Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(311)

2019-12-16 00:10:00 | コラム
りぶー「と」→「と」らいすたーぴくちゃーず

トライスター(TRY-STAR:現トライスター・ピクチャーズ=ソニー・ピクチャーズ傘下)は、とくに80年代後半~90年代にヒット作を量産したコロンビア映画の子会社。

角のないユニコーンというのか、
翼の生えたお馬さんというのか、



同じ動物系でいうとMGMがあるけれど、



世代的にトライスターっち(まっき~命名)のほうに親近感があるかな~。


設立第1作目は、バリー・レビンソンが監督しロバート・レッドフォードが主演した野球映画『ナチュラル』(84)。



後味サイコーの映画だと思う、とくにホームランが照明に当たって「火花が花火のように見える」シーンが美しい。


以降、80年代は「超のつかない大作」というか、
スター俳優に渋い俳優を共演させたりして、いわゆるジャンル映画の定型を取りながら新味を加えるという手法で映画ファンから支持を集めていく。

『スペースバンパイア』(85)
『ランボー/怒りの脱出』(85)
『ラビリンス/魔王の迷宮』(86)
『ヒッチャー』(86)
『バトルランナー』(87)
『マグノリアの花たち』(89)
『ロックアップ』(89)




90年代に入ると興行成績がグンと伸び、それに伴い超大作主義へと舵を切っていく。
批判ではないよ、中身のある大作が多かったので。

『わが心のボルチモア』(90)
『トータル・リコール』(90)
『フィッシャー・キング』(91)
『ターミネーター2』(91)
『氷の微笑』(92)

『フィラデルフィア』(93)


『クリフハンガー』(93)
『めぐり逢えたら』(93)
『ザ・エージェント』(96)
『フェイク』(97)

ただ2000年代に入ると失速。
というのも企業としての再編やらなにやらがあって、創り手たちが思うように制作に取りかかれなかったという事情があった。
(失速と比例するかのように、バリー・レビンソンの元気がなくなったのが残念!!)

後期にやっと立て直しの策が図られ・・・

『サイレントヒル』(2006)
『88ミニッツ』(2007)
『第9地区』(2009)
『LOOPER/ルーパー』(2012)
『ザ・ウォーク』(2015)

などを制作したと。


この流れで、レビンソン監督も復活してくれないかな!!


あすのしりとりは・・・
とらいすたーぴくちゃー「ず」→「ず」ー。

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明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(312)』
コメント
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