64年11月27日生まれ・55歳。
東京出身。
公式ブログ
子役からスタートして10代で借金を抱え、いろいろやって返済したのにまた借金を抱え、そのあいだに歌が大ヒットしたりして、まさにジェットコースターのような芸能人生。
バラエティ番組に進出し『ロンドンハーツ』(テレビ朝日)で毒を吐く姿は自分にとっては面白かったけれども、やはり反感も買って。
しかしあれほど尖って尖って尖っていたのに、いつの間にか丸くなっていて、ニュースになるのはお母様の介護であったり芸能界を休業し農作物を育てていることであったり。
ヒトコトで片付けるのは失礼かもしれませんが、杉田かおる(すぎた・かおる)さん、面白いと思います。
自分より上の世代のひとたちは「あのチー坊が…」、そして自分世代は「あの十五歳の母が…」なのでしょうね。
※きっちり役名まで覚えてますよ、浅井雪乃ちゃん
<経歴>
日本放送協会学園高等学校(NHK学園高等学校)卒業。
幼少のころに「劇団若草」に入団、
実質的なデビュー作は、7歳のときに出演した『パパと呼ばないで』(72、日本テレビ)。
家の事情もあったのでしょう、アイドルとして売り出すために個人事務所を立ち上げるも頓挫、借金を抱えたために女優業を再開したといわれています。
そして79年、『3年B組金八先生』第1シーズン(TBS)でクラスメイト鶴見慎吾との子どもを宿してしまう15歳を熱演する。
80年、『池中玄太80キロ』(日本テレビ)に出演、挿入歌『鳥の詩』が大ヒットする。
順風満帆と思いきや、事務所とトラブルが生じ再び借金生活へ。
なんですかね、この、進んで波風立たせてしまう体質は。
さらにいえば、それら借金をきちんと完済しているのもすごい!!
映画俳優デビューは、いろんなことがあったのち81年のこと。
『青春の門』『青春の門 自立篇』(82)と連続出演し、ヌードを披露したり、このころ盛んにグラビアをやっていたのも、つまりは返済中だったということなのでしょう。
『男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎』(83)、
しかし20代真ん中ころに今度は父親の借金を背負うことに。
ここまでくると、笑うほかありません。
そこそこのキャリアを築けるほどの演技力の持ち主であるにもかかわらず、一時停止が多過ぎるのですよね。
また、その度にハダカになっているところが、なんというか強いな! と思います。
前述のとおりなので、映画のキャリアは細切れです。
点が、線になっていない感じと申しましょうか。
『DEAD OR ALIVE 犯罪者』(99)、
『ON AIR』(2002)、『レイクサイド マーダーケース』(2005)、『大奥』(2006)、『映画 クロサギ』(2008)、
『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』(2013)、『マンゴーと赤い車椅子』(2015)、『俳優 亀岡拓次』(2016)、そして最新作が『バケツと僕!』(2018)。
細切れとはいえ、そして主演ではないとはいえ、
三池さんだったり青山真治だったり、映画好きのする監督に起用されるっていうことは、映画女優として面白い人材なのだと思います。
結論。
もっともっと映画に出てほしいのです、半生を活かした強烈なキャラクターで。
日本版『シリアルママ』みたいなね!!
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『にっぽん女優列伝(156)杉村春子』
東京出身。
公式ブログ
子役からスタートして10代で借金を抱え、いろいろやって返済したのにまた借金を抱え、そのあいだに歌が大ヒットしたりして、まさにジェットコースターのような芸能人生。
バラエティ番組に進出し『ロンドンハーツ』(テレビ朝日)で毒を吐く姿は自分にとっては面白かったけれども、やはり反感も買って。
しかしあれほど尖って尖って尖っていたのに、いつの間にか丸くなっていて、ニュースになるのはお母様の介護であったり芸能界を休業し農作物を育てていることであったり。
ヒトコトで片付けるのは失礼かもしれませんが、杉田かおる(すぎた・かおる)さん、面白いと思います。
自分より上の世代のひとたちは「あのチー坊が…」、そして自分世代は「あの十五歳の母が…」なのでしょうね。
※きっちり役名まで覚えてますよ、浅井雪乃ちゃん
<経歴>
日本放送協会学園高等学校(NHK学園高等学校)卒業。
幼少のころに「劇団若草」に入団、
実質的なデビュー作は、7歳のときに出演した『パパと呼ばないで』(72、日本テレビ)。
家の事情もあったのでしょう、アイドルとして売り出すために個人事務所を立ち上げるも頓挫、借金を抱えたために女優業を再開したといわれています。
そして79年、『3年B組金八先生』第1シーズン(TBS)でクラスメイト鶴見慎吾との子どもを宿してしまう15歳を熱演する。
80年、『池中玄太80キロ』(日本テレビ)に出演、挿入歌『鳥の詩』が大ヒットする。
順風満帆と思いきや、事務所とトラブルが生じ再び借金生活へ。
なんですかね、この、進んで波風立たせてしまう体質は。
さらにいえば、それら借金をきちんと完済しているのもすごい!!
映画俳優デビューは、いろんなことがあったのち81年のこと。
『青春の門』『青春の門 自立篇』(82)と連続出演し、ヌードを披露したり、このころ盛んにグラビアをやっていたのも、つまりは返済中だったということなのでしょう。
『男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎』(83)、
しかし20代真ん中ころに今度は父親の借金を背負うことに。
ここまでくると、笑うほかありません。
そこそこのキャリアを築けるほどの演技力の持ち主であるにもかかわらず、一時停止が多過ぎるのですよね。
また、その度にハダカになっているところが、なんというか強いな! と思います。
前述のとおりなので、映画のキャリアは細切れです。
点が、線になっていない感じと申しましょうか。
『DEAD OR ALIVE 犯罪者』(99)、
『ON AIR』(2002)、『レイクサイド マーダーケース』(2005)、『大奥』(2006)、『映画 クロサギ』(2008)、
『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』(2013)、『マンゴーと赤い車椅子』(2015)、『俳優 亀岡拓次』(2016)、そして最新作が『バケツと僕!』(2018)。
細切れとはいえ、そして主演ではないとはいえ、
三池さんだったり青山真治だったり、映画好きのする監督に起用されるっていうことは、映画女優として面白い人材なのだと思います。
結論。
もっともっと映画に出てほしいのです、半生を活かした強烈なキャラクターで。
日本版『シリアルママ』みたいなね!!
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明日のコラムは・・・
『にっぽん女優列伝(156)杉村春子』