Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

ジョシボウズ

2021-08-29 00:10:00 | コラム
勤務先にひとり、坊主の女性工員が居る。

20代前半、
坊主の時期があった、あるいは役作りのために坊主にしていた有名人は知っているが、日常生活で坊主女子と知り合いになったのは47年生きてきても、これで「やっと」3人目。

彼女は頭の形がよいので、坊主がとっても似合っている。
そう、坊主の良し悪しは「頭の形がすべて」なのだった。

しかし。
なんとなくだが、みんな「そのこと」には触れないようにしているっぽい。

その気持ちも分かる。
たとえば持病とか、なんらかの事情を抱えている場合もあるのだから。

性別が変わるだけで、坊主もデリケートな問題が生じてくるわけだ。

みんな遠慮しているので、坊主仲間の自分だけがズケズケと。

「自分でバリカンで?」
「いえ、1000円カットのお店です」
「1000円は安いんだけど、それでももったいないと思うよ」
「自分で出来ます?」
「極端な不器用じゃなければね、風呂場と鏡さえあれば出来るよ。あとは、もちろんバリカン」

数週間後―バリカン入れたばかりと思われる彼女の姿があったので、

「おっ、自分でやってみた?」
「(笑う)きょうはお店で。でも、そうだよなぁと思って、その帰りにバリカン買いました」

聞けば、「なんとなくやってみた」に過ぎないらしい。
とくに女性が遠慮して聞いてこないらしく、ズケズケ入ってきた自分の態度が「うれしかった」という。

ホッとしたぜ。

遠慮ばかりしていると、築けない人間関係ってあるよね。
(ぶち壊しちゃう無遠慮も、あるにはあるけれど(^^;)




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明日のコラムは・・・

『映画スタッフ別10傑(28)前田米造』
コメント (2)
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