Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

おつかれウィリス

2022-04-14 00:10:00 | コラム
ブルース・ウィリスが失語症を理由に俳優業を引退すると公表、
67歳、まだ早い気もするが、ボクシング村田くんじゃないけれど「無事にリングをおりる」「無事にスクリーンから去る」選択も美しいものだからね~。

90年代前半は「ウィルス」と誤表記されたりもしたが、
「ほぼスキンヘッド化」してからは迫力も増し、監督にも恵まれてアクション映画以外でも活躍、スターらしいキャリアを築いてきた。

多くの未公開作があるため、どれが引退作になるか不明。
とりあえずきょうは、現時点における5傑を展開してみたい。


『12モンキーズ』(95)

テリー・ギリアムが仕掛けたディストピアの世界観に、ウィリスがぴたりとハマった。
麗しのマデリーン・ストーが、結末の哀しみを際立たせるほどにうつくしい。

この映画が、ウィリスの最高傑作だと思う。



『ダイハード』(88)

説明不要、誰が観ても面白いアクション映画の最高峰。

「ダイ」と「ハード」のあいだにある「・」が映画のスピード感を損なうと感じる自分は、あえて「なしの表記」にしています。あしからず。


『シックス・センス』(99)

シャマランの発見と同時に、「静」の演技が出来るという発見のあった会心作。



『デス・ウィッシュ』(2018)

チャールズ・ブロンソンの人気作『狼よさらば』(74)を、ホラー監督として定評のあるイーライ・ロスがリメイク。
この監督起用は吉と出たと思います。



『パルプ・フィクション』(94)

俳優としての大きな分岐点。
煙草にチョッパーにボクシングに日本刀、小道具すべてがウィリスにぴったりで最高だった。


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明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(411)』
コメント (8)
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