Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

SCHOOL OF CINEMA!

2019-12-13 00:10:00 | コラム
某日―。

一回り下の絵師さんに出会う。

話が弾んで、ふたりで呑みにいくことに。

「絵を志すきっかけは?」と問うたら、意外な答えが返ってきた。

「高校の美術の授業で、何回にも分けて『ルードヴィヒ』を観たことがきっかけ」であると。

へー!

美術とはいえ、あんな長くて難解といえば難解で、狂王として名高い男が主人公の映画を授業で流すかね!?



というオドロキと、

絢爛豪華ではあるけれども、直接的に絵画とかは関わってないじゃん!?

という疑問と。


「なんでしょうね、動いた絵ではあるのだけれども、全シーンが絵画みたいで。それで自分も、ああいうのを描いてみたいなって」


どんな出会いも、意味がないことなんてない、、、ということでしょうね。


というわけできょうは、学生時代に、学校の行事あるいは授業で触れた映画を挙げてみたい。


こういうものを選出する立場になりたいけど・・・って、あぁダメか自分は。

血だらけで、ハダカがいっぱい出てきて、救いのない結末のものばかり選んでしまうだろうから!!!



『春駒のうた』(86)



中学1年時。
市内の文化会館で、特別授業としての鑑賞だったかと。

神山征二郎が監督、小児まひを扱ったTHE社会派映画。

冒頭あたりに出産シーンがあり、笑いが起こった・・・のは、そういうものだよねガキって。


『ナビゲイター』(86)

中学2年時の特別授業。
じつはジェームズ・キャメロンより早く「変形していく金属」の映像化に取り組んでいたB級SF。

このチョイスはグーだったと思う、みんな私語をせずに集中してたもの。




『プラトーン』(86)

中学3年時、担任の先生が自由時間に観せてくれた。

劇場公開時にも観ていた生徒は、自分だけだったんじゃないのかな。

ただ、黒人兵士が「(戦争が終わったら)女のアソコのにおいを思いっきり嗅ぎたい」と発するシーンがあって、それを観たときの女子の反応が気になって仕方なかった。


『デッドフォール』(89)

これは特殊なケース。

高校2年時、担任が自分に「なにがし」かを渡し、「自宅のビデオコレクションから、みんなが観て楽しめそうなものを持ってきてくれ」と指示してきたの。

で、ほんとうは当時ハマっていた『ツイン・ピークス』のパイロット版を流そうと思ったのだけれど、二か国語で録画したものだったから、視聴覚室の「モノラル」デッキでは音声が二重に聞こえて視聴しづらい、
そのため「保険」として持っていったこれを流したというわけ。

スライとカート・ラッセルが共演した刑事バディ物だが、まぁみんな楽しんでくれていたみたい。




『フィールド・オブ・ドリームス』(89)

高校の英語の授業で、ヒアリングの練習として鑑賞。

でも物語が面白過ぎるので、英語の勉強にはならなかったんじゃないかな~。

内容を把握するべく、みんな日本語字幕を必死で追っかけていたから。

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明日のコラムは・・・

『あばよ!』
コメント (1)
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