Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

あばよ!

2019-12-14 00:10:00 | コラム
某日―。

本年2度目の忘年会。
兼、送別会。


送別会って3月あたりのイメージが強いが、11~12月だけでもう3人目。

「去るもの」としての主人公になるのを嫌うひとも居るけれど、出来れば忘れ難い職場、そして送別会にしてあげたい。

というのはイイワケで、幹事(たいていは自分)がそういう集まりが好きなだけかもしれない。

宴が終わって、とりあえずのサヨナラ。

駅まで送るか、タクシーで送るか、あるいは、ゆっくり歩いて自宅まで送るか。

最後の瞬間は、手を振って(@^^)/~~~だろうか、握手だろうか。

そこにことばはあるのか、ないのか。

以下は、映画のなかの忘れ難き「去り際」10傑。

ポイントになるのは、「死んでいない」ということです。


(1)『用心棒』(61)

「あばよ!」

これ以上に格好いい去りかたはないでしょうよ。




(2)『第三の男』(49)

長~~~~~い、しかも、ヒトコトも発さない別れの場面。

自信というか、確信するものがないと、これほどの時間は割けません。




(3)『モダン・タイムス』(36)

あすを夢見て歩くふたり。

しかし、これからの人生だって苦難が待ち受けているであろうことを、ワンショットの切り替えだけで表現していて見事。

ふたりの影が逆向きになっている―それだけ、時間が経っているということだものね。


(4)『ユージュアル・サスペクツ』(95)

全員を騙して、フッと消える。

この世には、気持ちのよい騙されかたってあるのだなぁと。


(5)『タクシードライバー』(76…トップ画像)

イケてない主人公が、イケてるヒロインを振ってしまった。

痛快!!


(6)『ターミネーター』(84)

嵐がやってくることを知ったうえで、敢えて嵐の方向へと車を走らせるヒロイン。

続編を示唆するエンディングとして、最高の部類に入るものでしょう。


(7)『カッコーの巣の上で』(75)

なんもいえねぇ。




(8)『トレインスポッティング』(96)

冒頭であれだけコケにしていた「一般的な幸福」を欲し、悪友を裏切る主人公。




(9)『シェーン』(53)

ベタだが、これを外すわけにはいかない。


(10)『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(85)



たとえ続編が制作されなかったとしても、それはそれ。これはこれ。

これほどワクワクする、想像力をかきたててくれるエンディングって、そうそうないよ。

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明日のコラムは・・・

『そこんとこ、よろしく。』
コメント (1)
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