ウー流の解釈で。
ワクワクするオープニングだったなぁ!!
(6)『狼 男たちの挽歌・最終章』(89)
監督と主演のコンビが同じというだけで、じつはシリーズ物ではない。
このコンビにおける到達点であることに異を唱えるファンは居ないでしょう、殺し屋と刑事の奇妙な友情を描き、「エモーショナルなアクション」を表現することに成功している。
(7)『ブロークン・アロー』(96)
トラボルタやクリスチャン・スレーターを起用しても、ハリウッド進出2度目の失敗。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/1a/3cd66f81ac8640933b843f2bb02ebf00.jpg)
核弾頭をめぐる物語は、それなりにスリリングだったのだが。
(8)『ペイチェック 消された記憶』(2003)
SF小説の大家フィリップ・K・ディックの短編を映画化、なかなかのトンデモ設定に乗れるか乗れないかで評価が大きく変わってくるかもしれない。
ただひとつ、はっきりいえるのは、ウーとSFの相性は「あんまり…」ということ。
(9)『ハード・ターゲット』(93)
ウー、ハリウッド初上陸。
ロン毛のヴァン・ダムさんが、走って飛んで撃つ・・・も、けっして成功作とはいえなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/4c/c5dd402ef85d72ee777f9f0a62e4d306.jpg)
個人的には嫌いじゃないけど。。。
(10)『ワイルド・ブリット』(90)
キャリア前期を締めくくる、ウーの集大成的作品。
主演はトニー・レオン、このひとはほんとうに、どんなジャンル映画にも染まることが出来て素晴らしい。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『knife』