71年12月17日生まれ・49歳。
福岡出身。
公式プロフィール
『11PM』(日本テレビ)の後続番組『EXテレビ』で、こんな場面がありました。
キューブリックの怪作『時計じかけのオレンジ』(71)のセルビデオが日本で発売されるというニュースから予告編を流し、そのあと司会の三宅裕司がゲストの牧瀬里穂(まきせ・りほ)さんに、
「どうですかこの映像?」
「………ん~、すごいですね」
いや三宅さん、フレッシュなアイドル女優として売り出し中の牧瀬さんに、その振りは酷でしょう(^^;)
五輪直前に演出を降りたミュージシャンが居ましたが、そう、彼が問題発言をしたといわれるあの時代、あの時代です。
あの時代、日本映画ははっきりいって「からっぽ」でした。
映画だけでなく、アイドル業界もスター不在で、そんなときに出現したのが牧瀬さんだったのです。
※それから時間が経ってのショットですが
からっぽの時代にあって、ひとり気を吐いていたのが相米慎二監督。
牧瀬さんは相米さんに起用され、一躍「ときのひと」に。
ちょっと大袈裟に過ぎるかもしれませんが、牧瀬さんが映画界・アイドル界の希望的存在に祀り上げられたのでした。
<経歴>
旦那はファッションプロデューサーNIGO。
「ミスビタミンC ハイシーガールコンテスト」(武田薬品工業主催)でグランプリに輝き、芸能界デビューを飾る。
このCM!
89年12月、JR東海「クリスマス・エクスプレス」CMで大人気に。
映画俳優デビュー作は、90年の相米監督作『東京上空いらっしゃいませ』。
共演に中井貴一、笑福亭鶴瓶。
いちどは死んだヒロインが地上に戻って奮闘するさまを描くファンタジーで、演技はともかく、牧瀬さんの魅力が炸裂した快作です。
(あれ、田中麗奈の章でもこんなようなこと書いた気が(^^;))
吉本ばななの人気小説を市川準が映像化した『つぐみ』(90)、
※これが代表作かと
「沖田総司が女だったら!?」という、つかこうへい原作の『幕末純情伝』(91)、
野口英世の半生を描いた『遠き落日』(92)、『四姉妹物語』(94)、『男はつらいよ 拝啓車寅次郎様』(95)、『宮澤賢治 その愛』(96)、『卓球温泉』(98)…と、たしかに90年代前半は牧瀬さんの時代だったのですが、後半になると映画界・アイドル界ともゆっくり息を吹き返し始め、まるで役目を終えたかのように露出が少なくなっていきました。
とはいえ、もちろん消えたわけではありません。
異様ともいえたスピードを、通常モードに変えただけ、、、といえるかもしれません。
ただ絶頂期と比較すると、良作には出演するものの、急激に目立たなくなった感は否めませんが。
(短期でしたが、留学をしたのも露出が減った理由ではあります)
阪本順治の傑作『顔』(2000)、北村薫の人気小説を映画化した『ターン』(2001)、『星に願いを。』(2003)、黒木和雄による戦争レクイエム三部作の2作目『美しい夏キリシマ』(2003)、『ジャンプ』(2004)、『娘道成寺~蛇炎の恋』(2004)、
現時点における最新作が、地元福岡の観光映画『福岡・天神時間旅行』(2013)であると。
49歳、自分より、ほんのちょっと上なんですね。
たぶんNIGOさんとよろしくやっているとは思うのですけれど、もうちょっと活躍が見たいかもです。。。
次回のにっぽん女優列伝は、松たか子さんから。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『忘れていた―わけではないけれど。。。』
福岡出身。
公式プロフィール
『11PM』(日本テレビ)の後続番組『EXテレビ』で、こんな場面がありました。
キューブリックの怪作『時計じかけのオレンジ』(71)のセルビデオが日本で発売されるというニュースから予告編を流し、そのあと司会の三宅裕司がゲストの牧瀬里穂(まきせ・りほ)さんに、
「どうですかこの映像?」
「………ん~、すごいですね」
いや三宅さん、フレッシュなアイドル女優として売り出し中の牧瀬さんに、その振りは酷でしょう(^^;)
五輪直前に演出を降りたミュージシャンが居ましたが、そう、彼が問題発言をしたといわれるあの時代、あの時代です。
あの時代、日本映画ははっきりいって「からっぽ」でした。
映画だけでなく、アイドル業界もスター不在で、そんなときに出現したのが牧瀬さんだったのです。
※それから時間が経ってのショットですが
からっぽの時代にあって、ひとり気を吐いていたのが相米慎二監督。
牧瀬さんは相米さんに起用され、一躍「ときのひと」に。
ちょっと大袈裟に過ぎるかもしれませんが、牧瀬さんが映画界・アイドル界の希望的存在に祀り上げられたのでした。
<経歴>
旦那はファッションプロデューサーNIGO。
「ミスビタミンC ハイシーガールコンテスト」(武田薬品工業主催)でグランプリに輝き、芸能界デビューを飾る。
このCM!
89年12月、JR東海「クリスマス・エクスプレス」CMで大人気に。
映画俳優デビュー作は、90年の相米監督作『東京上空いらっしゃいませ』。
共演に中井貴一、笑福亭鶴瓶。
いちどは死んだヒロインが地上に戻って奮闘するさまを描くファンタジーで、演技はともかく、牧瀬さんの魅力が炸裂した快作です。
(あれ、田中麗奈の章でもこんなようなこと書いた気が(^^;))
吉本ばななの人気小説を市川準が映像化した『つぐみ』(90)、
※これが代表作かと
「沖田総司が女だったら!?」という、つかこうへい原作の『幕末純情伝』(91)、
野口英世の半生を描いた『遠き落日』(92)、『四姉妹物語』(94)、『男はつらいよ 拝啓車寅次郎様』(95)、『宮澤賢治 その愛』(96)、『卓球温泉』(98)…と、たしかに90年代前半は牧瀬さんの時代だったのですが、後半になると映画界・アイドル界ともゆっくり息を吹き返し始め、まるで役目を終えたかのように露出が少なくなっていきました。
とはいえ、もちろん消えたわけではありません。
異様ともいえたスピードを、通常モードに変えただけ、、、といえるかもしれません。
ただ絶頂期と比較すると、良作には出演するものの、急激に目立たなくなった感は否めませんが。
(短期でしたが、留学をしたのも露出が減った理由ではあります)
阪本順治の傑作『顔』(2000)、北村薫の人気小説を映画化した『ターン』(2001)、『星に願いを。』(2003)、黒木和雄による戦争レクイエム三部作の2作目『美しい夏キリシマ』(2003)、『ジャンプ』(2004)、『娘道成寺~蛇炎の恋』(2004)、
現時点における最新作が、地元福岡の観光映画『福岡・天神時間旅行』(2013)であると。
49歳、自分より、ほんのちょっと上なんですね。
たぶんNIGOさんとよろしくやっているとは思うのですけれど、もうちょっと活躍が見たいかもです。。。
次回のにっぽん女優列伝は、松たか子さんから。
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明日のコラムは・・・
『忘れていた―わけではないけれど。。。』