Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

年末年始特別企画(7)2010年代映画のベストテン:外国映画篇 12年・13年

2019-12-27 00:10:00 | コラム
「その年」を象徴する10年代の外国映画作品、本日は12年・13年度からセレクト。


【2012年】

『アルゴ』
監督:ベン・アフレック 出演:ベン・アフレック、ブライアン・クランストン、アラン・アーキン、ジョン・グッドマン



映画の力を信じるものたちによる、映画への恋文のような映画。

実際はどうだったとか、関係ない。
創り手たちは、虚構の世界でホンモノを創ろうとしている―それが大事だし、それがすべてだったりする。


【2013年】

『わたしはロランス』
監督:グザヴィエ・ドラン 出演:メルヴィル・プポー、スザンヌ・クレマン、ナタリー・バイ

90年代はQTタランティーノ、00年代がクリストファー・ノーラン、そして10年代の発見といえば、それはまちがいなくグザヴィエ・ドランということになるのだろう。

3人のなかで最も規模が小さい、、、だけでなく、ひじょうに内省的な物語を紡ぐひと。
それでいて「閉じられておらず」、映画は外に向けて創られている。

LGBTなどの問題に直面するひと―だけが興味を持つのではもったいないほど、映画的創造に満ちていて必見。



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明日のコラムは・・・

『年末年始特別企画(8)2010年代映画のベストテン:外国映画篇 14年・15年』
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