ずびぐにぇふつぃぶるす「き」→「き」ーぱーそん
「key person」とは、ことばのとおりで「鍵となるひと」を指す。
物語のなかで「出ずっぱり」のキャラクターがキーパーソンであることも「ないことはない」が、印象としては、むしろ「ほぼ出てこない」キャラクターこそ「それっぽい」というかね。
真っ先に浮かぶのが、『ユージュアル・サスペクツ』(95)のカイザー・ソゼ。
みながソゼのエピソードを話し、怖がったりするだけで、ソゼ本人はラストに「ちょろっと」出てくるだけ。
(厳密には、出ずっぱりか! もうネタバレ!!)
「名前」としては各キャラクターがそれぞれ連呼するものの、まったく出てこないケースもある。
『桐島、部活やめるってよ』(2012)の、桐島くん。
どんだけイケメンで、スポーツが出来て、影響を与える人物なんだよ、くそ!笑
自分、こういう作劇が大好き。
50年代に発表されたサミュエル・ベケットの戯曲『ゴドーを待ちながら』が、この作劇の古典というか。
ふたりのキャラクターが、ただひたすら「ゴドー」という人物を待ちつづけるという不条理劇。
自分は、劇団東京乾電池が展開した舞台(柄本佑×柄本時生)を観た経験あり。
なーーーーーんにも起こらない物語なのに、ぜんぜん飽きないのだよね。
声はたっぷり聞かせるのに、やっぱり出てこないに等しいキャラクターとしては、『リリイ・シュシュのすべて』(2001)のリリイ・シュシュも印象に残る。
また、出てくるには出てくるけれど、謎めいた扱いがキーパーソン的という意味では、『AKIRA』(88)のアキラとか。
観ていないひとは、バイクに向かう少年・金田がアキラだと思っちゃうもんね。
キーパーソンをどう描くのか―これもまた、物語と向き合う際の「おとなな楽しみ」のひとつなのでした。。。
次回のしりとりは・・・
きーぱー「そん」→「そん」とく。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『お楽しみはこれからだ^^』
「key person」とは、ことばのとおりで「鍵となるひと」を指す。
物語のなかで「出ずっぱり」のキャラクターがキーパーソンであることも「ないことはない」が、印象としては、むしろ「ほぼ出てこない」キャラクターこそ「それっぽい」というかね。
真っ先に浮かぶのが、『ユージュアル・サスペクツ』(95)のカイザー・ソゼ。
みながソゼのエピソードを話し、怖がったりするだけで、ソゼ本人はラストに「ちょろっと」出てくるだけ。
(厳密には、出ずっぱりか! もうネタバレ!!)
「名前」としては各キャラクターがそれぞれ連呼するものの、まったく出てこないケースもある。
『桐島、部活やめるってよ』(2012)の、桐島くん。
どんだけイケメンで、スポーツが出来て、影響を与える人物なんだよ、くそ!笑
自分、こういう作劇が大好き。
50年代に発表されたサミュエル・ベケットの戯曲『ゴドーを待ちながら』が、この作劇の古典というか。
ふたりのキャラクターが、ただひたすら「ゴドー」という人物を待ちつづけるという不条理劇。
自分は、劇団東京乾電池が展開した舞台(柄本佑×柄本時生)を観た経験あり。
なーーーーーんにも起こらない物語なのに、ぜんぜん飽きないのだよね。
声はたっぷり聞かせるのに、やっぱり出てこないに等しいキャラクターとしては、『リリイ・シュシュのすべて』(2001)のリリイ・シュシュも印象に残る。
また、出てくるには出てくるけれど、謎めいた扱いがキーパーソン的という意味では、『AKIRA』(88)のアキラとか。
観ていないひとは、バイクに向かう少年・金田がアキラだと思っちゃうもんね。
キーパーソンをどう描くのか―これもまた、物語と向き合う際の「おとなな楽しみ」のひとつなのでした。。。
次回のしりとりは・・・
きーぱー「そん」→「そん」とく。
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明日のコラムは・・・
『お楽しみはこれからだ^^』